モダン金継ぎ【グルー継ぎ】はありのままの姿を認めて大切にするハンドメイド

モダン金継ぎ【グルー継ぎ】はありのままの姿を認めて大切にするハンドメイド

ハンドメイドだからできる、暮らしの中から楽しみながら持続可能な社会を実現すること。
無理するのではなくて、頑張るのでもなくて、ゆるく、楽しく、それでいて、ちゃんと未来の子供達に今よりもっと良い社会を残したいと考えるためのブログです。


競わなくても成功できるビジネスモデルを構築し、
多くの人に喜ばれる仕事をしながら、時間とお金を自由に使い、社会貢献できる女性を増やしています。



専業主婦を45歳で引退し、専業主婦時代に培ったスキルとコミュニケーション能力、バランス感覚と人脈を使い起業。


・女性が得意なことで社会貢献ができる社会を作る。
・ハンドワークの商品が価値ある逸品と認めてもらえる文化を作る。
・同業者はライバルではなく共に高め合う相手として認めあえる環境作り
上記を実現する為に信念と理念のもと、3つの柱となるビジネスモデルを作る。


▶ハンドワークの認定講師制度の仕組み 女性が得意なことで仕事をし、社会貢献ができるビジネスモデル。
▶講師がオリジナル商品を生み出す仕組み 講師自身のレッスンを商品化するビジネスモデル
▶講師業から講師育成業となる仕組み 独自のスキルアップコースを制作しビジネス展開をするビジネスモデル


上記3本の大きなビジネスモデルを広め起業をする女性の支援育成をしております。


  • 人生が二度ときめく
    主婦社長のすすめ
  • 山岡まさえ 著
  • 株式会社マガジンランド 本体1,296円+税(税込1,400円)
  • ISBN-13:978-4-86546-213-5 C0036
  • ビジネスも、子育てと同じように育てていくもの。
    今は子育て中で動けないママ、子育ての終盤を迎え自分の在り方を模索している女性に向けて、主婦として、母として、妻として、女性として、人間として、その時、その時を丁寧に暮らすことがビジネス能力を高める、経営者スキルにつながることを伝える本です。


 なぜグルー継ぎを生み出したのか?


久々に真面目に
なぜグルー継ぎを作り、広めたいと考えているのか?
を文章にまとめてみました。
長いですが、読んでくださると嬉しいです。

1. 廃棄物の削減

日本では、年間約4400万トンの家庭からの廃棄物が発生しています。そのうち、家庭で発生する食器類や家庭用品は約1%と推定されます。つまり、約44万トンの食器や家庭用品が毎年捨てられていると考えられます。

もしグルー継ぎの技術が広まり、そのうちの10%が修復され再利用された場合、約4.4万トンの廃棄物削減が期待できます。これは、1年間で約440万個の食器や家庭用品を救うことになります。

2. 資源の節約

食器や日用品を作るためには、素材となるガラス、陶器、プラスチックなどの資源が必要です。例えば、陶器1キログラムを製造するためには、約2キログラムの天然資源(粘土や鉱物など)が消費されます。仮に1年で4.4万トンの廃棄物が修復されると、少なくとも8.8万トンの天然資源が節約されます。

3. CO2排出量の削減

食器や日用品を製造する過程で、陶器の場合、1キログラムあたり平均約2キログラムのCO2が排出されます。もし廃棄予定の食器や物が修復されて再利用されると、製造にかかるCO2排出を防ぐことができます。仮に年間4.4万トンの廃棄物を修復すると、約8.8万トンのCO2排出が削減される計算です。

これは、約1.8万台の乗用車が1年間で排出するCO2に相当します。

4. 持続可能な社会への移行

グルー継ぎのような技術が広まることで、壊れた物を修復して使い続ける「循環型社会」の実現が進みます。これにより、以下のような社会的効果が期待できます。

•資源の効率的利用:天然資源の消費を減らし、持続可能な資源管理が可能になる。
•ゴミ処理費用の削減:自治体のゴミ処理コストが削減され、社会全体の経済負担が軽減される。
•環境教育の促進:修復文化が広がることで、人々が物を大切にする意識が高まり、環境保護の意識が広まる。

