内回り



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正面スタンド前からスタート。コーナー4回。

・スタートから最初のコーナーまでは約405m。途中、高低差5.3mで勾配2%の急坂を上る。
・2コーナー手前付近から向正面にかけて下り坂。
・最後の直線は310m。高低差2.2mの急坂を再び上る。



G1は皐月賞(3歳オープン)とホープフルステークス(2歳オープン)が行われる。
G2は弥生賞(3歳オープン)、G3は中山金杯(4歳上オープン)、京成杯(3歳オープン)、紫苑ステークス(3歳オープン 牝)が施行されている。リステッド競走はない。






▽ラップタイム

皐月賞
G1 3歳オープン
2021年
2:00.6 稍重 16頭
12.6 - 11.7 - 12.5 11.9 - 12.1 - 11.4 - 11.9 - 12.1 - 12.3 - 12.6 (36.3-37.0 M)
1着7エフフォーリア 57横山武  3-4-4-4  36.7
2着13タイトルホルダー  57田辺 2-2-1-1  37.5
3着3ステラヴェローチェ 57吉田隼 13-10-10-8  36.7

2020
2:00.7 稍重 18頭
12.2 - 11.3 - 12.1 - 11.8 - 12.4 - 12.9 - 12.2 - 11.9 - 11.8 - 12.1 (35.6-35.8 H)
1着1コントレイル  57福永 12-12-12-7  34.9
2着7サリオス  57レーン 4-5-6-4  35.4
3着16ガロアクリーク 57ヒューイット  11-11-10-9  35.7

2019
1:58.1 良 18頭
12.3 - 10.5 - 12.0 - 11.8 - 12.5 - 12.1 - 12.2 - 11.7 11.6 11.4 (34.8-34.7 M)
1着12サートゥルナーリア  57ルメール 6-7-7-7  34.1
2着7ヴェロックス 57川田  5-5-4-4  34.4
3着4ダノンキングリー 57戸崎  4-3-4-5  34.5

ホープフルS
G1 2歳オープン 馬齢
2021年
2:00.6 良 15頭
12.6 - 11.3 - 12.0 - 12.2 - 12.0 - 12.0 - 12.2 - 12.2 - 11.7 - 12.4 (35.9-36.3 M)
1着5キラーアビリティ 55横山武 3-3-3-3  35.8
2着8ジャスティンパレス 55Cデムーロ 5-5-5-5  35.7
3着3ラーグルフ 55丸田 7-5-5-3  36.0

2020年
2:02.8 良 15頭
12.8 - 11.4 - 13.0 - 12.7 - 12.0 - 11.9 - 12.2 - 12.0 - 12.0 - 12.6 (37.2-36.8 S)
1着10ダノンザキッド 55川田  4-3-5-3  36.4
2着1オーソクレース 55ルメール 2-3-3-2 36.7
3着2ヨーホーレイク 55武 10-9-9-7  36.4

2019
2:01.4 良 13頭
12.6 - 11.5 - 12.4 - 12.2 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 12.5 (36.5-36.4 M)
1着2コントレイル 55福永  4-4-3-2  35.8
2着5ヴェルトライゼンデ 55マーフィー 6-6-5-4  35.8
3着7ワーケア  11-10-9-7 55ルメール  35.9

中山金杯
G3 4歳上オープン ハンデ
2021年
2:00.9 良 17頭
12.4 - 10.7 - 12.5 - 11.7 - 12.6 - 12.2 - 11.6 11.7 11.4 - 12.4 (35.6-35.5 M)
1着9ヒシイグアス  54松山 5-8-5-6  34.5
2着3ココロノトウダイ 53丸山 8-5-8-6  34.4
3着16ウインイクシード  56戸崎  2-2-2-2  35.2

2020年
1:59.5 良 17頭
12.6 - 11.1 - 12.8 - 11.7 - 12.0 - 11.8 - 11.7 - 11.7 - 11.4 - 12.7 (36.5-35.8 S)
1着7トリオンフ 58デムーロ  2-2-2-2  35.6
2着8ウインイクシード 55松岡  5-5-5-4  35.3
3着1テリトーリアル  56藤岡康  6-5-8-6  35.2

