姉さんの旦那が出張だったので、久し振りに部屋で遊ぶことにした。
子供は寝ているので、起こさないように酒とつまみを持ってイェーイ
…
「お、お前か!来たか、それよこせよ、な?」
「俺…最近毛づくろいとかに飢えてて…」
はい来た。
姉さんの部屋にはタブッとしたマッチョな犬と黒猫がいます。
前は居間にいたのだが、他のものとのテリトリーの関係上今は別居中。
当然フレンドリー。
姉さんが子供を生んでから嫉妬の分で更にフレンドリー。
はいはいホゥホゥ言うと子供起きるからやめて。
お前もぬるぬる歩かないで、姉さんがつまずいて転ぶから
折角の御歓待なので甘んじて受け入れることに
と言うか誰かが生贄こいつら見ないと大混乱が起きますからな。
姉ちゃんアレルギー出ちゃうしな。いいよいいよ大好きだ。
「まず俺の自慢のヒップラインを、な?そしてそれ食えるか?」
「毛づくろいとか…そう言う…」
いっぺんに来るな、おばちゃん手は2本しか無いんだよ。
タブを膝に左手に猫
タブが右半身で左足に猫
タブが背中から…ちょ、タブが…待て、
キッスはいいから!!捕獲してキッスはいいから!!
会話の隙に舌を入れようとしないで!
そっちの高速寝返りは何なんだ、よだれと牙が出放題だよ!!
「di-diさん、出汁とか油脂とか出てんの?」
いえ出てませんよ姉さん、若干失礼な事をさらりと言わないで下さい。
確かにもっそい勢いでシベシベゴロゴロ言ってますけど決して出てませんよ?
楽しく姉妹で語り明かし自室に戻ると
本妻の猫に物凄い目で見られました。そしてすごく嗅がれました。
無実の浮気を責められる亭主はきっとこんな気持ち。
彼女は今もPCの横で若干怒っています。