起伏
・外回り
・向正面2コーナー奥からスタート。コーナー2回
・スタートから最初のコーナーまで約950mもの長い直線。
3コーナー手前に上り坂がある。3コーナーに入ってすぐの地点で頂上を迎え、坂を下りながら4コーナーへ。(高低差は1.6mくらい)
最後の直線は659mと長い。
重賞は新潟大賞典、新潟記念が行われる。どちらもG3のハンデ戦。
▽ラップタイム
新潟大賞典
G3 4歳上オープン ハンデ
2020年
1:58.6 良 16頭
12.4 - 11.0 - 11.7 - 12.1 - 12.5 - 12.0 - 11.5 - 11.2 - 11.4 - 12.8 (35.1-35.4 M)
1着9トーセンスーリヤ 54横山和 4-4 35.0
2着12アトミックフォース 54武藤 1-1 35.6
3着14プレシャスブルー 54石川 10-10 34.5
2019
1:58.6 良 16頭
12.6 - 11.4 - 12.2 - 12.4 - 12.2 - 12.2 - 11.9 - 11.1 - 11.1 - 11.5 (36.2-33.7 S)
1着15メールドグラース 54レーン 8-8 33.0
2着1ミッキースワロー 57.5横山典 13-12 32.9
3着6ロシュフォール 55ルメール 15-15 32.8
2018
2:00.0 良 16頭
12.8 - 11.6 - 12.5 - 12.5 - 12.9 - 12.7 - 11.9 - 10.9 - 10.9 - 11.6 (36.9-33.1 S)
1着1スズカデヴィアス 56.5三浦 8-6 32.8
2着14ステイインシアトル 57秋山 2-1 33.2
3着2ナスノセイカン 55丸山 3-3 33.2
新潟記念
G3 3歳上オープン ハンデ
2020年
1:59.9 良 18頭
12.8 - 11.5 - 12.5 - 12.4 - 12.7 - 13.0 - 11.9 - 10.8 - 10.7 - 11.6 (36.8-33.1 S)
1着17ブラヴァス 56福永 9-9 32.6
2着5ジナンボー 56デムーロ 1-1 33.1
3着16サンレイポケット 54荻野 11-11 32.4
2019
1:57.5 良 18頭
12.7 - 10.9 - 11.3 - 11.7 - 12.0 - 12.5 - 12.0 - 11.3 - 11.1 - 12.0 (34.9-34.4 M)
1着7ユーキャンスマイル 57岩田康 13-12 33.6
2着5ジナンボー 54デムーロ 4-4 33.9
3着6カデナ 57武藤 17-15 33.6
2018
1:57.5 良 13頭
12.9 - 11.1 - 11.6 - 11.7 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.7 - 10.7 - 12.2 (35.6-34.6 S)
1着1ブラストワンピース 54池添 11-11 33.5
2着5メートルダール 57福永 12-13 33.6
3着4ショウナンバッハ 53三浦 12-11 33.9
信濃川特別
3歳上1000万下 ハンデ
2020年
2:01.8 不良 14頭
12.9 - 11.0 - 11.7 - 11.8 - 12.6 - 12.3 - 12.6 - 12.0 - 12.2 - 12.7 (35.6-36.9 H)
1着9ターキッシュバレス 53富田 4-4 36.6
2着3アドラータ 53松若 1-1 37.0
3着10ルリアン 54川田 5-6 36.5
スタートから最初のコーナーまで1km近い直線なので、出だしはゆっくりでS~Mペース主体。
大まかに2パターンに展開分類できた。
(a)中盤どこかでスピードが緩む
さらに分けると「中盤だけ緩む」ケースと、「前半ずっと緩いペース」がある。
(b)中盤もスピードが緩まない
「上がりが速い」時と、「ラストで緩む」時がある。
野芝なのでバネがよく利き、パンパンの良馬場なら全体の時計も上がりも速くなりやすい。息が入るような展開ではラストが非常に速くなる。デメリットは傷みの影響が出やすいほうかな。
ちなみに新潟はクッション値の平均も高い。(追記、2024年5月時点はそれほどでもない)
良馬場なら表面が多少剥がれていても速い。
水を含むと緩くなりやすい。
脚質は展開が上記(a)の時には先行有利に傾くものの、基本的には上がりの速い差し馬が有利かなと思う。
(a)中盤どこかでスピードが緩む
という展開はコース形態上、高い頻度で出現しているので
簡単に言えば終いの脚がしっかりした先行~差し有利なんだろうなとは思う。
例1:
出雲崎特別 2020
3歳上500万下 定量 1:59.7 良 15頭
12.9 - 10.9 - 11.4 - 12.1 - 13.0 - 12.7 - 12.2 - 11.5 - 11.3 - 11.7
1着8アリストテレス 5-5 33.2
2着13アステロイドベルト 8-8 33.2
3着12シルバースミス 3-3 34.5
ただ、(a)の中でも「前半1000m自体が超スローの時」では
