すっかり空きましたが、ぼちぼち出産の思い出なんかを勝手に振り返ってみたいと思います。
その前に最近のderokoさん。パフパフ~
(謎のテンション・・)
【最近の出来事】
・ビジネス成金クリニックに冷凍保存している残りの受精卵の延長手続きをしにいく。健康面でも経済面でも、二人目以降を産むつもりはないので最初は全部破棄予定でしたが、破棄手続きの電話をしたらクレジットカードの解約阻止係みたいな人が現れて説得され、とりあえずあと1年、一部だけ残すことに。
た・・高い・・(当然これも通常の料金表とは違う価格設定。。)
支払い手続きに行ったら「増税前、セーフですね!
(9/
末ギリギリに行きました)」と以前からいた感じの悪い受付に言われる。
うるせぇ!増税前じゃなくてイオンカードが20%還元期間だからだい!←もっとせせこましいw相変わらず失礼なビジネスクリニック。もう1年こことのつながりは続くのか・・
・子供は4か月。ついに抱き上げができなくなったので、洛中高岡屋のせんべい座布団という大きい座布団に乗せて、引きずって移動させてます。(うさこさん、参考にさせて頂きました!超便利!ありがとうございます!)動くようになったら本格的に床からの抱き起しが悩ましい。とりあえず、大型犬用のスリングに包んで風呂敷っぽく運べないか検討中。
・産後のこととかを、以前作って放置しておいたドメインに置きました!お暇な方いましたら。里帰りしない出産奮闘記です。
【出産の振り返り】
大分経ちましたが、一生に一度のことなので勝手に文章で振り返ります。2回くらいに分けますが、長文です。
おかげさまで最後までつわりもなく、産休直前まで毎日22時まで働ける健康な妊婦生活。
そんなわけで、予定日1週間前に計画分娩となりました。
<計画分娩予定日前日>
入院日です。全然生まれる気配もないので夫には気にせず会社行ってもらい、自分で荷物まとめて電車でgo。マンションの管理人さんに送り出されて普通に出発。笑
今にして思えば、この後数か月、気ままに電車なんて乗れないんだから、これで良かったなーと思ってます。
翌日の分娩を前に、この日は検査と麻酔の説明、そして前処置。
ラミナリアという徐々に膨らむ棒で子宮口を人工的に広げる→その翌日=計画分娩日の早朝、今度はバルーンで更に広げる。
ええとね。
痛い。
マジで痛い。
筋生検の痛み超えました。しかも物凄い出血してるの分かったし・・
無痛分娩って・・無痛じゃないやん・・・
そうして迎えた分娩日。子宮口の開きはまずまず。最初に硬膜外麻酔の針を入れる。海老みたいに体を丸くして腰にぶっとい注射をされる。腰椎穿刺って多分これのこと?
痛いけど、これは筋生検未満。(痛みの基準がすべて筋生検w)
まだ麻酔は入れず、陣痛促進剤を入れて本陣痛・破水が発生してから麻酔対応するとのこと。夫には「結構時間かかるので、来るのは午後でいいよー」とLINEして、おびえながら陣痛を待つ。
待つ。
待つ。
待つ。
4時間経っても何もなし
その後30分おきにミリミリ投与量を挙げていき、限界量までくるも・・
何もなし。
暇すぎて持って行ったスマホで社労士過去問アプリ300問解きましたw(なのに落ちたw)
結局、麻酔科医も定時で帰っちゃうし(働き方改革・・)、夜中まで引っ張って不測の事態につながっても対応できないので「今日は促進剤切って明日仕切り直しましょう」とのこと。そんなのあるんだ・・
とぼとぼ病室に帰る途中、
同じ日に入院した計画分娩の方がストレッチャーで緊急帝王切開に運ばれていくのに遭遇。大変そう・・頑張ってー!と心でエールを送る。翌日の同時刻、自分も同じ状況になるとも知らずに・・
<入院2日目:出産日>
この日も朝7時から促進剤開始。が、3時間たってもまったく陣痛つかず。
奥の方で、お医者さんたちが「予定日1週間前でしょ?初産婦さんには早いんじゃないかなー。帰ってもらう?」とか恐ろしい言葉が聞こえる。この状態で帰って自宅で自然陣痛とか、怖すぎるー!やめてー!と思っているうちにいつの間にか医師がいなくなり・・20分後、産科医と麻酔科医がそろって登場。
え・・せんせ・・後ろのナースが持ってるハサミ、何・・・
「昨日から促進剤MAX使っているので、あまり長期化するのもよくありません。ということで・・人工破水させて下さい
。」
依頼口調ですが断る権利などもちろんなく・・下からハサミ入れて子宮内の袋?切られました。
痛いというより、ハサミ見ちゃったからひたすら恐ろしくて助産師さんにしがみ付いてました。
足元が羊水で暖かくなってきて、あぁ、破水ってほんと水が出るんだ・・と一息ついた瞬間。
いて。
いててて。
いてててて・・・・!!痛い!!これね!陣痛これね!
