デザインのお話に限ったことではないのですが

「女性は色に反応し、
男性は形に反応する」

これは結構デザインの世界では
当たり前といえば当たり前の法則です。
ご存知でしたか?

よくデジカメなどで、
ターゲットを女性に絞った製品などは、
もう必ずと言っていいほど
カラーバリエーションが用意されています。

それはそれはビビッドな鮮やかカラーから、
微妙なニュアンスカラーまでさまざまです。

ですが男性向けの製品では
同じモデルの製品に対して、
そこまでして色のバリエーションを
豊富に取り揃えることはあまりありません。

男性の場合は「○○モデル」とか「○○仕様」
といった具合に形のバリエーションを出してきます。

これが男性と女性に対する
商品アピールの違いです。

ではどちらにも合うように
形も色も様々なバリエーションを持たせた商品を
作っておけば良いのではないか?

NOです。

実際の商品市場に目をやっても、
ほとんどそういったものが出回っていないように
そんなことをしていたらコストがかかってしまい
利益を出すことができなくなります。

デザイナーの才能は商品のように簡単に
仕入れたり生産したりすることはできません。
量産には限界があり、
絶えず生みの苦しみがつきまといます。
貴方の才能をふんだんに使って
作品を創っていくことを止めはしませんが
ビジネスにはバランス感覚が必要です。
力を入れるべきところとそうでないところ。
冷静なバランス感覚もまた、ビジネスには必要です。

貴方はデザイナーであり、
また貴方という会社の社長であるということを
お忘れなく。。。