芝状態を度外視しても差し馬のほうに分がありそうにも思えるし、
12.8 - 11.6 - 12.5 - 12.5 - 12.9 - 12.7 - 11.9 - 10.9 - 10.9 - 11.6 (36.9-33.1 S)
1着1スズカデヴィアス 56.5三浦 8-6 32.8
2着14ステイインシアトル 57秋山 2-1 33.2
3着2ナスノセイカン 55丸山 3-3 33.2
「(b)中盤も緩まない展開」では当然だけど前壊滅にも成りうる。
12.9 - 11.1 - 11.6 - 11.7 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 11.7 - 10.7 - 12.2 (35.6-34.6 S)
1着1ブラストワンピース 54池添 11-11 33.5
2着5メートルダール 57福永 12-13 33.6
3着4ショウナンバッハ 53三浦 12-11 33.9
まぁでもトータルで考えるとやっぱり、上がりの速い差し馬のほうが基本的には有利かなと。
距離経験はユーキャンスマイルのように3400mでもこなしちゃうタイプもいるけど、1600~2000mまでしか経験のない馬の連対もけっこう多かった。
中にはダート経験馬もいた。
なので経験してきた距離に関しては、
極端でさえなければ重要度はあまり高くないのかも知れない。
2000mの経験くらいは欲しいところだけど
どちらかというと距離よりも展開、例えば(a)(b)の展開のどちらも経験していてどちらにも順応できるとか、
野芝なので軽い芝でのスピード勝負をこなせるとか、
前半から流れるようなペースになった時にラストの脚を温存できるかとか、
そういう意味での「経験の幅広さ」のほうが大事なのかなというイメージ。
あと野芝や左まわりとの相性もあるかな。
▽血統
ヘイルトゥリーズン系(詳細記載なしはサンデーサイレンス系)
ノーザンダンサー系
ミスプロ系
ナスルーラ系
マッチェム系
エクリプス系
※1着~3着の順に、「父×母の父」で記載
新潟大賞典
2020年
ローエングリン(サドラーズウェルズ系) × デュランダル
ワークフォース × フジキセキ
ディープインパクト × アンバーシャダイ
2019
ルーラーシップ × サンデーサイレンス
トーセンホマレボシ × ジャングルポケット(グレイソヴリン系)
キングカメハメハ × フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)
2018
キングカメハメハ × サンデーサイレンス
ステイゴールド × Belong To Me(ダンジグ系)
ハーツクライ × ホワイトマズル(リファール系)
新潟記念
2020
キングカメハメハ × ディープインパクト
ディープインパクト × キングカメハメハ
ジャングルポケット(グレイソヴリン系) × ワイルドラッシュ(Nearctic系)
2019
キングカメハメハ × ダンスインザダーク
ディープインパクト × キングカメハメハ
ディープインパクト × フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)
2018
ハービンジャー(ダンジグ系) × キングカメハメハ
ゼンノロブロイ × シルヴァーホーク(ロベルト系)
ステイゴールド × サクラバクシンオー(プリンスリーギフト系)
信濃川特別
2020
Golden Horn(ダンジグ系) × ディクタット(Man O’ War系)
オルフェーヴル × Galileo(サドラーズウェルズ系)
キズナ × フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)
出雲崎特別
2020
エピファネイア(ロベルト系) × ディープインパクト
ルーラーシップ × アグネスタキオン
オルフェーヴル × スウェプトオーヴァーボード
▽向いているかも知れない血統
・ミスプロ系 × サンデーサイレンス系
・サンデーサイレンス系 × ヴァイスリージェント系、ロベルト系、ミスプロ系
血統のデータって古くなると信憑性に疑問が…どうなんだろ
▽まとめ
・コーナー2回。
・スタートから最初のカーブまで直線が1km近くある。
・展開は簡単に分けると2つ。「(a)中盤でスピードが緩む」「(b)中盤でも緩まない」。(中距離はどこでもこれ当てはまるけどね)
・頻度は(a)が圧倒的に多く、下級条件などでは中盤13秒台まで落とすこともある。良馬場の時に息が入る流れなら上がりも速い。
・脚質問わず終いの脚がしっかり伸びるタイプには注意かな。
・息の入らない展開(b)の時などは、当然だけど前の馬は息が上がりやすいので、後方待機馬による直線一気ゴボウ抜きなどもお目にかかれる。
・野芝開催。パンパンの良馬場なら全体の時計や上がりが速い。個々の上がりも速い。新潟はクッション値の平均も高いので、バネが利きやすい。ただし水を含むと馬場悪化も早いほう。
・有利そうに見える馬 →めちゃくちゃ速い末脚を、長く使える先行~差し。ラスト800m地点付近で加速する(仕掛ける)レースが多いので。