ANN、AX、誰かのために | Commentarii de AKB Ameba版

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AKBとかその周辺とか

 土曜から被災地に出張。
 東北道を一路北へ。
 
 一般車両の通行が可能になったせいか、多くの車が北に向かっていた。
 支援物資を家族に届ける車や、肉親を迎えに行く車なのだろう、さまざまな地方のナンバープレートが北に向かっていた。もちろん、自衛隊、タンクローリー、救急車もたくさん。

 車中録音しておいた前日のANNを聞く。
 被災地に支援に向かうたくさんの車列を見ながら、聞こえてきたのは冒頭で流れた「誰かのために」。

一人ぼっちじゃ/生きていけない
誰かがいるから/わたしがいるの
誰かのために/人は生きている
私に何が/できるのでしょう?

 うるっと来ちゃいましたよ、そりゃあ。

 久しぶりの生放送(の録音だけどね)のANN。パーソナリティは高橋、大島(優)、秋元。
 内容はいつもどおり、深夜放送にしてはぬるぬるなんだけどさ。アイドルのラジオなんだからこれでよし。ラジオで血を流すのは佐藤(亜)だけでいいんだよ。あ、そういうやブログ紹介のコーナーやってなかったな。 
  
 夕刻被災地から50kmほど離れた町に到着。土曜はホテル泊。部屋はお湯が出ないので風呂は大浴場で。エアコン効かないので暖房はハロゲンヒーターで(放射性物質を心配しての措置か?)。まあ電気が通っているだけありがたい。飲食はふつうにできたが、ペットボトルのお茶類がみな売り切れ。缶コーヒーは全部残っている。

 夜は自室で予定通りAXを視聴。
 第100位。曲は知らないが、いきなり大島と佐藤だあ! ANNのお三人方が頻用していた表現を使うならば「あがった」。

 ほら、このところ見てるのがA1とか、A2とかでしょ。新しい人よか大島とか佐藤とかの方がなじんでる感じなんだよね(って、いっぱしの古参きどりのセリフですみません。本当はぽっと出の、シアターに行ったこともないぺいぺいですすみません。しかも「曲は知らないが」ってどうゆうことよ。だってひまわり組まだ見てないんだもんほんとゴメン)。
 
 ああ、AX見てると、僕もまだまだだなあ、と思うことしきり。曲知らねえもんなあ。
 第92位にSKE登場。「恋を語る詩人になれなくて」。これも知らないけど、松井JをはじめSKEの張り切りぶりは伝わってkる。ただちょっと、観客の反応が薄い?

 松井JのMCに、「お前たち何しに来てるわけ?」「必ずしも俺たちお前ら100%支持してるわけじゃないかんね」みたいな空気、アウェー感とでも呼ぶべきものがあったようななかったような。
 
 AKBは熱愛しているがSKEは嫌い、とか、その逆の人もいるようで、もしそのせいならちょっと残念。
 だが松井Jは、そのような空気とは関係なしに声を張り上げて元気よく叫んでいました。

 考えられれる状況は3つ。
 1 アウェー感なんてそもそもなかった。全ては僕の杞憂だった。現場にいないヤツがテケトーなこと言うんじゃない。すいません。

 2 アウェー感はあったけど、松井Jはそれを跳ね返して頑張った。どこまで大物なんだこの中学生は。

 3 アウェー感はあったけど、松井Jはそれを感じなかった。それはそれで大物だぞ。

 どういう状況だったんでしょ。

 その後も知らない曲ばかりで、修行の足りなさを痛感しているところで、第86位、DMT(この言い方の初出は2006年4月10日のメモリスト)。しかもA1のオリジナルメンバーばっかだ! 増山もいる!!
 残念ながら宇佐見、中西はいなかった模様。でもステージは見たことないくせにDVDで追体験をして、いっぱしの古参気取りの僕にとっては大満足であった。
 というところで就眠。
ps.
 あとでもう一度DMTを見直す。前田が終始後ろの方で目立たないのに気がつく。ソロも取らない。大島や折井や駒谷や佐藤や星野のかげでひっそり踊っている。そういうやA1でもDMTではあんまし前田は目立たなかったよなあ。見直してみると、曲の大半でセンター後方で、一人ぽつんと踊っていた。扇の要のように。最後は前に出るけど。

 翌朝町を出て被災地へ。現地スタッフと支援の打ち合わせ。その後現場を視察。

 3月11日以前には民家が密集していたという場所で声を失う。

 「あららら、すっかりさっぱりしちゃったねえ」「あそこら辺に実家があったんですけどねえ、これじゃあもう何にもわかんないね」
 現地スタッフの声は不思議に明るい。もう暗くなっている時期は通り過ぎたということだろうか。

 帰途東北道を南下。昨日に続いてANNを聞く。今回はエンディングも「誰かのために」。
 あの光景を見て、もう一度自分に問う。

 「私に何ができるのでしょう?」