病気が発覚するまでと治療記録。
我が家の場合
 
 
 
小児がん。神経芽腫とは。
 
小児がん胎児性腫瘍の中で1番多いとされる神経芽腫。神経芽腫は、小児がんの1つで、縦隔胸部にある交感神経節から発生したものです。
 
 
 
2015年12月18日、入院
2015年12月24日、神経芽腫発病
 
標準治療
2015年12月〜2016年4月、抗がん剤2クール(05A1療法)+抗がん剤3クール(05A3療法)
2016年5月、大量化学療法(MEC療法)
2016年6月自家造血幹細胞移植
2016年6月24日、手術
2016年7月、陽子線11回+追加6回(1.8グレイ、計30GY
2016年8月、退院
 
2016年9月〜2017年11月、寛解(1年2ヶ月)
 
2017年12月、再発
2018年1月2日、疼痛により入院
2018年1月、抗がん剤17日間(VP-16、CPA)〜中止
2018年1月、在宅医療準備
2018年1月、退院
2018年1月、在宅医療開始
2018年2月、生活再建期間
 
2018年4月、疼痛あり再入院
2018年4月、膵臓横、骨転移、両足に転移あり、腫瘍熱あり
2018年4月、退院
 
2018年6月、疼痛あり再入院
2018年7月、ターミナル期間。余命あり。
胸椎、脊柱管、腹膜播種、鎖骨他転移あり、腫瘍熱、嚥下障害、骨折
2018年7月、放射線治療(胸椎疼痛緩和)
2018年8月、放射線治療(腰椎疼痛緩和)
2018年10月、放射線治療(腹部疼痛緩和)
2018年10月18日、永眠
 
 
 
 
 
 
 
 
【治療までのいきさつ】
2015年11月18日。3歳11ヶ月。
17日夜に首にしこりの腫れを確認。
18日朝、変化なし。長女を市内総合病院Aでリンパの腫れといわれ抗生物質をもらう。しこりに痛みがあり触診はできず。採血なし。
 
2015年11月25日。4歳。
市内総合病院Aで抗生物質7日間がなくなったので再受診。触診でしこりを確認。緊急性はないと判断され様子見。
 
2015年12月7日。
小児クリニックBにて長女のしこりを見てもらう。変化があるようならなら市内総合病院Aの受診を勧められる。
 
2015年12月11日。
個人判断で小児クリニックBに市外大学病院への紹介状を依頼。
 
 
2015年12月15日。
市外大学病院初診。エコー、レントゲンにて黒。
 
2015年12月17日。
MRI受けたら速入院を勧められる。
 
2015年12月18日。
小児病棟入院。19か20に生検をする。
 
2015年12月24日。4歳1ヶ月。
病名判定。
長女スペック
病名『縦隔神経芽腫』
原発種『副交感神経(左胸のあたり)』
ステージ『4、リンパ節転移あり』
n-myc『増幅なし』
骨髄『転移なし』
腫瘍マーカー『160』
生存率『無病3年生存率40%』
 
2015年12月25日。
カテーテルを入れる。医療チーム結成。
生検時腫瘍マーカー130
 
2015年12月26日。
寛解導入化学療法。抗がん剤1クール目開始。28→21日サイクル。05A1療法。
【結果】リンパ節転移の縮小確認、原発腫不変(サイズ変わらず3cm)腫瘍マーカー27.9(上限12)
 
2016年1月18日。
寛解導入化学療法。抗がん剤2クール目開始。28→21日サイクル。05A1療法。
【結果】リンパ節転移(低分化と判明)の縮小確認。原発腫不変。(サイズ変わらず3cm)尿中VMAは正常値になる。
 
2016年2月8日。
寛解導入化学療法。抗がん剤3クール目開始。28→21日サイクル。05A3療法。
【結果】リンパ節転移縮小確認。リンパ転移、原発腫ともにMIBG集積はなくなった。腫瘍マーカー9.9(上限12なので正常値に入る)
 
