BSスカパーで放送されたドラマ「武道館」第2話を見ました。
このブログでは、BSスカパー版の追加シーンに、注釈を入れる形で書いていこうと思います。ストーリーや今後の展開に関わるネタバレを含みますので、ぐれぐれも御注意ください。
第2話で追加されたシーンですが、「水着」の一言に尽きるでしょう。
フジテレビ版の「武道館」は、CMを除けば19分。
BSスカパー版は30分ありますが、追加された11分のうち、実に5分47秒が、NEXTYOUの水着シーンに使われました。 ┐( ̄ヘ ̄)┌
11分の中には、新曲「Next is you!」のフルバージョンも含まれるので、ドラマパートは限られます。そのドラマも、水着に関わる内容でした。
1つ目の追加シーンは、水着グラビアの撮影当日。
野村チーフマネージャー(木下ほうかさん)と編集者が話しています。
編集「前回のグラビアが本当に好評でですね、今回は4ページ、どーんといかせていただきます」
野村「いいですねえ」
編集「こちらも全部、企画になっていまして……」
(現場マネージャー前田(高畑裕太さん)に連れられ、入室するNEXTYOUの5人)
前田「失礼します」
NY「(口々に)失礼します」
前田「さあみんな、自分の水着もっていって着替えて」
(袋に入った水着を確認しはじめるNEXTYOUの5人。波奈とるりかがアイコンタクト)
波奈「なんかコレ、前より面積小さくなってませんか?」
野村「え? そうかあ? 気のせいじゃないかあ?」
(用意された衝立の向こうに消えていく4人)
(1人だけワンピースの水着を用意されたことに気づく真由)
(視線をそらす前田。いたたまれなくなったのか、席を外す)
地上波では、提供ベースで流れた、10秒程度のシーンです。
リーダーの坂本波奈(金澤朋子さん)に「面積小さくなってませんか?」と不満を言わせることで、第2話の主役、ぽっちゃりキャラの安達真由(高木紗友希さん)のワンピースを際立たせる演出になっています。
個人的には、更衣室が用意されていなかったことに驚きました。
2つ目の追加シーンは、水着グラビアを見た家族の反応。
愛子(宮本佳林さん)と碧(植村あかりさん)のおかげで立ち直った真由が、夏目(小出恵介さん)に元気よく挨拶するシーンの次に流れます。
まずは、坂本家の台所。
洗い物をしている波奈に、歩きタバコの母親が近づいてきました。
母親「見たよ、これ」
波奈「ん?」
(雑誌の水着写真がアップになる)
母親「アンタ、これでいくらもらってんの?」
波奈「ギャラなんてタダみたいなもんだよ」
母親「ホントに?」
波奈「本当。むしろ宣伝してもらってるんだから、私たち」
(タバコを大きく吸い、煙を吐き出す母親)
母親「売れないアイドルなんかさっさと辞めて、キャバクラで働いてもらったほうが稼げるのにね」
(顔をしかめる波奈、洗い物の手に力がこもる)
続いては、鶴井家。
るりかの水着グラビアが載った雑誌が、ラックに叩きつけられます。
鶴井父「いいかげんに辞めなさい。部下が見ててヒヤヒヤしたぞ」
「こんなみっともないことをしているのが私の娘だなんて知られたら……」
るりか「でも有名になるためにはこういうお仕事もしないとダメだから――」
鶴井父「こんな格好するのがアイドルなのか!」
「こんなことをするために大学進学をあきらめたのかお前は!!」
「恥を知りなさい!!!」
(テーブルに雑誌を置き、立ち去る父)
(父親の背広とカバンを持っている母、娘に寄り添う)
鶴井母「るりか……」
(娘の肩を抱く母)
坂本波奈も、鶴井るりかも、家族の理解は得られていないようです。
娘の写真集発売が決まったさいに、
「アイドルなんだから(水着撮影があっても)仕方がないよ」
と返した、熊井ちゃんのご両親とは少し違います。
まずは波奈。
原作では一人暮らしをしていて、母親は登場しません。
小説を読んだドラマの制作陣が、あのような母親にしたのでしょう。
ドラマ第1話に、愛子が「NEXTYOU」を検索するシーンがありますが、小説では、愛子が「坂本波奈」を検索した過去について触れています。
出てきたのは、スクール水着を着た7~8歳の波奈のDVDでした。
(波奈自身は、部屋にDVDを飾るなど、過去を黒歴史にしていません)
アイドルに限らず、ブレイクした芸能人の親と事務所が契約で揉める話は耳にします。ドラマ版は、そういう流れを予定しているのでしょうか?
