滞在先のスペインで知った
アップル社 スティーブ・ジョブズ氏の訃報。
すぐさまブログでいろんな人が
取り上げられたでしょうから今さらなのですが、
ジョブズ氏関連の本を読んでいた途中
だったこともあり、本当に驚きました。
9.11のテロを知ったときも海外滞在中で
とても衝撃だったことが、すぐに頭のなかをよぎりました。
カリスマと呼ばれるジョブズ氏。
ひとりの人間として見ると、
自分の理想、心地いいものを
形にするためなら、どこまでも
人を酷使する暴君のようでいて
その原動力は
コンピュータへの愛で
自分の命に限りがあることが、
いっそう彼を追い立てたようでいて、
自身の生い立ちも、影響を与えていたのかな?
と思ったり。。。
私は、映画「トイ・ストーリー」を
母と弟と、劇場で観た世代。
私が知らなさすぎなだけかもしれませんが
あの映画の裏にジョブズ氏がいたとは
当時はもちろん、長いあいだ知らなかったんです。
世代的に、アップルといえば
iMac(アイマック)以降の記憶しかなく
iMacのスケルトンでカラフルなデザインは衝撃で、
当時10代ながら、ほしいーーって言っていました。
「トイ・ストーリー」の成功後、
ジョブズ氏はアップルに復帰。
「トイ・ストーリー」やiMacの
私の個人的な記憶ともつながって
あぁ、あの記憶の裏にいた人なんだ・・
って、回想してのちに理解した感じ^^;
“復帰”なので
そのずっとずっと前に、創業と追放が
あったわけですが・・
彼のアップル追放がなければ、「トイ・ストーリー」と
私の家族の思い出もなかったのかも。
滞在先のテレビで見た人々のコメントには
ジョブズ氏をレオナルド・ダ・ヴィンチに重ねる発言や
”ヒューマニティ”という言葉が印象的でした。
この本にも、ジョブズ氏は
生き方で人を惹きつけたとあります。
- スティーブ・ジョブズ名語録 (PHP文庫)/桑原 晃弥
- ¥580
- Amazon.co.jp
個人的には、56歳というと
同じくらいで病気で亡くなった父と重なり、
どんなに我慢や辛いがんばりをしても
病に勝てず人生を終えねばならない
現実をいろいろ思います。。。
私は、アップルのヘビーユーザーでもなんでも
ないですが
これまでのジョブズ氏とアップルの革新を
見てきた私たちにとっても、寂しいですね。
日経のサイトに、スタンフォード大学での有名なスピーチ全文が
載っていました↓
「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳
米スタンフォード大卒業式(2005年6月)
彼の生き方、メッセージを
感じ取ることができると思うので
よかったらご覧になってみてくださいね。
最後に、本の一部から
彼の言葉を紹介します。
「この地上で過ごせる時間には限りがあります。
本当に大事なことを本当に一生懸命できる機会は
たぶん二つか三つくらいしかないでしょう」