骨折による休養から約１１か月ぶりに復帰した中山金杯は１２着。大敗を喫したが、トレーナーに落胆の色はない。「（直線で）前が壁になって追えない状態だった。乗り役（後藤）もボケていないと言っていた」
前３年すべてに参戦。〈１〉〈１〉〈３〉着の素晴らしい成績を残している。当面の目標へ、ステップレースを使われて臨む一戦だ。「１年弱のブランクは大きいからね。どこかをステップにしないと…。前走は手応えのある競馬だったから」。思い描いたように迎える相性のいい重賞で、“若手”の台頭にどこまで待ったをかけるか。
ＡＪＣＣ追い切り（１８日） これが９歳馬！？ 休み明け２戦目を迎えたネヴァブションが、さらに状態アップを感じさせた。北Ｃダートコースの５ハロンから、エアイグアス（６歳１０００万）を約６馬身も追走。徐々に差を詰めて、３、４コーナーでは外を回った。最後の直線に入ると、体をピタリと寄せた。一歩も譲らず、上々の手応えのまま併入だ。６５秒０。ラスト１ハロンは１３秒０とかかったが、時計以上に力強かった。「まあまあ。前走もある程度の出来だった。状態としては同じくらい」。伊藤正調教師に不満はない。