今日はお昼からホテルで7000円のバイキングに行きます。
きっと、もとはとれませんね(笑)
宮國です。
今日はノンシリコンシャンプー、トリートメントについてです。
少し長いですが、髪を綺麗にしたい方は丁寧に見てみる事を
オススメしておきます。
一昨年程前から、雑誌などのメディア、ドラックストアの店頭などで
やたら「ノンシリコンシャンプー」という物を見かけるようになりました。
お客様からも、ノンシリコンシャンプーについての質問を
受ける事も多くなってきてますので、
一度ノンシリコンシャンプーの真偽について書きたいと思います。
結論から申し上げますと、
シリコンには害はありません。
“基本的には”安全な成分です。
しかし「ノンシリコン」と書いてあれば
何でも良いと言うのは大きな間違いです。
それに、「ノンシリコン」と書いてあっても、
成分を見るとシリコン以外の
油性コーティング剤が入っている場合が殆どで、
私に言わせてみれば仕上がりが多少軽くなる。
それ以外はあまり変わらないのでは?といった感じです。
そしてシリコンなのですが、
赤ちゃん用品にも、化粧品にも、生理用品にも、医療品にも、
あらゆる日用品に使われている安全な成分です。
胃が悪い方はご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
飲み薬でガスコンと言う胃や腸のガスを取り除く薬があります。
この薬の成分は、純度100%のジメチコン(シリコン)です。
では、なぜシリコンが敵対視されるようになったのか?
例えば、シリコンが大量に配合されているシャンプーの代表格に
資●堂のTS●B●KIなどがありますが、
毎日のすすぎが十分にされていないと、
髪にシリコンが残りコーティングされ、
カラーが入りにくい・パーマがかかりにくい、
など支障をきたす事態が稀に見受けられ、
美容師業界の中で敵視され、
現在でも美容師業界の中では一般人以上にシリコンを敵視しています。
そして美容師業界の中で悪い風評が広がり、
メーカーもそれに乗りノンシリコンシャンプーを作り
「ノンシリコンなので頭皮と髪に良いですよ!シリコン入りはダメです!」
と、宣伝し発売します。
その証拠に、ノンシリコンシャンプーが流行しだしたのは、
TS●B●KIが爆発的に売れ一般社会に使用者が増えてからです。
「何かを悪者に仕立てて価値を貶め、それによって自分の価値を相対的に高めようとする」
これは広告効果を高めるための常套手段です。
こういうときは後ろで何かしらの利権が絡んでいる場合が多いので、
シャンプーに限らずみなさんも風評には十分お気をつけください。
さて、こんな背景があって今に至るシリコンですが、
基本的には安全ですが本当に全く髪・頭皮に問題が無いかというと、
それもケースバイ・ケースになるのでご説明したいと思います。
シリコンは、はがれかけたキューティクルや枝毛なんかを、
くっつけてくれる万能の補修薬でもあります。
なので、例えばダメージが酷い方は、
シリコン入りのシャンプーを使っていただいても問題ありません。
もしくは、ノンシリコンシャンプーの場合でも、
シリコン以外の補修成分が充実しているシャンプーを必ずお選びください。
髪のダメージが酷いにもかかわらず、
補修成分の入っていないただの
ノンシリコンシャンプーor高アルカリの石鹸シャンプーなどを使うのは
自殺行為としか言いようがありませんのでご注意下さい。
しかしシリコンは保湿剤の油分でもありますので、
髪にボリュームが欲しい方、健康な髪の方、頭皮の油分が多い方などは
シリコン入りシャンプーは避けて下さい。
あとは、皮膚が敏感で頭皮が痒くなりやすい方。
一般ドラックストアの主に1000円以下の商品の殆どが
シリコン入り+ラウリル硫酸系のシャンプーで、
頭皮が痒くなると言う方は、
すすぎが甘い、もしくは刺激物質である(人により、ですが)
ラウリル硫酸ナトリウムに反応して痒みが
おこっている可能性がございますので、一度相談して下さい。
また、妊娠中の方も避けた方が良いです。
これは、妊娠中ホルモンのバランスが崩れ、
頭皮に油が出やすくなるからです。
妊娠中の方で、
シャンプーは変えてないのに頭皮が急にベタつきはじめた・・・
そのような方は、
ノンシリコンのシャンプーに変えていただくと改善されるケースが多いです。
そしてシャンプー後のトリートメント、
洗い流さないトリートメントなどは
毛先につけるのがメインになり地肌にはつけないので、
ボリュームが欲しい髪質を除いて、
全面的に、シリコン入りを使用されても大丈夫だと思います。
最後に、皆様がこれからシリコンとどう付き合っていけばよいのか?
実際のところ、
シリコンの有無よりもシャンプーを選ぶ時に注意すべき事は
他にもっと沢山大事な事があります。
界面活性剤は何を使っているか?
保湿剤は何が入っているか?
防腐剤はどうか?
香料は?
など、もっと気にしなければならない部分がたくさんあります。
ですので、シリコンに過剰に反応せず、
それ以外の成分にも一度目を向けて考えてみて下さい。
(難しくてわからない方は私に相談して下さい)
シリコンに限ってアドバイスさせていただきますと、
過剰に配合されている製品は
“一応”避けておく。
(シャンプーのボトル裏の成分表示を見ていただき、上位にジメチコン・シクロメチコン、などの表示があるかどうか。配合成分の多い順に表示されています。)
この程度の認識で十分だと思います。
あまり偏見を持ったり怖がったりせず、
シリコンとも上手に付き合っていきましょう。
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