しばらくメタネタをやってないな。
適当に引っぱり出したやつでなんか書こう。


PAIN


ドイツ最大手インディーズレーベル、NOISE INTERNATIONAL。

noise

現在もメジャーレーベル並の規模で数多くのバンドを輩出している。。はずだ。最近は知らない。今もあるのかな?
このレーベルを世界的に有名にしたのは、やはりHELLOWEENだったと思う。が、それ以前にもかなりの有名バンドが多数所属していて、極端に言えばドイツのメタルバンドはほとんどNOISEに関わっていたのではないか?とさえ思えるほどだった。
思いつくままに挙げていくとRAGE、GRAVE DIGGER、SINNER、KREATOR、RUNNING WILD、TYRAN' PACE、CELTIC FROST(彼らはスイスだが)などなど現在も活躍するバンドもいる、そんな超有名バンドの多くがこのNOISEの所属アーティストだった。
そんな初期NOISEからひっそりアルバムを出していたこのPAIN。ベルリン出身の4人組。


INSANITY


86年唯一の作。レコード番号は0039。RAGE1stの次。
当時のドイツによくいたスラッシュではないパワーメタル、先に挙げたRAGEやGRAVE DIGGER、RUNNING WILDらと同系等の、あるいはほぼ同時期にいたWARRANTなんかと全く同タイプのドイツ独特の硬質なパワーメタルをやっている。
個人的にはHELLOWEENのデビューミニアルバムよりよく聴いていたような気がする。単純さ故のカッコよさ、ガツガツゴツゴツしたメタリックな音像はメタル好きにはたまらないものがある。特にラストの "Heavy Metal Warrior" なんて悶絶ものの名曲。

pain2

ただ同時期のバンドと大きく違うもの。同じ初期NOISEに所属し、後にメジャークラスになったバンドもありながら彼らが有名になれなかった理由。
それはボーカルだ。カッコ良さの全てを無にするこのVoはなんなんだ?ヘタクソな上にやる気のないだらしない歌い方、せっかくの良い曲を完全に台無しにしている。勿体ないバンドだと思う。
当時の輸入盤のセールとかバーゲンで、必ず大量に叩き売りされていた。クサレ者は必携。



"On My Knees"


"I'm Gonna Love"


"Heavy Metal Warrior"