アウターがかなり充実してきた店内ではありますが、
今日はあえて小物の方にクローズアアップしてみました。
LEATHER BAG // ISAMU KATAYAMA BACKLASH
ARTICLE No. // 143-01
"REGULATE" GUIDI CALF SHOULDER BAG [MEDIUM] ¥70,200
MATERIAL // GUIDI CALF
COLOR // #RED , #BLACK
改良の余地がないくらい完成されているのがこのバナナBAGです。
長いこと定番として支持されている作品。
GUIDIカーフのしなるような質感を存分に活かす湾曲したボディと
圧倒的なフィット感の良さが魅力と言えます。
BACKLASHではGUIDIカーフを使用するアイテムはほぼすべてにおいて
"なるべく余分な手を加えない"
を信条に製作しています。このバッグだと2WAYで長さを調整するベルト部分のつくりなどからも
そういったミニマルな考えに基づいたモノづくりのスタンスを感じることが出来ます。
ミディアムサイズは大容量とまではいかずとも最低限、外出に必要なモノを
スマートに持ち運べる丁度良いサイズ感になっています。
インパクトが出すぎないのがポイントでしょうか。
洒落た印象のあるメンズトートをブランドのイメージ直球のゴリゴリ感で仕上げた作品、
ARTICLE No. // 194-03
"SCP Mexico" TOTEBAG ¥59,400
MATERIAL // MEXICAN DOUBLE SHOULDER
COLOR // #BLACK
イタリアン、ベルギー、ジャパンなど様々な種類で展開される
"ダブルショルダー・レザー"
各種産地や種の違いで多彩な表情がありますがどの革にしても
経年変化の面で良くアジが出て、一日毎にでもアイテムが変化していく様を楽しめる性質を持っています。
メキシカンダブルショルダー //
非常に堅牢度の高い肉厚な革、表面のオイル感は少なく手で触れた感触もドライです。
この点はもっちりとしたイタリアンなどに比べてかなり違った印象を受けます。
ただし、肉厚な革の芯の方には多量のオイルの成分が内在しているので
使い込んだ時にはまたその油分が浮上して革の表面に変化をもたらします。
革よりもむしろ板とかに近いぐらい硬いですが、
一年、二年と使用を重ねた際にはかなりの柔らかさが出てきます。
使用頻度や個人差もありますが、この手のレザーは何年かお使い頂くと
大体の方が原型を留めていない状態にまでなると思います。
勿論、良い意味で(笑
最終的な仕上げはタンブラー処理、何点かまとめて専用の機械で
ぐるぐる回しながら素材感をほぐして仕上げを行っています。
その際に革と革が擦れ合って出来た跡などがより武骨な質感を高めています。
男くさい粗野な素材感とのギャップがより印象深いレザートートです。
最新作、ありそうでなかったオールブラック、オールレザーのFUNNY PACK、
ARTICLE No. // 206-01
"LITTLE DYERS" FUNNY PACK ¥30,240
MATERIAL // OIL STEER
COLOR // #BLACK
バックラッシュが扱う革の中では表情が落ち着いた部類に入るオイルステアー、
一般的には生後早い段階で去勢したオスの成牛の革をそう呼称しています。
とにかく頑丈で製品化しやすい革で何でも作れる振り幅の広いマテリアルです。
オイルをしっかりと浸透させてドレープ感が出るくらいまで柔軟に仕上げたバックラッシュのオイルステア、
しなやかな反面、オスの成牛らしい粗いシボ感があり小さいバッグなどに用いても存在感があります。
あくまでも使っていて個人的に思ったことですが、
他の製品染めなどと違い綺麗に仕上げている分、すぐには経年変化が起きない一方で、
軽量で持ち運びやすく、水に強かったりと機能的な一面に魅力を感じました。
パーツやベルト部分の布帛もアウトドア感の強い機能素材を採用しています。
街中だけでなく、ツーリングやアウトドア全般、休日の趣味に最適なアイテムではないでしょうか。
製品加工による縮率がない影響で
物撮りの写真で見るよりも実物がやや大きく感じます。
さっと外出するには丁度良いバランス感です。
バックラッシュのアイテムは一部を除き15AW完納になっています。
たくさん掲載しておりますのでよかったら色々吟味して貰えればと思います。
ISAMU KATAYAMA BACKLASH // DEVIANT
本日はこの辺りで失礼致します。
S / N / S