グランディングになる精油  | ホツマツタヱ同好会 ワアミブログ

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画家、ホツマツタヱ同好会.アート展企画.フトマニWS.絵本WS主催。2016年ホツマツタヱ東京フォーラム司会を、高島縄文ロマンの集いにてヲシテアート展総監督。2017年、2019年、2020年神田文房堂『タマノヲ展』開催。2021年も7月19日から『タマノヲ展』開催します。

 

 

数日前にグランディングの話になり、昔あげた記事がなぜか見つからず・・・きっとあげてなかったんだね。

誰かの役に立つといいなー

 

グランディングになる精油

 

フランキンセンス(乳香・オリバナム) 精油を抽出する部分 樹・脂 水蒸気蒸留法 支配星・太陽

エジプトでは神々の捧げものとして祭壇でたかれ、また瞑想を助けるものとして使用されました。かつては病人を燻蒸して、その人にとりついている悪霊を払うのにもつかわれました。

 

心に対する働き

平静な感情を起こさせ、呼吸をスローダウンさせます。心に元気を与え、心をなこませる効果をもたらします。人を慰め、リフレッシュさせます。

過ぎ去ったことに対する不安な心理状態、強迫観念にとりつかれた心理状態を平常に戻すのにのに有益です。

 

体に対する働き

肺を浄化し、呼吸を深くする働きがあります。

 

シダーウッド 精油を抽出する部分 木部 / 水蒸気蒸留法 / 支配星・土星

シダーは霊的なパワーを意味するセム語(セム・ハム語族はインド・ヨーロッパ語族ウラル・アルタイ語族(現在、ウラル語族とアルタイ諸語は別のグループとされている)と並ぶ世界の3大語族の一つとされていた)

からきたもので、これは固い信仰のシンボルです。シダーウッドは寺院の薫香として最も古くから使用された香料の一つです。

 

心に対する働き

精神の鎮静・緩和の両方の作用があり、神経の緊張を和らげ、不安に取りつかれている状態の時に非常に役立ちます。このために、この精油は瞑想に用いられ、迷っている人をもとの道に戻す場合にも試みる価値があります。

 

体に対する働き

去痰作用があり、内分泌系と神経系との両方に強壮作用を及ぼすため、ホメオスタシス(生体恒常性)を整えて、体のバランスを回復させるのを助けます。

 

 

サンダルウッド 精油を抽出する部分 心材 / 水蒸気蒸留法 / 支配星・土星

インドでは、古くから寺院での瞑想時の薫香に使われており、また、儀式などでも使われてきました。

 

心に対する働き

鎮静作用があり、緊張や興奮時などに、心を落ち着かせる効果があります。何かの想念が頭に取りついて離れない時に役立ち、自分を見つめなおしたいときなどに有効です。過去との結びつきを断つ力のある精油です。うつ状態の方は、かえって気持ちが落ち込む可能性があります

 

体に対する働き

膀胱炎、性尿路系に有効な作用があり、マッサージに用いると浄化作用や抗炎症作用を発揮します

エレミ 精油を抽出する部分 樹 皮 / 水蒸気蒸留法 / 支配星・太陽

フィリピン産の木で、古いタイプの軟膏や貼り薬に使用されています。

 

心に対する働き

心をしっかり地につかせ鎮静させ、静けさをもたらすとともに、元気を与えてくれます。フランキンセンスやミルラのように、スピリチュアルな感覚を呼び起こすので、瞑想にも向いています。

 

体に対する働き

呼吸器系の不調や、炎症に効果的で、傷を癒します。抗菌作用や防腐作用があり、肌あれにも効きます。免疫力を高めるので、風邪にも効果的です。体が冷える症状一般において、エネルギーを正常化させるようです。

 

ベンゾイン(安息香) 精油を抽出する部分 樹 脂 / 溶剤抽出法 / 支配星・太陽または木星

別名を「安息香」と言い、その名の通り、呼吸を楽にすることで知られています。古代では、フランキンセンス(乳香)やミルラ(没薬)と共に、宗教的な儀式の薫香として使われていました。また、悪霊を追い払う香りとしても使われていたそうです。

 

心に対する働き

鎮静作用により、緊張や不安、孤独感、喪失感などを和らぎ、心を落ち着かせる効果があります。気苦労を取り去り、じっくりと自信を持たせ、消耗しきった情緒的な状態や心理的な状態を楽にします。

 

体に対する働き

去痰、抗炎症作用があり、呼吸器の不調を和らげます。また、蒸気を吸収すると、過剰な粘液や痰を排出しやすくなり、喉の痛みを和らげます。

 

グアヤックウッド 精油を抽出する部分 心材 / 水蒸気蒸留法 / 支配星・不明

『パオロサント』や『ホーリートリー』の別名があり、魔術の儀式や宗教的儀式に使用されました。硬い木なので中米では装飾品の材料に使われるなどしてきました。19世紀末に精油抽出用にヨーロッパに輸出され始めて以来、香水の保留剤や石鹸の成分として利用されています。

 

心に対する働き

心をリラックスさせ、身をゆだねるような気分にさせる特性があり、瞑想するときに役立ちます。神経の緊張を和らげる作用があると言われています。

体に対する働き

すばらしい発汗特性があり、血液の中の汚れを排出するのに有益です。月経痛を和らげてくれて、機能が鈍化した性尿路系を活性化し、利尿剤として働き停滞しているものを動かします。

 

パチュリー。精油を抽出する部分 葉 / 水蒸気蒸留法 / 支配星・太陽

 

心に対する働き

心に対して現実にしっかり足をつかせ、バランスをとるように促します。無気力感をはらいのけ、理解力を鋭敏にすることによって、直面する問題を明確にし、心を一段と客観的にするようです。

