siesta
シエスタ。(おひるね)
スペインを代表する、すんばらしぃ文化のひとつ。
実際に眠るかどうかってのは別として、確かに今も存在する。
シエスタというより、家族と食べるお昼ご飯が何より大事なスペイン人達は、
2時になるとみなこぞって家に帰る。
大都市のマドリードやバルセロナではだんだんシエスタができる人が減っているようだが、
ここバリャドリードでは少なくとも2時から5時までは大概の店が閉まる。
会話の授業中この話題をきっかけに睡眠をテーマに盛り上がる。
会話のクラスの生徒は
アメリカ人、ポーランド人、ドイツ人、フランス人、イギリス人、ギリシャ人、アイルランド人、台湾人など多種多様。
「あなたの国では平均どのくらい眠ってますか?」
の結果、平均8時間~9時間。 日本は6~7時間。
日本に少しいたことのあるアメリカ人の女の子が
「日本の朝の通勤電車ってみんな信じられないくらい爆睡してるの!」
と発言。 それが信じられないようで、他の国の子達が興味深く聞いてくる。
「なんでそんなに電車で眠れるの?寝過ごしちゃうよ!」
確かに大阪から京都まで通ってた時、朝夜の電車は1両に少なくとも1人は爆睡してる人がいたな。
(そのひとりはあたしですが。なにか?笑)
なんでって言われても、眠いもんは眠い。
チルな音楽と
なかなか進まない思想や哲学の文庫本と
たくさんの人が座ったおかげ程よく柔らかい苔色のビロードのシートのクッションと (そうよ阪急よ)
それに窓から射す太陽の光は
ガラスを通すと身体を程よく温めるたまらん温度になり
それに並行して続く車両の心地よい揺れ
は、まるで母の手でやさしく揺さぶられるゆりかごの中状態にさせるのだ。
主語ながすぎた。
身振り手振り口ぶり、まるで千手観音のようになってこう説明した。
すると
「チカンもおおいんでしょ?」 と 台湾人。
あたしの説明は一瞬にしてアフリカ大陸まで飛ばされた。
参加者の国の中で 電車で長時間通勤通学する国は日本だけだった。
アメリカはやっぱり車、ヨーロッパは遠くても平均で電車で30分くらい。
そりゃあんたら寝てまう感覚わからんわい。
と つぶやき@ココロの中。
日本のみなさん、眠ってますか?