松井冬子さん@横浜美術館 | Momoko Style

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横浜美術館へ、

松井冬子展 世界中の子と友達になれる

を観に行ってきました。



松井冬子さんとその作品は

五年前くらい(だったかな?)に知り、

以来、決して共感はしないのですが

気になる方なのでした。



松井さんの作品のテーマは、<狂気>とか。

生と死、狂気を描く日本画は、

ちょっと怖くもあるの。。。



美術展の広告にも使われた下の作品は、

実物はとても大きなもので、

少女の手足は血をだし、藤の花には

スズメバチの大群がぶら下がっているなど。(↓)




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人間、動物の内臓を描いたものもあり、

解剖現場に立ち会ってスケッチされている

ようなことが紹介されていました。



こういう作品を描く心理って、人生って

どういうところから来るんだろう・・?

想像してみるけれど、、、



決して楽しい気持ちにはならないけれど、

気がつくと、まわりを忘れて作品だけを

次々と見ていた自分がいて、

引き込まれいたことに気づく・・そんな世界。



こんなに人や動物の内臓、骨を描くって

自分のは描こうと思わないのかな・・

と感じていたところ、ご本人を描いたらしい

金属を埋められた頸椎の作品が。



多くは知らないのですが、

人が目をそむけようとすることに向き合う。

それが、松井さんの考える

“真実を追求する”ということなのかも。



個人的には、彼女の作品を眺めるうち、

ふと父の最後の姿を思い、



人間の体は“借りもの”で、生きるも死ぬも

そんなに変わりないのかも・・という感覚が降臨。



死は、残された者にとって

とても悲しく重大だけれど、

体は、がこの世で生きるための借りもので、

体は無くなっても魂が無くなるわけではないのかも。



と考えると、生きるも死ぬも

大きな差はあまりなく、

自分のこの体が、借りものと思うと

このなかに入っている魂を

ちゃんと活かして生きてあげなきゃ、と。



なにか壮大なことをして生きねば

ということではなくて、

きちんと向き合って懸命に生きる

ということを、ちゃんとしよう。と・・



それにしても、

彼女の作品の魅力は、彼女自身の

ビジュアルの美しさも合わせてだなーと思う。



こんなに整ったお顔立ちと

プロポーションの人がいるんだ、、、

それでいて日本画家、テーマは狂気



って、初めて彼女を知ったときの衝撃は

並みではなかったです(((゜д゜;)))



よろしかったらご覧になってみてくださいネ↓

http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2011/matsuifuyuko/

http://matsuifuyuko.com/




2010年にも、彼女のことを

このブログで記事にした のですが、

アクセスが多いんです(!)