みなさん、こんにちは！ デルマ博士です。
ニキビ洗顔料定番のスクラブ、実は危険なものだって知っていますか？
ニキビが出来ている時って、痒くて、ちょっぴりヒリヒリしたりするから、
思いっきりゴシゴシ顔を洗いたくなる衝動に駆られませんか？
特に夏なんかは、汗をかいて脂っこくテカった顔を、
爽快なメンソールが効いているスクラブが入った洗顔料で洗うと、
さっぱりして気持ちいですよね！
僕も、スポーツの後にそういった洗顔料で洗うのが好きでした。
でも、実はこのスクラブ、色々と危険がいっぱいなのです！！
スクラブとは、あのザラザラしてて、いかにも毛穴の汚れをゴリゴリと
洗い出してくれで、ニキビ肌にとっても良さそうな雰囲気を醸し出している、アレです。
実際、洗っているとザラザラした感じがマッサージのように感じて気持ちいいのですが、
3つの理由で、今日からもうスクラブ入り洗顔料は使うのをやめることをお勧めします。
１．スクラブは逆に肌荒れの原因になりえます。
最近は、顔をゴシゴシ豪快に洗うのではなくて、
泡でフワッと優しく洗うのが正しい洗顔法である、
ということが男性の間でも少しずつ認識されて始めているようですが、
分かっていても、つい、ゴシゴシ洗ったときの爽快感がたまらなくて、
ゴシゴシ行っちゃうんですよね～。
でも、ゴシゴシ洗うってことは、その分肌に刺激と負担をかけている、
ということなので、刺激や摩擦を嫌うニキビにはNGな行為です。
理想的には、手の接触も避けて、泡でフワッと包み込むように洗うべきところを、
スクラブでジャリジャリゴシゴシ肌を痛めつけるなんて、本来はもってのほかなのですが、
結構長い間、スクラブはニキビ洗顔料の救世主のような位置づけで宣伝されてて、
スクラブ入り洗顔料の売り上げも好調でした。
あの頃、スクラブ入り洗顔料を一生懸命宣伝していたメーカーは、
本当は肌に良くない、ということは知っての上だったのでしょうか！？
もしも、スクラブでゴシゴシやることのデメリットを知った上で、
「ニキビを治させないで末永く製品を購入してもらうための戦略」
だったとしたら、相当腹黒いなぁ、と思いつつ、
売るためだけを考えれば、賢い戦略だなぁ、とちょっと関心してしまったりします。
２．スクラブは眼球の損傷リスクがあります。
下記は厚生労働省が2010年8月18日に発している
「スクラブ等の不溶性成分を含有する洗顔料の使用上の注意事項について」
からの引用なのですが、要は、スクラブは目を傷つけるリスクがあるので、
製品を販売する方はこのことをきちんと注意喚起してください、
ということです。
いわゆるスクラブ剤や泥、火山灰等の不溶性成分を含有する石けん類及び薬用石けん 類（ただし、顔に使用しないことが明らかな製品を除く。以下「不溶性成分含有洗顔料」 という。）については、不溶性成分が異物として眼に入る可能性があること、眼表面を 傷つけるおそれがあることが、独立行政法人国民生活センターの報告書「火山灰を含む 洗顔料の使い方に注意！」（平成２２年８月１８日）において指摘されています
スクラブを使用するリスクが、上記１に記した刺激による肌の炎症や
ニキビの悪化ならまだしも（といっても、十分嫌だけど）、
ニキビが治るどころか、目まで損傷させられてしまってはたまりません！
もちろん、目をつむるなどして対策はできますが、スクラブというのは、
一般的にはその粒径は100μｍ～300μｍとのことです。
μｍ（マイクロメートル）とは、1/1000ミリですので、かなり小さいので、
目をつむっていても、ちょっとしたことで目に入ってしまうリスクがありますよね。
注意するに越したことはないです。
ちなみに、粒径が75μｍ以下であれば、あまり問題はないようです。
３．スクラブは環境破壊につながります。
スクラブの素材として一般的に多いのは、「プラスチック・マイクロビーズ」と呼ばれている、
すごく小さなプラスチック粒子です。
プラスティックと肌では、当然肌のほうが弱いので、毛穴の汚れや角質を
削り取るだけでなく、肌も削り取ってしまうので肌に良くないのですが、
実は環境にもよくないのです。
というのは、プラスティックは水に溶けず、洗顔の度に排水口から下水、川、海へと
微細なゴミとして流れ出てしまうのです。
そして、そのサイズは眼球を傷つけるには十分大きなサイズであるものの、
水処理場のフィルターを潜り抜けるには十分に小さいサイズなのです。
これは他人ごとではなく、一度流されたプラスティック粒子は、
川や海で魚が誤飲し魚の体内に蓄積され、
食物連鎖の結果、回り巡って人間にも影響が出る可能性があるのです。
以上、3つの理由により、今日からスクラブ入り洗顔料の使用をやめることを
強くおすすめするのですが、スクラブは毛穴の汚れを洗い流す効果がある、
という点だけに着眼した場合においては、その効果がないとは言えません。
ニキビを治すために、毛穴の汚れを落とすことは至上命題の一つです。
なので、スクラブのような効果を持つ代替素材が求められているのですが、
その候補としては、プラスティック粒子ではない、天然クレイ、火山灰があります。
天然クレイや火山灰はプラスティックマイクロビーズよりも肌に優しいのですが、
テクノロジーの進化により開発された今一番注目されているのは、
「ファイバースクラブ」です。
「ファイバースクラブ」とはLunamerAC 
のファイバーフォームに含まれる角質洗浄成分で、
下記のような特徴を持っている食物繊維の素材です。
フワフワと変形する糸状の植物繊維。毛穴よりも細い10～50マイクロメートルの繊維がキメ細かく濃密な泡をつくり、肌へのダメージを少なくニキビの原因となる古い角質や毛穴のつまりをやさしく絡め取ります。
サイズが10～50マイクロメートルということなので、目の損傷の心配も低く、
食物繊維でできているので、肌にも環境にも優しい、毛穴汚れ掃除の次世代技術です。
ファイバースクラブの詳細については、LunamerAC の公式ホームページに
より詳しい説明がありますので、アンテナの高い方はチェックしてみてはどうでしょうか。
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