たぶん最年少記録 | デジモデ〈Digital Modeling〉

たぶん最年少記録

小学校5年生。
ってことは1998年生まれ。
Windows98とか初代iMacが発売された年です。
つまりですね、生まれたときからドリキャスとかあった世代なんですよ!
TVではとっくにぷっすまが流れてたよーな世代なんですよ!
そんな彼から問い合わせがきたのは夏頃でした。

「フィギュアに持たせる武器を作りたいんですけど、どうすればいいですか。」

彼はとあるFPS(一人称視点シューティングゲーム)に凝っていて、
市販のフィギュアにパテを盛ってゲーム内の自分のキャラクターを再現していたのですが、どうしても肝心の武器が作れなかったのです。

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こんな感じでネット上で戦うゲームで

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彼がフィギュアに持たせたい武器は手前のひとが担いでるRPGというもの

聞いたフィギュアのサイズから考えるとRPGの大きさはタバコ1本よりちょい長い程度。
彼の造形技術は年齢を考えればたいしたものでしたが、やはりそのサイズでカッチリとした銃器をフルスクラッチするには無理がありました。

そこで立体出力に目を付けたわけですが、3DCADは全く触ったこともなく、どうしていいか見当もつかないというわけです。

それから約4ヶ月たったある日。
正直すっかり忘却していましたが、彼はその間もがんばっていて、お金を貯めたのでもっと詳しく教えてくれとの連絡がきたのです。

電車で1時間かけて弊社を訪れ、いくつかのアプリから彼は六角大王を選びました。
そして1ヶ月にわたるやりとりの末、昨日ついに出力することができたのです。

ご覧頂きましょう。
小学5年生の努力の結晶です。

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いや、子供の吸収能力ってすごいです。
アプリの基本的な操作方法や立体出力を意識したモデリング手法こそ教えましたが、データ自体、こちらでは一切触っておりません。
元となる原図も、彼がネットでいろんな角度の画像を探して自分で起こしたのです。

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ちゃんと本物みたいに弾頭も差し込めます。
細かいとこまでよくモデリングしたもんです。


予想以上の出来映えに感動してしまい、思わずここで紹介させてもらえるよう
お願いしてしまった次第でした。
でもちゃんと学校にも行くんだよ。