京成杯
2020
2:02.1 稍重 12頭
12.6 - 11.4 - 13.0 - 12.0 - 12.5 - 12.2 - 12.2 - 11.8 - 11.8 - 12.6 (37.0-36.2 S)
1着1クリスタルブラック 56吉田豊   8-11-10-10  35.4
2着12スカイグルーヴ 54ルメール  2-2-2-1 36.2
3着7ディアスティマ 56シュタルケ  4-4-4-4  36.4

弥生賞
2020
2:02.9 重 11頭
12.7 - 11.4 - 12.1 - 12.3 - 12.6 - 12.6 - 12.6 - 12.5 - 11.8 - 12.3 (36.2-36.6 M)
1着1サトノフラッグ 56武  8-8-8-2  36.1
2着8ワーケア 56ルメール  6-6-6-6  36.5
3着10オーソリティ 56ヒューイット  5-5-2-2  36.9

紫苑ステークス
G3 3歳オープン 牝馬 馬齢
2020年
1:58.3 良 18頭
12.4 - 11.4 - 12.5 - 12.8 - 12.7 - 12.4 - 12.0 - 11.8 - 12.0 - 12.1 (36.3-35.9 S)
1着マルターズディオサ 54田辺 2-2-2-1  35.8
2着パラスアテナ 54武  8-8-6-4  35.6
3着シーズンズギフト 54ルメール 4-4-4-4  35.8





◇展開

12.8 - 12.0 - 13.0 - 12.5 - 12.2 - 11.8 11.8 - 12.2 - 11.5 11.8 (37.8-35.5 S)
12.4 - 10.7 - 12.5 - 11.7 - 12.6 - 12.2 - 11.6 11.7 11.4 - 12.4 (35.6-35.5 M)
12.7 - 11.4 - 12.1 - 12.3 - 12.6 - 12.6 - 12.6 - 12.5 - 11.8 - 12.3 (36.2-36.6 M)
12.2 - 11.3 - 12.1 - 11.8 - 12.4 - 12.9 - 12.2 - 11.9 11.8 - 12.1 (35.6-35.8 H)
これ…ぜんぶ同じコースのレースなんだよ……
加速ポイントも不安定


殆どのレースで共通しているのが
「正面直線の坂を上りきってから向正面の長い下り坂の手前あたり(2コーナーの辺り)の区間、またはその前後で一度スピードが落ちるので、後半で加速が大小問わず生じていることが多い」

速いペースだったり、ゆったりスローだったり
ペースは違ってもここは共通していることが多いので
これが基本の展開になると思う。

基本の展開に当てはまらないケースもある。
ずっと一定のスピードで流れる展開などがそう。



1コーナーで高低差5.3mの頂上を迎える。
ほんの少しだけ平坦があり、2コーナー手前から長い下り坂が始まる。

向正面半ばにかけて急な下り坂。
そこから3コーナーまで緩やかに下り、少し平坦を挟む。
4コーナー手前から正面直線に入ってすぐの最深地点まで再び緩やかに下る。
最深地点からすぐに高低差2.2m、勾配2.24%の急坂を上る。

と、下り坂が二段階でとても長い形態になっている。


この下り方だけでも
・終始ゆっくり気味に下る
・急な下り坂をゆっくり、なだらかな方を徐々に加速しながら通過
・急な下り坂をスピードに乗って下る。
など色んなケースがあるので、ここでの動向が騎手心理によっても変わる。

そのため、向正面の下り坂がレースの内容を決付けるポイントとなる。



加速の生じる位置やその大小に関しても走ってみないとわからない。
下り坂を利用して早めから位置を上げて行く馬と、ギリギリまで我慢する馬がいる。


◆後半0.5秒以上の大きな加速がある
12.2 - 11.3 - 12.1 - 11.8 - 12.4 - 12.9 - 12.211.9 11.8 - 12.1 (35.6-35.8 H)
1着1コントレイル  57福永 12-12-12-7  34.9
2着7サリオス  57レーン 4-5-6-4  35.4
3着16ガロアクリーク 57ヒューイット  11-11-10-9  35.7

