牛乳は飲まない方が良い?
私が子供の頃に親から教えられたことの中には、
大嘘だったと思うことがいくつかありますが、そのうちのひとつに、
朝起きたら牛乳を飲みなさい
というのがあります。
子供の頃からあまり牛乳が好きではなかった私は、
飲みたくないのになんで飲まないといけないの
給食でも飲むのに
と思いながらも、飲むと体調が良くなると言われ、
体に良いと教えられ、無理矢理飲んでいました。
最近でこそ牛乳は飲まないほうがよいとされる説が出てきていますが、
昔は、カルシウムといえば牛乳で、
骨を丈夫にするからたくさん飲むと健康に良いと教えられましたよね。
しかし、日本人は牛乳に含まれる乳糖を分解する酵素が少なく、
正常に消化吸収できないのです。
さらに、消化吸収能力を低下させることもありますし、
アトピー、アレルギー、さらには
癌や動脈硬化などの原因になることがあるとも言われています。
たしかに牛乳にはビタミンやミネラルなどの栄養素が含まれていますが、
何もわざわざ牛乳で摂取する必要はないのです。
ビタミンやミネラルは他の食べ物で十分摂取できますし、
そもそも牛だって子牛しか牛乳を飲まないのに、
人間が大人になっても牛乳を飲んでいるのは考えれば変な話です。
また、カルシウムが豊富で骨を丈夫にし、
骨粗しょう症を防ぐ効果があると言われてきましたが、
その効果もはっきりいってどれほどの効果なのか曖昧です。
実際、世界で最も乳製品を消費する北欧では
骨粗しょう症を発症する確率が高いのです。
一方カルシウムの摂取が極端に少ない台湾人やガーナ人に
骨折が多いかというとそうではありません。
カルシウム不足⇒牛乳を飲まないといけない
ではありません
カルシウムは野菜や魚で摂取できます
それに、日本には豆乳という牛乳のかわりになるとても良い飲み物があります。
ミルクティーの牛乳を豆乳に変えてもおいしいですし、
料理をするときレシピに牛乳とかかれていても、ほとんどは豆乳で代用できます。
もし、牛乳をわざわざカルシウムを摂るために飲んでいたら
それは飲む必要はありません。
牛乳が好きな人も飲みすぎにならないよう控えてほしいです。