2016年3月7日。
寛解導入化学療法。抗がん剤4クール目開始。28日サイクル。05A3療法。
【結果】聞いてない
 
2016年4月4日。
寛解導入化学療法。抗ガン剤5クール目開始。28日サイクル。05A3療法。
【結果】聞いてない。NSE(腫瘍マーカー)13.4
 
2016年5月3日~5月8日。
一時退院~再入院。
 
2016年5月9日。
大量化学療法前処置開始。MEC療法を採用。
腫瘍マーカー16.7
 
2016年5月18日。
自家造血幹細胞移植。
 
2016年5月28日。(生着まで10日間)
生着確認。
 
2016年6月10日。
大量化学療法終了。
【結果】原発腫不変。腫瘍マーカー29.1、集積確認できず。転移消失。
 
2016年6月24日。
手術。
腫瘍摘出。
腫瘍は悪性ではなかった。(もしくは治療途中で悪性から良性に変化したか)
 
2016年7月14日〜8月9日。
陽子線11回。7/14〜7/29まで。1.8gy/1回
陽子線追加6回。1.8gy/1回。8/1〜8/9まで。
 
2016年8月18日。
cv抜く。
 
2016年8月末。
寛解、退院。以後経過観察。
腫瘍マーカー14.7
海外から病院を伝い、レチノイン酸を数箱(8万〜)購入。粒が飲めないので破って飲ませる(中ら液体)しかし、本人が嫌がり途中で中止
 
 
 
2017年1月。5歳2ヶ月。
腫瘍マーカー16〜20を横ばい。寛解3ヶ月後(2016年11月)のmri、シンチにてリンパの増幅を確認。
 
 
2017年3月
寛解半年経過。経過観察中。NSE18〜24
 
2017年4月〜
4月、NSE25、溶血あり。
5月、NSE20、溶血あり。MRI、mibg。
6月、NSE32。上昇。溶血あり。
7月、NSE24.7。溶血なし。32は範囲内かという見方。
 
2017年8月
NSE53.2。溶血あり。MRI、心臓エコー、腹部エコー実施。MRIにて脇の下リンパ増幅。11ミリ。mibg癌集積なし。
 
2017年8月寛解1年経過。5歳9ヶ月。
8月末、溶血なし、NSE23。下降。
9月、溶血あり、NSE31
10月、溶血なし、NSE32
11月、溶血なし、NSE39.7。MRI実施。リンパ節縮小傾向、もしくは病変なし。
 
2017年11月末、6歳
mibg実施、腹部(すい臓横)に集積確認。(TELあり)
 
2017年12月5日、再発
NSE222、VMA上昇(3桁)、
mibgにて全身骨、すい臓、集積確認。
腹部CTにすい臓横に腫瘍再燃。
余命はよくて1年ないくらい、最短で2018春、ないし2018夏。
 
2018年1月2日、入院。
NSE493、LD660。全身疼痛あり。オピオイド開始
緩和ケアチーム結成。
 
2018年1月10日
抗ガン剤 1クール21日間
内服エトポシド、エンドキサン開始(VP-16、CPA)→諸事情により17日間で終了

 

2018年1月末、6歳2か月

在宅医療準備

退院カンファレンス、のち退院、

在宅介護開始。

フェントステープ2mm

 

2018年2月

生活再建期

小康状態、NSE22.4

3月、NSE55.8

QOL、生活の質は安定している。

沖縄旅行にいく(メイクアウイッシュジャパン)

 

 

2018年4月

疼痛あり再入院
MRIにて両足転移(腫瘍)あり。
退院。QOL降下。歩けない。
フェントステープ4mm
 
2018年6月後半
疼痛コントロールの為再入院
 
2018年7月
ターミナル期
CTにて胸椎、鎖骨、脊柱管、骨盤内腹膜播種、腹水他転移あり。疼痛がひどく鎮静をかける。
余命宣告、週単位
疼痛緩和目的とした放射線治療胸椎7回。+腰椎5回。
 
2018年8月
余命宣告、週単位の撤回
 
2018年9月
看取り前期
再び余命宣告、週単位
余命宣告数日
 
 
2018年10月
看取り後期
余命宣告、数日〜週単位
疼痛緩和の為、腹部放射線治療
 
2018年10月18日永眠