◆後半で大きな加速はない
12.6 - 11.5 - 12.4 - 12.2 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 12.5 (36.5-36.4 M)
1着2コントレイル 55福永  4-4-3-2  35.8
2着5ヴェルトライゼンデ 55マーフィー 6-6-5-4  35.8
3着7ワーケア  11-10-9-7 55ルメール  35.9

どちらも上がり上位の決着だし、前半1000mは同じようなスピードで流れてるんだけど

上のコントレイルの時は逃げ馬が一旦大きく減速して緩めたことで、後方の馬が動き出して大きな加速が生じた。
下のコントレイルの時はラストまで速すぎず遅すぎずの軽快なペースのままだったので、先行勢が流れに乗れた。


 

 

▽脚質
逃げ馬の作戦としては
A・中盤でスピードを落とす距離を長く取る
B・一貫したペースで流れて後続に脚を使わせる
C・前半思い切りスローにして脚を残す
などがあると思う。

後続の脚を封じたいというのが前提条件で、そのために作戦が必要となってくる感じ。
ペースの判断がすごく大事なコースだと思う。
下り坂の前と後でペースが変わるケースも時々ある(最初ゆったりだったのに向正面からは流れるようなケースも)。騎手も馬も臨機応変さが欲しい。


A「中盤でスピードを落とす距離を長く取る」
脚を溜めた後続馬が早めから仕掛けて来るケースが多い。
追い込み勢が速い上がりを出せる展開になりやすく、逃げ馬は差し切られてしまいがち。
前半3Fがタフだから中盤で楽をさせてあげようという優しさゆえの結果。世知辛い世の中だ。

B「一貫ペース」
前半どう行くかによって、逃げ切りもあるかも?
例)
12.3 - 11.3 - 12.2 - 11.9 - 12.1 - 11.7 11.7 11.7 11.9 - 12.5 (35.8-36.1 M)
1着13セキショウ  1-1-1-1  36.1
2着5リボントリコロール  12-12-11-8  34.9
3着11モモトンボ  7-8-9-8  35.3
古いけど…(紫苑S 2013)
前半で無理をせず、坂の下りで0.4秒加速して、あとは行ける所まで行こうという吉田豊騎手の好騎乗。

C「前半思い切りスロー」
位置取り争いが無いというのが前提なので、良馬場のG1では希少。スタンド前発走の多頭数だから。
前半13秒まで落とす箇所があったりする。
逃げ馬の残る目は充分あるものの、全体の上がりが相当速くなるので1着となると難しいのかな。
例)
12.7 - 11.1 - 13.4 - 12.3 - 12.8 - 12.3 - 12.3 - 11.8 - 11.1 - 11.4 (37.2-34.3 S)
1着5ヤマカツエース  5-5-4-2  33.0
2着7マイネルフロスト  1-1-1-1  34.4
3着10フルーキー  8-9-8-8  32.7
弥生賞2021も、こういう流れで行った行ったの決着だった。


重賞での逃げ馬に関しては、上位に残る可能性は大いにある。
1着となると無策では厳しいかも知れない。


・有利そうな脚質
コースのアップダウンに沿った走りをすると仮定した場合に
、2番手~5番手でレースが出来る馬か、4角までに先団に取りついている馬になると思う。
牝馬のレースの場合はペースが独特なときが多々あるから、後ろの馬も侮れないかもと個人的に思ってる。




  

▽血統
色分け
ヘイルトゥリーズン系(詳細記載なしはサンデーサイレンス系)
ネイティヴダンサー系(詳細記載なしはミスプロ系)
ノーザンダンサー系
ナスルーラ系
エクリプス系

