A journey to the stars | 愛は限りなく ~DIO, COME TI AMO~

愛は限りなく ~DIO, COME TI AMO~

一粒の雨にさえ心揺れることもある。いつもどんな時も心閉ざさずに…。

『紅白歌合戦』とくれば、レコード大賞にも触れずにはおけません。

ほんの少しの時間ですが、久しぶりに『第51回輝く!日本レコード大賞』見ました。

昔は紅白と同じく大晦日の放送だったのが、今はその一日前12/30に変わっています。


番組では、過去の受賞曲(大賞以外の各賞も含む)が流れました。

その中で最も感動したのはゴダイゴです。

“銀河鉄道999”を生で演奏しましたが、当時と同じく驚いた。

あの英語詞の下り!


The galaxy express 999

Will take you on a journey

A never ending journey

A journey to the stars


信じられないくらいすらすらと歌う姿には感動した。

あの速さで歌える人は、今もそう多くはいないでしょう。

ちょうど字幕が出ていたので余計にそう感じました。

最後の♪A journey to the stars♪まで辿りつけない…というか、瞬間風速でここに来てしまう(>_<)。

タケカワユキヒデさんはやはり凄い!


日本語詞の部分もこの人独特の発音が印象に残ります。

決して日本語を英語風に発音している訳ではないのに、邦楽のポップスとはかけ離れたセンスを感じる。

どちらかと言えば同曲は風変わりなメロディでしょ?

それなのに難しさやとっつきにくさを感じさせないのが不思議。

今聴いても元気が出る曲の一つです。


さてレコード大賞の話題を出すと、やっぱり沢田研二さんでしょう。

77年(第19回)に大賞を取った“勝手にしやがれ”は、今さら説明不要ですよね(^_-)。

私の中ではそれに加えて、“時の過ぎゆくままに”大賞受賞曲と思いがちです(今も)。

しかし、75年(第17回)布施明さん“シクラメンのかほり”で受賞しました。

うーん、こちらも名曲には違いありませんが、“時の過ぎゆくままに”の印象の方がどうしても強いです。

まあ、両曲とも75年を代表する作品には間違いないと思います。


勘違いで言えば、佐良直美さん“世界は二人のために”大賞獲得曲に思えますが、実は新人賞(67年第9回)だったんですね。

当時、新人歌手には大賞の資格はなかった?

しかし、佐良さんは“いいじゃないの幸せならば”69年(第11回)の大賞を受賞しています。

つまり、新人賞大賞の両方を獲得していることになります。

これはこれで凄いと思います。

また、賞云々を別にしても、この2作品は歴史に残る名作でしょう。


70年代からずっと司会をされていた高橋圭三さん語りも、番組にはなくてはならない存在でした。

楽曲には年度によって想い入れの違いは当然ありますが、高橋さんの声を聴き、毎年「ああ、今年もこれで幕を閉じるんだ」としみじみ感じたものです。


Ballade/布施明
¥3,000
Amazon.co.jp


カヴァー集で、“時の過ぎゆくままに”も取り上げています。

しかし同曲を含め不自然な歌い方が随所に見られ、戸惑う部分も…。




Ibaraqui, le 12 janvier 2010