この間観た
「NOISES OFF」
でも
言っていたけど
“場当たり
(劇場
または
実際のサイズがとれる
場所で立ち位置
などを
確認する稽古)”って
みんなが
周りに気をつかって
優しくなっているし
冷静に
集中しつつ
いろいろ試せるから
私は好き
時間がかかるから
“場当たり”
嫌いな人も
いると思いますが
私は嫌いじゃないなぁ
「ロイヤルホストクラブ」
での
場当たり中
バトルから一足先に
はけて来ると
直木役の大輔くん
(渡辺大輔くん)と
ジョニー役のKAZZさんが
スタンバイしていた
そして
大輔くんが
一言
「女の闘い恐っ」
まぁね
できれば
当事者でも
当事者じゃなくても
遭遇したくない
状況ですよね
だからこそ
豪さま
(藤浦功一さん)は
あの状況を
ひそかに
楽しんでいらした
らしいです
『ふ~恐っ』
って
まぁなかなか
ないですからね
あんな状況
でね
リンダに対しては
『おぃおぃ
アオルなって~』
ルイに対しては
『おいてかないで~』
って
思っていたとか
いないとか
今回はね
あまり無かった様に
思うけど
場当たりって
早替えが間に合うかを
やってみたりするので
何場面か
確認してから
その一連を
通してみるんです
だからね
4年前の公演だと
女神の衣裳のままで
とりあえず
ルイをやったり
またあるいは
ダメホは
とりあえず
スーツのまま
バレエのレッスンを
受けなきゃ
いけなかったり
逆に
レッスン着のまま
とりあえず
“パラダイス”に
行かなきゃ
いけなかったり
ボンテージ衣裳のまま
とりあえず
“パラダイス”の
お客さんにならなきゃ
いけなかったり
する事が
おこりえる
まぁ
間違え探しみたいな
いろいろおかしな事が
起こるんです
それが場当たり
なんですね~
で
私たちはこれを
ひそかに
〈ハズカシメ〉
と呼んでいます
私が一番笑った
〈ハズカシメ〉は
「ひめゆり」で
サチをやった時に
幻想のナイチンゲールも
やっていたのですが
サチの着物のまま
セリを上げて頂き
ランプを持って
ナイチンゲールを
やった事
どこからどう見ても
ナイチンゲールではなく
演歌歌手
に見えたんでしょうね
笑いをこらえた空気を
あちらこちらから
感じました
実際にはやらず
この瞬間にしか見れない
現象が見れる
“場当たり”
やっぱり
楽しいかも