本日、みなさまのお力添えのお蔭で、無事に開店することができました。ありがとうございます。
またたくさんのお祝いをいただき、とてもうれしかったです。本当にみなさまの支えの元なんとか開店までこぎつけたことに感謝申し上げます。引き続き頑張ってまいりたいと思いますので、今後ともご支援の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、話題はいきなり飛びますが、バナナについてお問い合わせが多いので、私が輸入元から聞いた話を、販売者としての責任のもと以下に記載いたします。
バナナはもともとメスばかり生まれていて、オスが非常に高価で貴重でした。この点はみなさまご存じのとおりです。当時、メスのバナナからオスが生まれる確率は5％であったと聞いています。それからオスが少しずつ増えてきて、オスのバナナから採れる子供は、逆に今度はオスばかりになったそうです。そして一昨年からバナナのオスには、male makerという名称が用いられるようになりました。こうしてオスが２，３年前から増加し始めました。しかしながら、オスのバナナからとれるメスは５％、ゼロではないとのことです。興味深いですね。伴性遺伝などといわれていましたが混沌とした所以です。
苦手な遺伝の話をしますと、ヒトの場合、性染色体はXとYの二種類あり、オスはXY、メスはXXです。仮に、Ｙ染色体になにか変異があれば、メスはＹ染色体を持ちえないので、変異はオスにしか起きない。また、逆にＸ染色体に異常があった場合、オスの場合Ｘ染色体に異常があるとXが一本しかないので胎生致死になるが、メスはもう一方のＸ染色体が機能を補うので死なずに済むことがある。このような事例を伴性遺伝といいます。爬虫類は、ヒトと逆で、ZZ/ZWの雌がヘテロの接合型をとることが知られています。もしバナナの色彩変異がＷにあれば、バナナはほとんどがメスになるわけですが、スーパーバナナが出たことからこの説は否定されました。また、もしバナナの遺伝子がＺ染色体に発現していて、かつ生命活動を弱くする遺伝子であった場合、ＺＺは生存可能、ＺＷは致死となり、メスしか生まれない説明ができません。というわけで、バナナはの染色体異常が原因とする伴性遺伝説も疑問視されてきたわけです。そして今回、オスしか生まれないラインが固定できたことで、単純にＺ，Ｗのいずれにしかのっていないというバナナの遺伝説明は難しくなったということになります。このあたりは、ブリーダーが明かしていない真実があるのかもしれません。オスのバナナとメスのバナナをかけるとすぐにスーパーバナナがとれるのか？この点も興味深いです。
いずれにせよ、現在わかっていることは、オスのmale makerのバナナはオスが９５%生まれるということです。オスが固定できれば、複数のノーマルメスをかければ半分がオスになるわけですから、一度固定されてしまえばメスに比べ爆発的に増やすことが可能なわけで、今後バナナのオスはたくさん世に出回ることにが予想されます。今年の価格暴落は、それをいち早く達成した一部のブリーダーにより、予兆から少し現実になったというわけです。来年はさらにオスのバナナがたくさん出回ることになります。貴重といわれたのは以前の話で、現状の表現として適切ではなかった点はお詫びいたします。
さてオスのバナナですが、ブリードは困難ではなく、オスばかり生まれるというだけですから、美しさの点で、バナナはバナナとして、十分楽しめると思います。単一モルフとして、際立った美しさであることは間違いありません。
まだまだバナナの遺伝情報に不確定事実が多く、十分な情報をご提供できませんが、ご了承ください。当方がバナナに関して知っている限りのことは、本ブログにほぼすべて記載させていただきました。
さて、前置きが長くなりましたがデンドロパークの新店舗、あらためてご紹介させていただきます。
デンドロパーク 店舗詳細
〒421-0131
静岡県静岡市駿河区手越原250-3 920ビル 1F
電話番号 090-2047-4856 FAX 0559-19-6204
メールアドレス akitos@ma.tnc.ne.jp
ホームページURL http://dendropark.cart.fc2.com/
静岡インターから５分、静岡駅から５分です。休日の富士山観光ついでに、遠方のお客様もお立ち寄りいただければ、幸いです。
店舗入り口です。駐車場は店の前３台がご利用可能です。それ以外のテナント前はご使用いただかないようお願いいたします。
ボールとレオパの部屋です。ＣＢ個体は部屋をわけて管理しています。
近々インドネシア便、スティーブサイクス便、ボール便を予定しております。また詳細は本ブログにて、アップさせていただきます。
デンドロパーク 店主