役作りのためにと、
長尾さんの道案内で新宿の純喫茶に入りました。
女優と二人で雨の喫茶店に入るなんて、
なんかイイ感じ。
カッコつけてカウンターに座った僕は、
頼んだブレンドの濃さにむせてしまいました。
ア、アメリカンにすりゃよかった…。
「こういうお店のブレンドはたいてい濃いんだよ、ふふ」
と慣れた角度でコーヒーをすする長尾さん。
カップの中のコーヒーのような黒目で、
僕の横顔をじっと見てくるなぁ長尾さん。
と思ったら、見てるのはカウンターの向こうのマスターの手捌きでした。
ネルの袋で手際良くドリップされてくコーヒー。
うーん。
カップも愛らしいし。いいなカフェって。
役への理解がまたひとつ深まりました。
「同行二人」各回において、
はれときどきまめの遠藤さんに特別にご用意お願いしたコーヒーを、
お客様にも、ちょっぴりですが
飲んでいただけることになりました。
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