ペルソナ ~トリニティ・ソウル~ 第23話の感想。
タイトルは「絆を抱いて」です。
もう、ボロボロ泣きました。
覚悟はしていたけど、やっぱり駄目だった。
叶鳴(カナル)最初はそんなに好きじゃなかったけれど、段々好きになってきて、慎への気持ちが叶うといいなと思っていました。
でも、22話「依り代」で衝撃の事実が発覚して驚愕。
あんなのありですか!
可哀想すぎるよ、叶鳴が・・・・・・。
だって叶鳴も知らなかったのに。
造られた存在だなんて、知らなかったのに。
人間じゃなかったなんて、ロボットだったなんて嘘ですよね?
でも傷ついた掌の下にあるのは無機質なコードで。
めぐみの巻いてくれたハンカチが優しくも辛かった。
そんな22話を経ての23話。
一昔以上前の試作型を改造した個体に多重OSを搭載、されたのが叶鳴だそうです。
耐用年数は半年前に切れていて、いつ止まってもおかしくない。
もっとずっと、一緒にいたかったのに、それは叶わない。
それを叶鳴も自覚していて、別れを告げに行く訳です。
めぐみに、あなたはもう人間よ、行かないでって・・・、そう言われた時、叶鳴の中には少しの嬉しさと優しい言葉に頷く事ができない淋しさ、そんなものがあったんじゃないかな・・・。
ありがとうの言葉がとても深いです。
病室で話していたから、実は拓郎は二人の話を聞いていた訳だけれど、眠っているふりをする事で気遣っていた。
見舞いにきた慎に叶鳴の事を打ち明けようとしためぐみを止めたのもさすが。
後で話してやればいい、そうだよね。早くしろ、行ってやれって、男前だった。
急に重大な話を人伝にされても信じたくないって思うし、知ってしまったら憤りとかぐちゃぐちゃになった心をそのまま叶鳴にぶつけてしまったと思うし。
最期の時まで普通に話ができたその事は、叶鳴にとっては幸せだったと思うから。
それだけでも、良かった。
慎の肩に寄りかかった叶鳴。笑みを零す慎。
静かに降りだした雪が二人に積もっていく。
慎にとってはおだやかな時間。
けれど、真実を伝える電話が、静寂を打ち破る。
眠っているかのような叶鳴。
名前を呼んでも返事はなくて。
涙を零して、もう動き出す事のない体を抱き寄せて。
・・・切なすぎる・°・(ノД`)・°・
普通の女の子に見えますかって問いへの返事に対する表情や、忘れたくないと言った叶鳴の言葉、そして握り締められていたおまもりが、胸を打つばかり。
叶鳴の慎への気持ちは確かに本物だった。
本当に、最期の最期まで。
ごめん凄く悲しかったけど、慎×叶鳴および慎⇔叶鳴って好きだと思った。
(そしてこんな中でさらに永遠の少年を聴いているよ;)
でも、ペルソナも生まれたし、人形でも心があるんだから魂が宿っていても可笑しくない。
もしくじらの側に行けていれば、また慎と巡り会えるかもしれないですよね?
とにかくあと、3話。
どういう風に話を終えるつもりなのか、見逃せないです。