私は自分の好きな言葉や、目標とすることなどを
机のサイドのいつも見えるところに貼っています。

なんか小学生の教室で
「整理整頓」とか「○○はきれいに使いましょう」
とかって貼ってあるのに似ています(苦笑)

その中のひとつが、いつだったか耳にして気に入った

「自信の源は量稽古から来る」

という言葉です。

量稽古というのは、文字通り「たくさんの稽古(練習・訓練)」

デザイナーにとっての稽古が何かは
人によって解釈の仕方が違うかもしれませんが
私自身の、技術的な面の稽古としては
「写真修整の技術」
「Flash・Photoshop・Illustratorなどのソフトを使いこなして
自分の表現力を高める技術」
を磨くことだと思っています。

でも、もちろん仕事をする人間にとって
「稽古」はそれだけではありません。
お客様に自分のデザインや企画を提出するのに
どんなに素晴らしいデザインであっても
そこに添えられた文章に説得力がなければ
デザインの魅力が半減します。

お客様の心に入っていける対人間としての関係が築けなければ
本当に良い仕事をさせてもらうことはできません。

日頃から自分の仕事に関わるすべてのことについて
自分で納得いくまで稽古のできている人にこそ
「自信」が宿ります。


柔道のヤワラちゃんが以前インタビューで
「勝ち続ける強さの秘訣は何ですか?」と聞かれて
「一にも二にも稽古、稽古あるのみです」
と答えていました。
野球選手のイチローもそうです。

TOPの人達の自信を支えているのは

「これ以上はできないほどに、
自分はやるだけのことをやっている」

という「自分だけが知っている事実」です。

逆に言えば、自信が持てないのは

「自分の立場においてやるべきこと、
もっとやれるはずだったことをやっていない」

という、これまた「自分だけが知っている事実」です。

貴方の稽古の量が足りているかどうか

それを判断できるのは貴方自身です。