Landscapes and Starry Nights / South Gobi,Mongol | Nature | Photography | Music | Art

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9月に訪れたモンゴル・南ゴビの映像が完成しました。

 

 

少々多忙の中、時間を見つけてはチマチマと編集していたので結構時間がかかってしまいました。

 

当初、何本かに分けて映像にすることも考えたのだが、そもそも旅程のほとんどが移動時間ということもあり、撮影量もいつもと比べてさほど多くない。


熟慮の末、厳選した映像のみで一本化することにしました。

 

 

とにかく初めて訪れた勝手の分からない異国の地で撮影するのはいつもながら難儀の連続です。


今回はとりわけ「自身で車とテントを駆使して気ままに」という自分流の旅のやりかたができなかったのも一因。

 


そのかわり、いつもはあまり叶わない現地の人々との交流が多くできたと思います。

 

モンゴルの大自然での撮影の難しい点は「ほとんど地平線しかない」ということ。

 

現地にいる分には壮大で気持ちいいのだが、何も考えずに撮影すると単調な映像になってしまう。


人工物を映像に入れるのは自身の趣旨に反するのですが、単調さを避けるためにモンゴルっぽい前景やワンポイントを入れるようにしました。
それでもやはりノッペリしたカットが多くなってしまうのは仕方ない。

 

空気の澄んだモンゴルは星空が綺麗なのはもちろんだが、朝夕の空のグラデーションの美しさも格別です。

日本では見られないような鮮やかな色に焼けてくれた時はそれはそれは至福の境地だったり。

 


映像からその一端を感じて頂ければ幸いです。

 

今回、現地のガイドさんとドライバーさんが趣旨を理解してくれて、撮影ボーナスタイム(==非常識な時間帯)な時間帯にかかわらず全力で協力してくれました。彼らの協力がなければ今回の映像は撮れませんでした。
ささやかですが、エンディングに謝辞を加えています。

 

 

音楽について。

 

多忙なこともあり、ピアノ即興でつけました。いつもながらですが…

 

モンゴルの空を眺めながらどんな音楽・モチーフが脳裏を横切っていたかというと…実はあまり横切っていなかったのです。

 

オフシーズンということもあり、とにかくどこにいても静寂そのもので、聞こえるのは風の音と時折遠くを走る遊牧民の馬の音がほとんどすべて。

 

あまり音数や小技の多い音楽はモンゴルには似合わない。

 

そういうこともあり、静寂の次に静かで音数や作為の少ない音楽…ということをイメージしながら即興したものです。