「現代美術コレクター」を読んで

テーマ:

 

著者は精神科医であり、日本現代アートコレクターの高橋龍太郎さんです。

日本現代アートというと、草間彌生さん、奈良美智さんなどのお名前を聞いたことがある方もおられるでしょう。

僕もかなり好きです。

 

アートなどなくても死にはしません。

でも、人はなぜ美しいものにひかれるのだろう?

時代を超えて人に評価されているの美術とは何だろう?

アートに一生の恋をした作者の文章は熱を帯びていて説得力があります。

正解など無いのかもしれませんが、美に関する考えには腑に落ちる部分がありました。

 

僕などアートを所有するということを考えたこともなかったのですが、美術館に行って観るだけと、実際に気に行った作品をお金をやりくりして購入して手元で鑑賞するのは、まったく別次元の世界だなと感じました。

作者なりに、アート作品を購入するコツを公開してくださっているので、この本によってアートコレクターが増えるだろうなと思います。

自分が気にいった作品を購入することで、生活が一変するでしょうが、とんでもなく素晴らしい楽しみでしょうね。

 

日本と世界における現代美術コレクターからみた文化論も、過激で面白いです。

 

日々、人の顔に「美」を施すお仕事をしていると、僕の患者さんをもっとに綺麗にしたいという思いと、患者さんの理想やイメージとのせめぎ合いもあります。

「美」のイメージは、本当に人によって千差万別、奥が深く、苦しくも楽しい世界です。

 

美しいもの、美しい人、どうしてこんなに心ひかれるんでしょうね?

「美女の正体」を読んで

テーマ:

 

なんかエロチックな表紙だなあ、という下世話な興味から読み始めた本です(笑)

実は、下村一善さんという有名な写真家さんによる、エロチックどころか、かなり真面目で素晴らしい本でした。

 

作者は、フランスに渡って「madame FIGARO」誌と契約し、日本人写真家として初めて伝説的カルチャー誌「The FACE」の表紙を飾るなど活躍したのち、様々なCMやPVの監督をつとめて2014年には宝塚歌劇団100周年記念作品「エリザベート」「ロミオとジュリエット」「ベルサイユのばら」の総合ヴィジュアル担当したり、蜷川実花監督の映画「ヘルタースケルター」の出演するなど多方面で活躍されています。

 

日本の女性では若尾文子さん、浅丘ルリ子さん、松坂慶子さん、岩下志麻さん、後藤久美子さん、沢尻エリカさん、浜崎あゆみさん、上戸彩さん、小雪さん、萬田久子さん、山口小夜子さん、柚希礼音さん、夢咲ねねさん、宮沢りえさんといったそうそうたる方の写真を手がけておられます。

 

美女とはいったいどんな存在なのか、コンプレックスとチャームポイントは裏表であったりすること、美女に適度なずれや歪みを求める日本人の感受性や、ファッション、美容整形についてなど、読んでいて感心する鋭い考察がどんどん登場します。

 

持って生まれた顔や体型の素晴らしさだけでなく、美女とは、、生き方や知性によっても作られるんだなと感じます。

 

患者さんが、さらに綺麗になって活躍できるように、これからも頑張ってお仕事しようと思いました

 

 

 

 

最近はプレイ時間も減っており、なかなかレベルアップできていなかったポケモンGOですが、ようやくレベル39になりました。

最高レベルの40までには、さらにあと500万XP必要なので、次はさらに大変です(笑)

 

最近のポケモン状況ですが、イベントの恩恵を受けてバクフーンに進化出来ました!↓

 

 

粘り強く相棒ポケモンにすることで、進化できたグランブルです。↓なかなか大変でした。

 

10キロ卵から孵化したプテラです。↓かなりレアなので嬉しいですね。

 

本日ゲットしたラプラスです。↓イベントの恩恵でしょうね。とても嬉しいです。

 

かなり忍耐力を必要とするゲームですが、ゆっくりでも確実にレベルアップしたいですね。

これは手術や治療も同じですね。

 

 

 

 

 

巨大アートビジネスの裏側

テーマ:

オークションで有名なサザビーズジャパンの元社長による本です。

僕はアートも詳しくないし、お金もないしオークションに参加したこともないのですが、オークションでのアート作品をめぐる駆け引きには少し興味がありました。

ムンクの「叫び」が96億円で落札されたときの会場の様子が、生き生きと描写されていてワクワクしました。

ちなみに96億円って入力しようとしたら、何回も96円ってなってしまい、自分には縁のない数字は指も入力を拒否するもんだと苦笑いしてます。

 

美容外科というお仕事していることもあり、人が美しいとか、驚くとか、観たいものってどんなものだろう?という興味があって、僕は美術館に行くわけなのですが(知人にそういうと、真面目な人ですか?って突っ込まれますが、僕って真面目そうな人に見えてるよね?そこがかなり心配)、美術館にいくたび違う感動を体験できます。

 

アートって、人の心をとらえる物の形や色、空間、本能的なものにも関係ありそうです。

単純に良いものだからというわけでなく、投機として産業として値段が過大に付けられることもあるでしょうから複雑な世界ですね。

 

