昨日の続きです。組み込み調整仕上げです。
裏ブタの錆を落として、シリコングリスを塗った新しいパッキングに交換です。
組み立て、調整の終わったムーブメントをケースに戻しました。パイプにシリコングリスを塗って押し込みます。ええ？何ですって？『組み込みの様子の写真がないやないか。』 また撮りわすれました。毎度の事ですが、組み込みは夢中になってるからなあ。次回は撮るように努力します。
エルメスです。もちろん純正バンドじゃないですよ。でも“H”の形が入って、『うん、エルメスの古い型やねん。』って冗談言えそうです。K市の方のお奨めに従ってこれにしました。まさか、これに続編がくるとは、この時は思ってもいませんでした。それはまた日を改めて。ところでねえ、エルメスって Hermès でしょ。Hは発音しない。私は最初、しっかりと“ヘルメス？どんなブランド？”って言ってしまいました。発音しない字は書かないで欲しい。PingPong と書いてピンポン。HongKong と書いてホンコン。それならKingKong はキンコンやろ。統一してくれ。はっはっは、おじゃましました。
セイコージョイフルエルメス、完成しました。
外装の掃除、まずはリューズです。
ケースも光りました。永年の使用で付いた深いキズまでは取りません。思い出としておいておきましょう。
パイプ穴もすっきりしました。
いいバンドが見つかりました。付け口を慎重に両側から削って、ドンピシャ真ん中に合わせます。『どの辺がいいバンド？』 そこですわ。実は問屋さんへ行って、バンドの棚を隅から隅まで探して、いいのが２本見つかって、どちらにしようか悩んでたんです。そこへ偶然居合わせたお客さんが『この方がいい、絶対。』とアドバイスをくれました。
依頼者のYさんはT市、その隣のK市の方です。選んだ理由ですか？
