昨日の続きです。いよいよ本体の分解です。

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 まずはカバーを外します。

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 輪列に大層な損傷はなさそうです。

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 でも歯車を外してみると、

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 軸は流れた油が固まってドロドロです。こりゃあ止まる。やはり湿気の影響もあるかな?
玄関入った所の風通しのいい場所なんですが、温度変化でムーブメントの中にほんの僅かづつ結露していったように思われます。

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  チャイムと時報のスイッチ端子が乗ってる車は綺麗な状態です。

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 赤い線は腐食してなかったけど、両方いっしょに交換です。

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 今度はスピーカーが見当たらない。本体に付いてるのは外さずにそのままにしてます。昔は納屋の中にスピーカー転がってたのに今は1個もない。仕方ないから“QUARTZ SONAR”(クォーツ時計の刻音チェックの機械です)のスピーカーを外します。

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 振り竿と合体。

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 とてもホール時計には見えません。お客さんも『これ何ですの?』これを説明するのがこれまた結構楽しい。

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 数日間様子を見て大丈夫なので、ご都合を伺って配達です。玄関で針のない文字盤が待ってくれてました。

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 さて機械と道具を広げて取り付け作業開始です。

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 手前が機械本体、側面にスピーカー、奥の黒いカバーを被ったのが振り子用の機械です。ハンダ付けも終えて、鳴らしました。ええ音色や。やはりこのケースの中でないとあかん。店で調整中に聞いていたのはまるで別物。

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 振り子と錘も取り付け完了です。

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 奥様が綺麗に掃除をして下さってたので、作業がスムーズに終わりました。

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 扉を閉めてから音を聞くと一段と響きが違います。約一月間静かな玄関ですいませんでした。ありがとうございました。