5. 社会的インパクト

グルー継ぎのような技術が浸透すれば、修理文化が見直され、壊れたものを捨てるのではなく、「直して使い続ける」という価値観が広がります。これにより、生活の中で物を大切にする意識が高まり、消費社会から持続可能な社会へと移行する一助となります。

上記の理由で、私は手軽に自分たちで修復することができるグルー継ぎを作り広めています。
これは、金継ぎでは、難しいのです。ハードルが高すぎる。
金継ぎが良いとか、悪いとか、グルー継ぎが良いとか、悪いとか、そんなことではなく、
目指す未来があるから、作り広めています。

「グルー継ぎ」は、簡単に言えば現代版の金継ぎ。
壊れた陶器を修復して長く使い続ける、新しい修復技術です。私はこのグルー継ぎを広めるために日々努力しています。

使い捨ての文化を見直し、大切な器を長く使い続ける、エコでサステナブルな暮らしを提案しています。日本には昔から伝わる「本金継ぎ」がありますが、私が提案するグルー継ぎは、全く異なるアプローチです。

しかし、時々「本金継ぎが本道で、グルー継ぎは邪道」という意見を聞くことがあります。以前はその意見を受け入れていましたが、最近になって少し違和感を感じるようになりました。

壊れたものを修復して大切に使うという点では、本金継ぎもグルー継ぎも同じです。それぞれに良い点と欠点があり、どちらが「正しい」かという議論は無意味だと思います。古いものには古いものの良さがあり、新しいものには新しいものの価値がある。それが進化というものです。

本物と偽物、本道と邪道という対立構造で捉えるのはもうやめませんか?新しい技術やアプローチが古いものを否定するわけではなく、ただ違う視点からの選択肢を提供しているだけです。

ふぅーーー、ちょっとスッキリしました!(笑)




お盆休みは、早々にお互いの家のお墓参りを済ませたので、後半は家でゆっくり過ごしました。

時間は充分にあったので、最近ずっと続けている

ミニマムな暮らしの準備をすることに。


実は、8年前にヴィトンのトランクを買いました。


ブランドの中で一番大きくて収納力のあるトランクです。


起業5年目で、コツコツ毎月5万円ずつ貯金して貯めたお金で買いました。

その理由は‥


最後はこのトランクの中に

収まるだけの暮らし方をする。


と決めていたからです。


服も靴も鞄も食器も大切なものも

全てをこのトランクに収納できる量にする。


考えてみれば、人ひとりに必要なものは、それほど多くありません。

工夫次第で少しのもので暮らしていけます。


荷物が少なくて身軽になると、心も軽くなり、

暮らしに関する些細なことは、気にならなくなるはず。


お互いの両親をみおくった経験から、

なんだかんだ言っても、子供達の世話にはなる。

(親のことを無視できるような子供達ではないから)

ならば、できるだけ負担のかからないように

身軽な生き方を目指したいと思うようになりました。


私は、家に執着することもないので、

身軽ならば、いつでもどこでも動ける。


トランクひとつだけの暮らし

準備は着々と進んでいます。


今は、息子たちが来た時用の客布団2セットが収納されています。

かなりの収納量なのです。


今回記事を書くために公式HPでトランクの値段を見てみたら

なんと、3倍近い値段になってました!