鶴井家では、るりかのアイドル活動に反対する父親が初登場しました。
一人っ子のるりかを溺愛している(地の文――愛子の語りで紹介されるだけの)原作と違い、ドラマの父親は世間体を気にしているようです。
医学部を目指す息子(優等生の弟)がいますし、そもそもアイドル活動に反対しているので、るりかの努力が目に入らないんですね。
個人的には、
「こんなことをするために大学進学をあきらめたのかお前は」
というセリフが、グサリときました。
ドラマでるりかを演じるのは、Juice=Juiceのリーダー、宮崎由加さん。
理系の大学に通いながらアイドル活動をはじめた宮崎さんは、両立に悩まれ、ある決断に至ります。
ドラマのスタッフは、そのことを知っていたのでしょうか……
アイドルの皆さんが、過去におこなった選択を後悔しないような人生を歩まれることを、ファンは願っていると思います。
このブログでは、BSスカパー版の追加シーンに、注釈を入れる形で書いていこうと思います。ストーリーや今後の展開に関わるネタバレを含みますので、ぐれぐれも御注意ください。
第2話で追加されたシーンですが、「水着」の一言に尽きるでしょう。
フジテレビ版の「武道館」は、CMを除けば19分。
BSスカパー版は30分ありますが、追加された11分のうち、実に5分47秒が、NEXTYOUの水着シーンに使われました。 ┐( ̄ヘ ̄)┌
11分の中には、新曲「Next is you!」のフルバージョンも含まれるので、ドラマパートは限られます。そのドラマも、水着に関わる内容でした。
1つ目の追加シーンは、水着グラビアの撮影当日。
野村チーフマネージャー(木下ほうかさん)と編集者が話しています。
編集「前回のグラビアが本当に好評でですね、今回は4ページ、どーんといかせていただきます」
野村「いいですねえ」
編集「こちらも全部、企画になっていまして……」
(現場マネージャー前田(高畑裕太さん)に連れられ、入室するNEXTYOUの5人)
前田「失礼します」
NY「(口々に)失礼します」
前田「さあみんな、自分の水着もっていって着替えて」
(袋に入った水着を確認しはじめるNEXTYOUの5人。波奈とるりかがアイコンタクト)
波奈「なんかコレ、前より面積小さくなってませんか?」
野村「え? そうかあ? 気のせいじゃないかあ?」
(用意された衝立の向こうに消えていく4人)
(1人だけワンピースの水着を用意されたことに気づく真由)
(視線をそらす前田。いたたまれなくなったのか、席を外す)
地上波では、提供ベースで流れた、10秒程度のシーンです。
リーダーの坂本波奈(金澤朋子さん)に「面積小さくなってませんか?」と不満を言わせることで、第2話の主役、ぽっちゃりキャラの安達真由(高木紗友希さん)のワンピースを際立たせる演出になっています。
個人的には、更衣室が用意されていなかったことに驚きました。
2つ目の追加シーンは、水着グラビアを見た家族の反応。
愛子(宮本佳林さん)と碧(植村あかりさん)のおかげで立ち直った真由が、夏目(小出恵介さん)に元気よく挨拶するシーンの次に流れます。
まずは、坂本家の台所。
洗い物をしている波奈に、歩きタバコの母親が近づいてきました。
母親「見たよ、これ」
波奈「ん?」
(雑誌の水着写真がアップになる)
母親「アンタ、これでいくらもらってんの?」
波奈「ギャラなんてタダみたいなもんだよ」
母親「ホントに?」
波奈「本当。むしろ宣伝してもらってるんだから、私たち」
(タバコを大きく吸い、煙を吐き出す母親)
母親「売れないアイドルなんかさっさと辞めて、キャバクラで働いてもらったほうが稼げるのにね」
(顔をしかめる波奈、洗い物の手に力がこもる)
続いては、鶴井家。
るりかの水着グラビアが載った雑誌が、ラックに叩きつけられます。
鶴井父「いいかげんに辞めなさい。部下が見ててヒヤヒヤしたぞ」
「こんなみっともないことをしているのが私の娘だなんて知られたら……」
るりか「でも有名になるためにはこういうお仕事もしないとダメだから――」
鶴井父「こんな格好するのがアイドルなのか!」
「こんなことをするために大学進学をあきらめたのかお前は!!」
「恥を知りなさい!!!」
(テーブルに雑誌を置き、立ち去る父)
(父親の背広とカバンを持っている母、娘に寄り添う)
鶴井母「るりか……」
(娘の肩を抱く母)
坂本波奈も、鶴井るりかも、家族の理解は得られていないようです。
娘の写真集発売が決まったさいに、
「アイドルなんだから(水着撮影があっても)仕方がないよ」
と返した、熊井ちゃんのご両親とは少し違います。
まずは波奈。
原作では一人暮らしをしていて、母親は登場しません。
小説を読んだドラマの制作陣が、あのような母親にしたのでしょう。
ドラマ第1話に、愛子が「NEXTYOU」を検索するシーンがありますが、小説では、愛子が「坂本波奈」を検索した過去について触れています。
出てきたのは、スクール水着を着た7~8歳の波奈のDVDでした。
(波奈自身は、部屋にDVDを飾るなど、過去を黒歴史にしていません)
アイドルに限らず、ブレイクした芸能人の親と事務所が契約で揉める話は耳にします。ドラマ版は、そういう流れを予定しているのでしょうか?
鶴井家では、るりかのアイドル活動に反対する父親が初登場しました。
一人っ子のるりかを溺愛している(地の文――愛子の語りで紹介されるだけの)原作と違い、ドラマの父親は世間体を気にしているようです。
医学部を目指す息子(優等生の弟)がいますし、そもそもアイドル活動に反対しているので、るりかの努力が目に入らないんですね。
個人的には、
「こんなことをするために大学進学をあきらめたのかお前は」
というセリフが、グサリときました。
ドラマでるりかを演じるのは、Juice=Juiceのリーダー、宮崎由加さん。
理系の大学に通いながらアイドル活動をはじめた宮崎さんは、両立に悩まれ、ある決断に至ります。
ドラマのスタッフは、そのことを知っていたのでしょうか……
アイドルの皆さんが、過去におこなった選択を後悔しないような人生を歩まれることを、ファンは願っていると思います。