生きていくのに必要でないものほど、高い値段がつくものですが、アートはその最たるもの、なくても生きていけます。

でも、有名な絵の美術館展にはj人が殺到するものです。

人間の不思議なところですね。

 

なかなか面白い一冊でした。

「のぼうの城」を読んで

テーマ:

場所は日本。時は戦国時代、天下統一を目前にした豊臣秀吉が、北条家との闘いを控えています。

北条がたについている、成田家の忍城の中の人々もまた秀吉の大軍を前にして揺れ動いていました。

城をあずかる城代の成田長親は、「でくのぼう様」を縮めて「のぼう様」と言われても、泰然としている人物だが、決戦の中で思わぬ行動をする、といったあらすじです。

 

設定や登場人物は、戦国時代ですが、新しい感覚の時代小説です。文体にも進行にも、みずみずしさがあります。とても読みやすく入ってきやすいです。

映画化されたのもうなづけます。

 

ただし時代小説好きとしては、なんだか違和感があったのも事実です。

戦いというのは、人が死ぬものですから、陰惨さがつきものなのですが、あんまり感じられなかったことも理由の一つでしょう。

文体が、コメディタッチなんですね。

 

極めつけは、主人公の「のぼう様」のキャラクターを描くために、この小説が書かれたのではないかな?という印象ですね。

主人公のキャラが立ってます(笑)

お話の終わり方も、あっさりだし、作者としては主人公のキャラクターと行動を描いただけで、もうそれ以上は書く気がしなくなったんだろうなと思うわけです。

 

時代小説としては、バランスがかなり異なってますが、ライトノベルの時代小説版といった感じですね。

ハッピーエンドで、現代的であっさり爽快なお話なので、誰が読んでも不快にならないという点で、よく出来ています!!

 

「極北クレイマー」を読んで

テーマ:

 

先日、美容院へ行ってきてさっぱりしました。

もう少しで42歳にもなるおっさんの加工なしの写真ですんません。

 

さて、本日読んだ本です。↓

海堂尊さんの「極北クレイマー」は、現実の事件とリンクするようで考えさせられました。

財政破綻寸前の北海道の極北市の市民病院に赴任してきた外科医が主人公です。

意欲のない病院職員、患者さんに床ずれの多発する病棟、問題ぞろいの医療現場に愕然としながら、主人公がなんとか溶けこもうとするなか、過去におこった妊産婦死亡を事件に仕立てあげようと、ジャーナリストや官僚が暗躍し遺族をたきつけることで、産婦人科医は逮捕され、事態は深刻になり、市民病院は閉鎖することになるというあらすじです。

 

主人公は8年目の外科医ですが、僕は8年目の時はもっと短気で荒々しかったなあと思います。主人公の大人ぶりに感心しました。

仕事中毒だった僕も、離婚やいろいろなことを経て、少しは大人になったのかしら。

 

医療は、安く受けられるのが当たり前だという思い込みがある人が多いのも事実です。

出産は、母子ともに健康にうまくいくものと思っている人も多いです。

実は多くの医療スタッフの協力や尽力があって、今日の日本の医療は成り立っているのですが、理解されにくいですね。

たとえば朝8時から勤務開始して、夜中2時過ぎまで手術して、そのあとは実験したり論文書いて、研究室で眠って、次の日の勤務が始まるなんて日がある生活を僕も10年ほど続けました。

 

この作品では、医療の世界の実情を物語仕立てでうまく描いておられます。

保険医療というのは、国の政策の一部ですから、仕方がない部分がありますが、いろいろ苦しいところがあります。

こういった娯楽作品を通じて、人々の医療の世界へのご理解が深まってくれたらいいなと感じました。

 

海堂さんの作品は、すべてつながっているので、時間をおいて読むと新たな発見がありますね。楽しい試みです。

「犯罪小説家」を読んで

テーマ:

 

新進の作家が賞を受けることが決まったところから話は始まります。

受賞した作品が映画化されるという話が持ちあがり、独特な感受性をもつ男が、監督・脚本を務めることになります。そして事態は意外な展開を見せるという感じのあらすじです。

 

なんといっても意外なラストは、ミステリーファンでなくてもうなるでしょう。たくさんの伏線のある、とても面白い小説です。

 

ただし自殺など生と死について、まっとうに向き合う部分のある作品ですので、決して明るく楽しいわけではないので、そこはご了承くださいね。生と死について、何か思い悩んでいる方にはおすすめできません。

 

ミステリー小説としても素晴らしいのですが、感心したのは、小説を書くうえでの苦悩や感覚を素直に描いていることです。

きれいごとではなく、自らの血と肉から生まれる文もあるでしょう。

現実感なく書き飛ばしていたら、自分を見失うこともあるでしょう。

分野違いですが、プロとして、わかるような気がする部分があります。

 

この作者の作品では「栄光一途」で、がつんと衝撃を受けました。

また他の作品も読んでみたくなりました。

 

 

おやすみだったので、かねてから行きたかったミュシャ展に行ってきました。国立新美術館で開催されています。

お昼を食べて、のんびりと到着。

まず、グッズ売り場の行列にびびりました。多すぎる!!

