★これは低置胎盤で、VBACに挑戦した出産レポートです★
「もうこれ以上無理なので、帝王切開にしてください」
助産師さんが先生に伝えに行って、
しば~~らくしてから、
①周産期母子医療センター長の担当医と、②女医さん、③研修医と
④⑤助産師さん達連れてLDRの部屋に入ってきた。
5人がかり。
「これから、お産をしましょう!」
は?
もう、普通分娩では無理って言いましたけど。
「これから、産ませますから!」
産ませる?どうやって?
「破水したら、赤ちゃん下りてきますから。」
やっぱり、帝王切開の要望聞いてくれない~~~(涙)
VBACの同意書には、同意しても途中で帝王切開の要望があれば切り替えますって
書いてあったのにー!!嘘つきー!!
まず、赤ちゃんが下がり切っていない状態を、
完全に下げるために
先生が手をぐっと奥まで入れて、破水を促したようだ。
「子宮口が9cmで、完全に開ききっていない。」
先生が手を入れてグーッと拡げる。男の人だから、すごい力。
ここからあまり記憶がないのだが
陣痛の波が何度も来て、(けど、やはり5分間隔から縮まらず)
すごい痛い波が来た時に
バッシャー!!!!温かい大量の破水が完全に起こった。
すぐ思ったのが
「あれだけずっと出血してたから、破水も絶対、血だらけ!!」
けど、確認する余裕もなし。
医師と助産師さん達は、破水後、すぐさま色々動き回って
赤ちゃんの心拍が安定するまで何かしてた。
そして、出口の子宮の筋肉が硬くて開きにくいということから
会陰切開。
研修医の先生が麻酔の注射して、
担当医が小さなハサミでジョリジョリと切ったらしい(ばあば談)。
会陰切開って、痛そう~!と思っていたけれど
陣痛起こってる時には、本当に、屁みたいなもんですね。
屁ですわ、屁。
それで、陣痛の波に合わせていきんでも
やっぱり、子宮の出口が硬くって、頭は見えているけど、外に出てこないらしい。
いきんでる途中、うんちも普通に出したと思う。
マグラックス飲んでるから、絶対出るぜ。
旦那同席だったら、多分旦那耐えれなかっただろうなぁ・・・。
担当医は、その後、会陰に
もう1か所小さなハサミでジョリジョリ切り込みを入れたらしい(ばあば談)。
それで、何回いきんでも
「出ないなぁ・・・、○○と△△、準備して。」
女医さんに何か指示。
だから~、帝王切開にしてくれって言ってるのに・・・。
元々、好んでVBACやってるわけじゃないのに!!!!!
別に自然じゃなくても、母子ともに安全なのが一番いい!!!
「大分長引いていますから、このままだとお母さんの体力も持たないし、
赤ちゃんもしんどくなると思うので
我々がお手伝いをします。
吸引分娩をしようと思いますが、リスクもあるので、同意書が必要です。
吸引って言っても、我々がお手伝いするだけで、お母さん自体が頑張らなきゃ出てこないんですよ。」
早くその手段を出してくれ!!
私自体も、母の微弱陣痛→吸引分娩で産まれていることから、吸引分娩に抵抗はなかった。
すぐさま、ばあばに
「同意書に署名して!」
と頼む。
医師から、子どもへのリスクの説明は簡単にあったが、
同意書の内容見てもいない…私。未だに内容知らず。
トイレのすっぽんみたいなものが付いた白い器具を
おまたから見える赤ちゃんの頭に装着する。
「いきむときに、思いっきり腰を上に上げて、産み上げる!産み上げるんですよ!」
陣痛の波が来た時に、
思いっきりいきんだ。
担当医も、思いっきり赤ちゃんを引っ張る!!
「出ないなぁ・・・。」
また会陰切開で、切り込みをジョリジョリ追加。
切ったの3個所?どうりで、産後ずっと痛いはずだよ。
「次で出ますからね。お母さん、精一杯いきんでくださいね。」
心が折れている私をヤル気にさせるよう助産師さんが声をかける。
次の波が来た時、
全身全霊でいきんだ。
担当医も、力づくで赤ちゃんを引っ張る!!
「良いよ!!その調子!!もう1回息して、長くいきんで!!」
そして、赤ちゃんが無事外に出れたのでした。
しばらくして
子猫のような可愛い泣き声を聞かせてくれました。
立会していた、ばあばは号泣。
私は感動どころでなく
「終わった・・・。」呆然・・・。
「次も、普通分娩でいけますから。」(←懲りない)
「もう、出産しません!!」
赤ちゃんを拭いてもらい、
胸元に置いてもらえました。カンガルーケアっていうやつ?
温かかった~。
その時点では、出血量約1リットルという話だった。
続く