大きな会社になればなるほど
「人」のピラミッドは大きくなっていきます。

でも、どんなに大きな会社でもどんなに小さな会社でも
「社長」と呼ばれる人は、たいてい1人です
(多少の例外はありますが)

サラリーマンとして、ある程度の大きさの会社で
働いた経験をお持ちの方や、
そのような方のご家族でしたら、想像がつくと思うのですが
入社してしばらくは、多くの場合、近くに同僚がいるはずです。
日々のグチを言い合ったり、仕事の話をしたり・・・
飲みに行けば上司の悪口を言い合ってうさばらしをしたり・・・

それがしばらくして部下がつくようになり
「課長」「部長」などと昇進していくと
それにともない人はだんだん孤独になっていきます。
周囲で同じ立場に立つ人の数が、絶対的に減っていくからです。

また、上司に対するグチや不満よりも、
部下の扱い方などに悩むようになります。
(これも個人差はありますが)

そして、その頂点に立つのが社長や経営者です。

大きな会社になると、雇われ社長だったり
米国式に経営実務を行うトップを「最高経営責任者」
などと呼んだり、その形はさまざまですが
まぁ、現在給料をもらっている人間が
趣味を仕事にして独立しようと考えたときに
ぴったりくる言葉は「社長」や「経営者」でしょう。

資金の準備やらに奔走して
なんとか会社を立ち上げたとき

貴方はとても「孤独」な存在になります。

人脈をたくさん持っていることは大切ですが、
共同経営者でもない限り、
貴方の仕事を「同じ立ち位置」で考えてはくれません。

もし、今の貴方が、
同僚とお酒の席で上司の悪口を言い合うことを
日々の生きがいにしているようなら
今からそのときの自分の姿を考えておかないと
いざ独立したときに「こんなはずでは」
という事態におちいってしまいます。

仕事に対する「信念」と「プライド」
そして孤独に負けない自立した意志の力が

「強い経営者」を作っていくのだと思います。