気を取り直して、展示を待つ行列に並びました。

小一時間並んで入場できました。たくさん人がいたわりに列が進むのが早かったわけは入場してすぐ分かりました。

 

前半は、スラブ叙事詩です。

と、とにかく絵がでかいです!!↓

(こちらは写真撮影可能な絵の一部です。)

この絵のでかさのおかげで、遠くからでも観ることができるので、人の流れがスムーズだったんですね。

 

 

迫力あります。

枠をあえて人物の一部がはみ出るように描いていたり、異なるレイヤーの画像を重ねたような絵が多くて、この時代には斬新だったんだろうなと思います。

有名になってから後の作品で、民族の独立や教会への考え方など、政治的メッセージが色濃い作品たちです。

人ごみ+絵が大きいのと、描かれた人々の目力に体力を消耗します。

こんな大きい絵を日本に運ぶのって、むちゃ大変だったろうなあ、とか関係ないことにも感心してしまいました。

 

さて、後半はサラ・ベルナールのポスターやリトグラフなど、ミュシャが有名になるきっかけになった作品群です。

こちらは、作品が浮世絵サイズで、小さいですからみんなじっくりと観察していて、なかなか列が動きません。

今観ても、新鮮な構図、コミックの表紙といっても違和感のないPOPさにあらためて感動します。

この構図、どっかの日本のコミックの表紙で見たよなあという既視感もあります。たくさんの方に影響を与えてきたのでしょう。

 

リトグラフの多くは、大阪の堺市が所蔵しているにも驚きました。

買い付け担当者、センスありますねえ。

 

平日でもかなり混雑しておりました。

土日は、もっと混雑するのではないでしょうか。

おそらくまだ人がそれほど多くない平日朝一とかに行って、スラブ叙事詩かリトグラフなどか、お好きなほうをじっくり観てから、もう一方を観るのが楽かもしれません。

 

ゴールデンウイークあとからは、患者さんの来院される数は落ちつきましたね。

こういった時は、じっくりと診察や手術ができます。

 

共立美容外科の二重まぶたの埋没法は、ほとんど腫れないという方が多いので、お休み前でなくてもたいてい大丈夫です。

二重手術している時に患者さんとお話してたら、手術終わってからデートするというつわものなお方もおられました(笑)

 

美容にかかわりはじめて18年目、いろんなクリニックで手術してきました。

お一人お一人、二重を作るのは真剣勝負です。

最も簡単な手術であり、最も奥の深い手術でもあります。

昔は、上まぶたの皮膚のたるみがある方には、簡単に切開法の二重まぶた手術をおすすめしてきました。

僕の二重まぶたの手術の最初の手術は切開法だったくらいです。

 

今は、かなり上まぶたにたるみが強くて、指でしっかりつかめるくらいでも、

「切る手術だけはしたくないです。埋没法でなんとかしてください。」

と言う患者さんが実に増えてこられましたね。

80歳を超えておられる方の埋没法は、少し手術の難易度が上がりますが、手術後に鏡を見ていただいて笑顔になると、心から嬉しいものです。

 

共立美容外科の横浜院、新宿院、千葉院、銀座院などで、手術や治療を行っております。

 

顔のしわやたるみは、ヒアルロン酸などの注射で改善出来ます。

ヒアルロン酸やレディエッセなどの顔への注入の分野で有名ないわきクリニック形成外科・皮膚科院長の岩城佳津美先生の本です。

僕の行っている方法とはかなり違うので学ぶ点が多く、細かな注意や心構えが書いてあり、本当に勉強になりました。

 

僕も17年くらい注入はしているのですが、これは完璧だと思える仕上がりはありません。

もちろん17年前のように、患者さんが僕の施術の結果に面と向かって怒ったりすることはないのですが(汗)

振り返ると、心ある患者さんに叱っていただいて、成長できたと思います。

もちろん注射の仕方や、ヒアルロン酸自体の性能が良くなったことで、結果も良くなったのかもしれません。

ただ、患者さんが、注射の結果に感激してくださったり、感動してくださると大変うれしいのですが、そんな時でも、

「あそこ、もう少し気になるなあ」と思っております。

 

「やりすぎないことが、最も大切である」という美容の原則からすると、自分としては髪の毛一筋分の少し足りない感じがあって、患者さんが満足してくださるというあんばいが、うまい結果を得る秘訣であるような気もします。

 

ヒアルロン酸注射、簡単なように思えますよね。

どこのクリニックで、どの先生がやってもおんなじだから、安いとこに行こうと思う人もいるでしょう。

しかし、この注射という施術が、ドクターの腕が結構はっきり出るんです。

しっかり、綺麗な結果を出そうとすると、相当集中力が必要ですし、経験も必要です。

手術よりも、難しく感じることも多いです。

 

ヒアルロン酸注射といっても、思わぬ合併症が起こることもあります。

ドクター選びは、慎重にしましょうね。