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伝三郎投稿 その5 「西宮北部の散歩道紹介」 記事3


前回の記事2に続いて散歩道の紹介をします。前回は赤坂峠から丸山、金仙寺にかけてのウォーキングロードを書きましたが今回は同じ赤坂峠からさらに北へ、山の中に分け入るハイキング道を紹介します。


ロードの紹介の前に少し西宮市北部の地形を説明しますと、地図を見ますとすぐに解るのですが、西宮市は南北に縦長の瓢箪型をしていて少し頭の部分が西に傾いています。南部の都市部に住まいの方は、東隣は尼崎市で西隣は芦屋市ですが北部に住んでいる人たちにとっては、東隣は宝塚市又は神戸市であり、西隣は神戸市、北の隣も神戸市です。


つまり、西宮市の北部には神戸市の東部分が覆いかぶさっているのです。

この地形を少し頭において読んで頂ければ理解して頂けると思います。


で今回は、歩き始めは西宮市ですが、すぐに神戸に入るコースで、行く先は二つ紹介します。


一つは山の獣路を通って神戸市の「生野高原住宅地」に降りるコース。もう一つはJR道場駅近くの「百丈岩」に出るコースです。





前回紹介しました「赤坂峠」バス停から中国道を跨ぐ橋を渡り、旧176号を西に200メートルで北に分け入る農道に入るのは前回紹介したとおりです。

約800メートルで大沢神社の祠に到着ですが、その祠の後ろ側つまり北側は山になっていて、祠の10メートルほど右側に山に分け入るけもの道程度のいわばトレッキング道があり、これに入って行きます。


この道は、山道の経験豊かな人と行くのがよいでしょう。出来れば経験者と同伴するのがよいと思います。平素平坦な道ばかりをウォーキングしている方は山の感覚が解らず道に迷う危険があります。


少し登ると高圧送電線の下あたりに出ますが、ここで東西に走る道に突き当たります。突き当りを右にとり、つまり東に向かっていますが少し行くとまたT字路に突き当たります。これを右にとると「生野高原」コース。左にとると「百丈岩」コースになります。


生野高原コースの距離は短くて、大沢神社からはせいぜい2Km程度で住宅地に出ますが、この住宅地は大きな谷間に展開していて、歩くとアップダウンも楽しめ、又宅地とはいえ建物も密集しておらず、この谷間を歩くだけで十分の距離を楽しめます。


生野高原からの帰路は自動車の通れる道が急カーブの連続で下っており、一本道で赤坂峠へ降りてきます。但し高原から下り始めてしばらく行くと左に折れる道がありますが、これを行っても「さくら台」という団地に入って176号線に出ることが出来ます。バス停もあり南部に帰るにはこの道でも好いのですが歩く距離は赤坂峠に出た方が近いでしょう。歩行距離は生野高原の地内を歩く距離にもよりますが高原内を省けば5Km程度でしょう。


もう一方の百丈岩コースですが、先のT字を左にとって林の中をゆきます。北に向かっている訳ですが途中には猪やその他の獣たちが転げまわって遊ぶ、いわば風呂場のような湿地帯があったり、松茸山を表示する神戸市の看板があったりで、ひとの往来を示すものを見て、やや寂しさが紛れます。


途中、道が分岐し、どちらに行くか迷うところに来ますが、右にとります。左に行くと道がなくなり山に迷い込むことになります。少し行くと右側に「静ケ池」という少し大きな池に出ます。この池に出れば道は間違っていないので安心です。


そのままどんどん行きます。風化した砂交じりの岩場に出てきます。ここが百丈岩のてっぺんです。眺望は開けて素晴らしいものです。ただこの付近は新名神高速道路の通過地点で道路工事の建設の音ががんがんと響き渡って現実社会に引き戻される感が否めません。


百丈岩はその名の通り、下の道路から200mもの垂直に切り立った断崖で、上に立てば眺望が素晴らしく、下に降りれば岩場の雄大さを満喫できます。


ここからJR道場駅まで1キロ強で、大沢神社から道場駅まで概ね5キロ程度でしょうか。またここから道場駅に向かう途中に、船坂川を左に渡る橋がありこの道を取ると神戸市の浄水場、青少年の研修センターを経由して国道176号の「平田」に出ます。この平田も新名神の道路工事をしてしますので道を間違うことはないでしょう。


この平田には、三田、有馬をむすぶ阪急バスが通っていますが本数が少ないので事前に調べておくとよいでしょう。


平田から西に歩けば神戸電鉄の駅に出ますが、西宮方面に帰るにはそのまま南に2キロ程度歩いて、もう一度西宮市山口町に入り宝塚方面行きの阪急バスに乗ることが出来ます。宝塚行は本数も多いので安心です。

百丈岩から平田を経由して山口町まで4キロ程度でする


一日のハイキングとしては十分に楽しめるコースと確信しています。