体に対する働き

食欲を抑制する。下痢に効く、多汗を抑える。利尿特性があるので体内に水分が停滞したとき、セルライトにも作用します。虫刺されやへびの噛み傷の不快感を和らげます。

 

ファー(モミ) 精油を抽出する部分 針葉と葉 / 水蒸気蒸留法 / 支配星・木星

ロシアでは、昔から家庭の常備薬として様々な使い方がされており切り傷や火傷、入浴剤、のどの痛み、疲労回復等々に使用しています。聖書にでてくる『ギレアドバルサム』の木はシベリア・モミです。

北海道でも生産されています。アメリカのインディアンたちはこの樹脂を医薬として使い、宗教的な用途にも使用しました。

 

心に対する働き

心を温め、しっかりと足を地につかせる効果があります。森林浴をしているときのように、心を落ち着かせてくれます。感情のバランスをとり、自分を見つめ、明晰性を与えてくれます。クリスマスシーズンの人々のように、不安を取り除き、精気を与えてくれます。

 

体に対する働き

呼吸器系に大きく影響します。喘息や息切れを緩和したり、去痰作用もあります。殺菌作用は、尿路系の感染症にも効果的です。皮膚へは抗炎症作用が期待できます。内分泌腺を元気にする働きがあり、体の中の化学反応のバランスを保つ代謝速度に良い影響を及ぼします

ベチバー 精油を抽出する部分 根 / 水蒸気蒸留法 / 支配星・土星・冥王星

ベチバーはその鎮静作用から『静寂の精油』として知られています。何世紀も前からインドで天幕、ブラインドなどに、根は日除けとして吊り下げられていました。虫除けの効果もありました。外の熱気を冷まし、家の中では甘い香りが漂っていました。今はオリエンタル調の香りには欠かせない精油です。

 

心に対する働き

ストレスと緊張に対する万能薬。熱を冷まし、滋養を与えてくれます。高まりすぎた気持ちを落ち着かせることで、再びやる気を起こさせてくれます。完璧主義で、どんなに行っても納得いかない人、早い成長を願うあまりに地に足がつかない場合に、等身大の自分を認め、それに合った成長ができるように促してくれます。

 

体に対する働き

中枢神経系に対してバランスを取る作用があり、トランキライザーと縁を切るのに役立ちます。体には熱を冷まし、滋養を与え、高揚させる作用が基本になります。関節炎、リウマチ、湿疹などの炎症に用いることができます。食欲不振、体重の減少、貧血などにもよく効きます。内分泌系の不調にも作用し、月経前症候群や更年期障害にも効果的です。精神面が原因による胃腸の不調にも効果的です

 

 

 

 

 

番外編 

 

人を助ける仕事の人向け

ジュニパー 精油を抽出する部分 液 果 / 水蒸気蒸留法 / 支配星・木星・太陽

荒れ地や山の斜面で育ちます。人が最初に利用した植物の一つと言われています。古くから、魔除けとして用いられたり、宗教儀式で焚かれていました。中世では伝染病の予防にも使われていました。ジンの香り付にジュニパーの球果は有名です。旧約聖書では預言者エリヤがジェニパー樹の元で眠った記述があり、疲労した精神をリフレッシュさせることを表しています。フランスの病院では長らくジェニパーとローズマリーの小枝を焚いて病棟の空気を浄化していました。ユーゴでは万能薬と考えられていました。

心に対する働き

ジュニパーの一番の性質は「浄化」です。心には、ネガティブな感情やわだかまりを押し流し、浄化させてくれる力があります。清らかな心になり、冷静な思考力を得ることができます。また、ジュニパーには心を温め、強くする力があります。失敗を恐れる不安感から、憂鬱、引っ込み思案を取り除き、意志を強くし、自信を持たせてくれます。そして、困難にも立ち向かう心の強さを与えてくれます。

体に対する働き

ジュニパーは体の熱源に働きかけるので、体を温め、刺激する作用があります。そして冷えと湿気を取り除きます。そのため、冷えで悪化する、腰痛や関節炎、膀胱炎、リウマチ痛などに効果的です。また、水分バランスを整えるので、お腹膨らみや、肥満、むくみ、動脈硬化などに効果があります。利尿作用もあり、リンパの流れをスムーズにします。抗感染作用も優れていて、膀胱炎、尿路感染症、気管支炎などにいいと言われています。

 

ジャスミン 精油を抽出する部分 花 / 水蒸気蒸留法 / 支配星・木星

ジャスミンは古くから様々な地域で愛や官能と結び付けられてきました。ジャスミンの花が夜になると濃厚に香ることから、インドでは「夜の女王」と呼ばれました。ヒンドゥー教の愛の女神は、ハートを射止めるためにジャスミン油が塗られた弓を持っています。宗教的にも多く使われ、神に捧げる花とも言われています。

心に対する働き

気持ちを和らげ、官能的な感情を呼び覚まします。官能的な感情というのは、愛情を分かち合う感情でもあります。心が傷ついていたり、不安がある状態では、素直に感情を表現できません。ジャスミンは恐れや不安、悩みを和らげ、感情のバランスをとってくれます。そして心にゆとりをもち、歓喜を促してくれます。他人を助ける職業についている人にとって恩恵をもたらし、エネルギーをよみがえらせ、全般的に活性を取り戻させます。

体に対する働き

古くからジャスミンは子宮のハーブとも言われ、生殖機能を高めるものとして考えられてきました。難産の時に使用したり、生殖器系の治療にも用いられてきました。月経痛やPMS、不感症などにも効果があります。泌尿器へにもいい効果があります。温めて、機能を回復させ、うっ血を除去してくれます。

(アロマテラピーのための84の精油 ワンダー・セラー著より抜粋)