※「父 × 母の父」 で記載

皐月賞
2021
1着 エピファネイア(ロベルト系) × 母の父ハーツクライ
2着 ドゥラメンテ × Motivator(サドラーズウェルズ系)
3着 バゴ(レッドゴッド系) × ディープインパクト
2020
1着 ディープインパクト × Unbridled´s Song
2着 ハーツクライ × Lomitas(ニジンスキー系)
3着 キンシャサノキセキ × Kingmambo
2019
1着 ロードカナロア × スペシャルウィーク
2着 ジャスタウェイ × Monsun(Blandford系)
3着 ディープインパクト × Storm Cat(ストームバード系)

ホープフルS
2021
1着 ディープインパクト × Congaree(レッドゴッド系)
2着 ディープインパクト × Royal Anthem(ヌレイエフ系)
3着 モーリス(ロベルト系) × ファルブラヴ(ノーザンダンサー系)
2020
1着 ジャスタウェイ × Dansili(ダンジグ系)
2着 エピファネイア × ディープインパクト
3着 ディープインパクト × フレンチデピュティ(ヴァイスリージェント系)
2019
1着 ディープインパクト × Unbridled′s Song
2着 ドリームジャーニー × Acatenango(ハンプトン系)
3着 ハーツクライ × Oratorio(ダンジグ系)

中山金杯
2021
1着 ハーツクライ × Bernstein(ストームバード系)
2着 エイシンフラッシュ × アグネスタキオン
3着 マンハッタンカフェ系 × ボストンハーバー(ボールドルーラー系)
2020
1着 タートルボウル(ノーザンダンサー系) × ダンスインザダーク
2着 マンハッタンカフェ × ボストンハーバー(ボールドルーラー系)
3着 Teofilo(サドラーズウェルズ系) × Street Cry

京成20
1着 キズナ × タイキシャトル(Halo系)
2着 エピファネイア(ロベルト系) × キングカメハメハ
3着 ディープインパクト × Street Sence

弥生20
1着 ディープインパクト × Not For Sale(グレイソヴリン系)
2着 ハーツクライ × Oratorio(ダンジグ系)
3着 オルフェーヴル × シンボリクリスエス(ロベルト系)

紫苑20
1着 キズナ × Grand Slam
2着 ルーラーシップ × スペシャルウィーク
3着 エピファネイア(ロベルト系) × ゼンノロブロイ

血統もバラつきがある……


▽向いているかも知れない血統
サンデーサイレンス系 × ミスプロ系
ルーラーシップ × サンデーサイレンス系
サンデーサイレンス系 × ストームバード系ダンジグ系ロベルト系




▽まとめ
・スタンド前のスタートなので掛かると不利。
・枠自体での有利不利はほぼない。
たとえば掛かっていたり、外外を回ってしまったり、内側がひどく荒れている時(直線でほとんどの馬が内を空けるような状況)での外枠とか、「条件による不利」は結構多いほうかな。
・ゴール前の急坂を2回上ることから、パワーは必要。コーナー4回の小回りコースなので器用さも必要。
中盤で息が入る(ラップが緩む)展開では、終いのスピードも大事。
・ラストは大きな加速が起きる展開と、ほぼほぼ一貫したタフな展開がある。加速ポイントはレースによって違う。
・向正面の下り坂の前と後でペースが変わるケースも時々ある。
・ペース判断と、臨機応変に対応できる器用さが騎手にも必要かなと思う。中山得意な騎手や、普段から同コースを乗り慣れている関東の騎手は「要所での判断力」という面でプラスになるイメージ。外国人ジョッキーも中山上手だよね。
・有利そうに見える馬 →秋開幕は野芝なので速い流れに対応できる馬。それ以外は基本的にはラストもしっかり脚を伸ばせる先行馬か、4角までに射程圏内に位置していて末脚の速い差し馬かなと思う。
理由は前半3Fがゆったりした展開がけっこうあることと、3-4角はほぼ平坦な急カーブで、一息入るような感じになるのでラストの脚が必要。




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