今年は松茸は一回しか食べられなかったうえ、季節の移り変わりが急激に進みすぎて金木犀の香りを堪能する前に秋が終わろうとしています。が、せめてもの抵抗として白トリュフは銀座の『かわむら』さんで頂いてきました。最近はもっぱらこの時期だけ足を運ぶパターンになっています。正直、白トリュフの時は値段が青天井になってしまうので、事前に予算を伝えてその範囲内でメニューを考えていただいています。
この時期は基本的にどのお客さんも白トリュフを食べに来ていますので、ドアを開けた瞬間から濃厚な香りに出迎えられました。それもそのはずで今年は白トリュフが豊作で大きめの塊がゴロゴロと。シャープな香りが強くかなり質が高かったですね。
まずは、目玉焼きにスライスしたものを載せていただきますが、黄身との相性が抜群でした。コストを掛ければスープにも浮かべていただけますが、流石に円安で高騰しすぎていてセーブ。
定番のコースに組み込んでいますので、ハンバーグ・ステーキは通常通り。さすがにカツはサンドイッチにしてお土産(持ち帰り→翌朝、家族の胃袋)にしました。サシの入ったステーキが食べ応えがありましたが、だんだんサーロインステーキはお腹にきつい年齢になってきました(笑)。
締めのご飯ものは白トリュフのチーズリゾット。これが実に絶品で、リゾットと混ぜて火を通した白トリュフと、生のままスライスした白トリュフのそれぞれの香りと味が混ざり合って美味でした。正直、これを食べただけで来年も来訪しようと思ってしまいます。
余裕があれば、カレーや牛丼、生姜焼き丼と広げてもいいのですが、今回はここまで。
というわけで、帰り際にまた来年の白トリュフの席の予約を頂いて帰路につきました。昨今の円安傾向でどんどんインフレになっていますが、やはりここでしか食べられない味に一年に一回くらいは触れてもよかろう、と思っています。



