恐ろしい。




グルー継ぎと漆を使った金継ぎの違い

を、チャットGPTに聞いてみたらこんな答えが返ってきました

 

 

グルー継ぎと漆を使った金継ぎは、どちらも割れたり欠けたりした陶器や磁器を修復する技術ですが、使用する材料やプロセス、目的においていくつかの違いがあります。

1. 材料の違い

  • グルー継ぎ:
    グルー継ぎでは、wGlueという現代的な接着剤を使用します。wGlueは、安全で取り扱いが容易な材料で、28色(うち金色1色)のカラーバリエーションがあり、色を混ぜ合わせることで無限の色を作り出すことができます。wGlueは透明ではなく、接着剤自体に色がついているため、修復部分に独自のデザインを加えることができます。なお、金粉やカラーパウダーは、人体に有害な成分を含む可能性があるため使用しません。

  • 漆を使った金継ぎ:
    金継ぎでは、伝統的に「漆」という天然の樹液を使って接着や補修を行います。漆は乾燥に時間がかかり、特定の湿度と温度が必要です。また、漆にアレルギー反応を示す人がいるため、取り扱いには注意が必要です。最終的に、接着部分に金粉や銀粉を施して仕上げることが一般的です。

2. 修復プロセスの違い

  • グルー継ぎ:
    グルー継ぎは、ある程度硬化するまで約2時間、完全に固まるまで約24時間を要します。この時間内に、納得がいくまで丁寧に修復作業を行うことができます。wGlueは高い強度を持っているため、補強材を使用する必要がありません。

  • 漆を使った金継ぎ:
    金継ぎは、複数の工程を経て時間をかけて行われます。まず漆を使って割れた部分を接着し、その後、何度も漆を重ねて乾燥させます。最後に金粉や銀粉で装飾を施し、伝統的な美しさを引き出します。このプロセスは時間がかかり、手間もかかりますが、その分、芸術性の高い仕上がりになります。

3. 仕上がりの違い

  • グルー継ぎ:
    wGlueは、カラーバリエーションが豊富で、独自のデザインを作り出すことが可能です。特に金色を用いた仕上げが人気ですが、27色の他のカラーも組み合わせることで、オリジナルの作品を楽しむことができます。

  • 漆を使った金継ぎ:
    漆と金粉による仕上げは、伝統的で高級感のある見た目を持ちます。特に日本の伝統工芸としての価値が高く、修復された器は唯一無二の芸術品として評価されます。

4. 使用目的と適応

  • グルー継ぎ:
    グルー継ぎは、誰でも手軽に行える修復技術として、家庭や初心者にも向いています。また、素材が現代的であるため、実用性とデザイン性を兼ね備えた修復が可能です。

  • 漆を使った金継ぎ:
    金継ぎは、伝統的な技術を学びたい人や、より芸術性の高い修復を目指す人に適しています。特に、歴史的価値のある器や特別な意味を持つ陶器の修復に向いています。

まとめ

グルー継ぎは手軽で現代的な修復技術であり、豊富なカラーバリエーションを使って自分だけのデザインを楽しむことができます。一方、漆を使った金継ぎは、伝統的で芸術性の高い技術であり、手間と時間をかけた修復が求められます。どちらも修復する物の価値や目的に応じて選ぶことができます。

 

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15年前、ラミネートデコの教室をしていた頃、すでにハンドメイドを仕事にするためのセミナーを行っていました。その時ちょうど、グルーデコ®︎を考え始めたところで、まずはそのセミナーの受講者の方々に優先的に紹介しました

「とても良い、ハンドメイドを仕事にする仕組みを考えたので、誰よりも先に始めてみませんか?」と声をかけたのですが、スワロフスキーという素材は同じでも、ラミネートデコとは全く違う内容のハンドメイドだったため、あまり良い反応は得られず、結局、その方々はグルーデコ®︎を始めることはなく、その後、全体的にリリースし、現在の状況に至っています

今もなんとなく同じような状況です。扱う素材はwGlueという同じものですが、全く新しいハンドメイドをスタートし、まずはグルーデコ講師の方々に優先して始めてもらえるように環境を整えました

しかし、求められているのは、グルーデコ講師の方々よりも、むしろそうでない方々のようです。

グルーデコ®︎の時と同じように、内にこもらず、外の世界にも目を向け、新しい仲間を迎え、この素晴らしいサスティナブルなハンドメイドを広めていきたいと思っています。