いきなり来たもんだからてんぱって「来てます来てます!!」とMrマリック調に訴える。
1回ごとの痛みは筋生検未満だけど、ひと呼吸おくごとに痛みを感じるわけで・・この状態で何十時間とか・・ヘタレな私には絶対普通分娩無理だっただろうなと思いつつ、麻酔科医さんが無痛分娩の準備をしてくれる。そして神の手により背中に麻酔が入ったー!
あれ?
思ったより痛み軽減されないんだけど・・こんなもん?10の痛みが9くらいでしょうか。
2か3くらいまでに下がるって説明だったけど。
理由が判明。
麻酔科医:じゃあ氷当てて確認してきますねー。ここ冷たいですかー?(左足)
deroko:何も感じませーん。
麻酔科医:いいですねー。ではこちらー!(右足)
deroko:冷たぁぁぁ!!!!
何故か、右半身に麻酔が効いてない。
薬が回るように体を動かしてもダメ。1回背中の針縫いて入れなおしてもダメ。ダメ押しで偉い先生が再度入れ直してもダメ。
痛い痛い痛い片側だけがめちゃくちゃ痛いぃぃぃ・・・!!!
でもどうやら、右側全くきいていないわけではなく、極端に麻酔感度が鈍いらしい。強い麻酔を入れて、ようやく10の痛みが7くらいにはなる。
が、通常使っていない強い麻酔を入れると、今度はばっちり効いている左半身が痺れてくる。しかもさっきから何か息苦しいんだけど・・
「早く産んじゃって麻酔切りましょうねー!」と励まされるも、子宮口いつまでたっても全開にならず。10時頃人工破水して、痺れた左半身抱えながらいきんだりバランスボールにしなだれかかったりしても全く分娩進行しないまま気が付けば18時。
もうこの頃には私、白目
。
痛くなったら麻酔のスイッチを押す仕組みだったけど、押しすぎてもう出てこない(一定量超えると、時間空けないと出てこない仕様)
人生最大の絶望感で白目剥いて寝る私の向こうで、麻酔科医と産科医の会話が断片的に聞こえる。
「吸入麻酔はderokoさんの場合ダメです」「子宮もある意味筋肉だから、収縮が」
お・・これはもしかして・・・
ビンゴ。
まもなくして担当医がやってきて「ここまで頑張っていただいたのに申し訳ありませんが、これだけの時間かけても分娩進行しないことを考えると、帝王切開にさせて下さい。」と頭を下げられる。
ふざけんじゃねえよー!
決めるのが遅いんだよー!!最初から切っとけやーー!!!!←そっち?
と、キレなかった自分を褒めてあげたい。
横になった状態で夫と一緒に次々書類にサイン。
なんか色々説明されたけど覚えていることは
1:出血量多いので輸血するかも。一度輸血したら一生涯献血ができない。
2:2人目以降を生む場合は自動的に帝王切開になる
3:帝王切開の人が生涯産めるのは4人まで。
4:子宮に傷ができるので次の妊娠までは最低1年あけること
5:出血止まらなかったり子宮が戻らなかったら、摘出するからごめんね。
痛すぎて全部はいはい聞き流してたけど、1と5って結構だよな・・いや、私そもそも一人っ子しか考えてないからいいけど、そうじゃない初産婦さんなら他の項目も大分だよね。
それから、「帝王切開も立派な出産ですからね」と励まされるが、いや、私最初から帝王切開で良いってゆったやーん・・と思いつつ具合悪すぎて黙る。この時点で39度の発熱。
気が付いたらデリケートゾーンの毛をそられ、尿管入れられてたがもう恥じらいとかそういうの皆無でぐったり。
そして、昨日自分が見つけて心配した患者さんと同じルートを通ってオペ室へ移動したのでした。
続きはまた次回、よろしければお付き合いください♪