出産レポート その3 ~産ませますから!~ | がちゃぴんの聞いてよブログ

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2年間の不妊治療の後、東京HARTクリニックでIVFにて妊娠。
不妊治療の記録に引き続き、
決して順風満帆ではない妊婦生活の後、何とか無事出産。

そして、二人目治療からの流産、前置胎盤とトラブル三昧のマタニティ生活ですが、出産に向けて頑張ってます。

★これは低置胎盤で、VBACに挑戦した出産レポートです★


ガチャピン「もうこれ以上無理なので、帝王切開にしてください」



助産師さんが先生に伝えに行って、

しば~~らくしてから、

①周産期母子医療センター長の担当医と、②女医さん、③研修医と

④⑤助産師さん達連れてLDRの部屋に入ってきた。


5人がかり。


BOSS「これから、お産をしましょう!」



は?

もう、普通分娩では無理って言いましたけど。


BOSS「これから、産ませますから!」


産ませる?どうやって?


BOSS「破水したら、赤ちゃん下りてきますから。」


やっぱり、帝王切開の要望聞いてくれない~~~(涙)

VBACの同意書には、同意しても途中で帝王切開の要望があれば切り替えますって

書いてあったのにー!!嘘つきー!!


まず、赤ちゃんが下がり切っていない状態を、

完全に下げるために

先生が手をぐっと奥まで入れて、破水を促したようだ。


BOSS「子宮口が9cmで、完全に開ききっていない。」


先生が手を入れてグーッと拡げる。男の人だから、すごい力。


ここからあまり記憶がないのだが

陣痛の波が何度も来て、(けど、やはり5分間隔から縮まらず)

すごい痛い波が来た時に

バッシャー!!!!温かい大量の破水が完全に起こった。


すぐ思ったのが

ガチャピン「あれだけずっと出血してたから、破水も絶対、血だらけ!!」


けど、確認する余裕もなし。


医師と助産師さん達は、破水後、すぐさま色々動き回って

赤ちゃんの心拍が安定するまで何かしてた。


そして、出口の子宮の筋肉が硬くて開きにくいということから

会陰切開。

研修医の先生が麻酔の注射して、

担当医が小さなハサミでジョリジョリと切ったらしい(ばあば談)。


会陰切開って、痛そう~!と思っていたけれど

陣痛起こってる時には、本当に、屁みたいなもんですね。

屁ですわ、屁。


それで、陣痛の波に合わせていきんでも

やっぱり、子宮の出口が硬くって、頭は見えているけど、外に出てこないらしい。


いきんでる途中、うんちも普通に出したと思う。

マグラックス飲んでるから、絶対出るぜ。

旦那同席だったら、多分旦那耐えれなかっただろうなぁ・・・。


担当医は、その後、会陰に

もう1か所小さなハサミでジョリジョリ切り込みを入れたらしい(ばあば談)。

それで、何回いきんでも


BOSS「出ないなぁ・・・、○○と△△、準備して。」

女医さんに何か指示。


だから~、帝王切開にしてくれって言ってるのに・・・。

元々、好んでVBACやってるわけじゃないのに!!!!!

別に自然じゃなくても、母子ともに安全なのが一番いい!!!


BOSS「大分長引いていますから、このままだとお母さんの体力も持たないし、

赤ちゃんもしんどくなると思うので

我々がお手伝いをします。

吸引分娩をしようと思いますが、リスクもあるので、同意書が必要です。

吸引って言っても、我々がお手伝いするだけで、お母さん自体が頑張らなきゃ出てこないんですよ。」


早くその手段を出してくれ!!

私自体も、母の微弱陣痛→吸引分娩で産まれていることから、吸引分娩に抵抗はなかった。


すぐさま、ばあばに

ガチャピン「同意書に署名して!」

と頼む。

医師から、子どもへのリスクの説明は簡単にあったが、

同意書の内容見てもいない…私。未だに内容知らず。



トイレのすっぽんみたいなものが付いた白い器具を

おまたから見える赤ちゃんの頭に装着する。


BOSS「いきむときに、思いっきり腰を上に上げて、産み上げる!産み上げるんですよ!」


陣痛の波が来た時に、

思いっきりいきんだ。

担当医も、思いっきり赤ちゃんを引っ張る!!


BOSS「出ないなぁ・・・。」


また会陰切開で、切り込みをジョリジョリ追加。

切ったの3個所?どうりで、産後ずっと痛いはずだよ。


「次で出ますからね。お母さん、精一杯いきんでくださいね。」

心が折れている私をヤル気にさせるよう助産師さんが声をかける。


次の波が来た時、

全身全霊でいきんだ。

担当医も、力づくで赤ちゃんを引っ張る!!


「良いよ!!その調子!!もう1回息して、長くいきんで!!」


そして、赤ちゃんが無事外に出れたのでした。


しばらくして

子猫のような可愛い泣き声を聞かせてくれました。


立会していた、ばあばは号泣。


私は感動どころでなく

ガチャピン「終わった・・・。」呆然・・・。



BOSS「次も、普通分娩でいけますから。」(←懲りない)


ガチャピン「もう、出産しません!!」


赤ちゃんを拭いてもらい、

胸元に置いてもらえました。カンガルーケアっていうやつ?

温かかった~。


その時点では、出血量約1リットルという話だった。


続く