ディフェンス・コロニーのホームレス | エハッドのニューデリー生活

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ちょっと避けてたインドに駐在2年。帰国し、書き逃したことを記し中。がんばるぞー。おー。

■夜中に出歩かない

 

犯罪に合わないようにするためには当たり前のこと。

 

ほんと、そう思うわー。

 

みんな、気をつけましょー

 

 

・・・

 

 

そうそう、この前ね。

 

ディフェンス・コロニーの夜中。

 

こんな風景にばったり↓

 

 

オートリクシャーの運転手は、オートリクシャーの中で寝る。

 

 

就寝中。

 

今なら襲える!

 

ディフェンス・コロニーと隣のコトラという地区の境にある大通り。

 

日中は、人がたくさん歩いているし、牛もいる。

 

車の通りも激しい。

 

でも、夜になると一変する。前も書いたけどね→

 

写真は夜中の3時過ぎくらいかしら。

 

加えて、軒先でも布を被って、そのまま寝ている人々もいる。

 

こういう人たちは、「ホームレス」と呼んでいいのか。

 

コンノートプレイスの警備員といい、

オートリクシャーで寝ている運転手といい、

軒先で布を被って寝ている工事人といい、

 

家で寝てないから、「ホームレス」と呼んでいいのかもしれない。

 

帰る家があるのかさえも謎。

 

 

・・・

 

 

日本でいうホームレスと言えば、

 

恥を覚え、自分がいけないと責めながら、ひっそりと駅や公園などで生きている。

 

そして、「ビッグイシュー」と行った団代が必死になって仕事を提供している。

ビッグイシューのサイトより。

 

デリーのホームレスと言えば、

 

オートリクシャーや警備員、工事人など、ふつーの仕事について社会に溶け込んでいるし、受け入れられている。

 

その数は尋常じゃないから「普通」になっているのかもしれないけど、ホームレスの人々にとって、もしかしたらデリーは日本よりも生きやすい社会なのかもしれない。

 

大多数の人の幸せを確保するために、ホームレスといった人たちへのしわ寄せがある日本と、

 

汚い・臭いを許し、でも、ホームレスの人たちが精神的に生きやすいデリー。

 

日本が経済発展を遂げていくにつれて、そのしわ寄せが強烈になっていったと思うけど、インドはどうなっていくかなー。

 

貧富の差が激しいけれど、「ホームレス」の人々を受け入れる土壌のある社会。

 

どう変わっていくんだろう?

 

 

・・・

 

 

ちなみに、写真の人たちは寝ているが、意外にも、オートリクシャーがブンブン走っているの。

 

飲食店の仕事帰りのスタッフを運んでいるのかな?

 

あと、大通りを歩く人がいたので、後を付けて近づいたのね。

 

話しかけたら、ちょっと怖がってた気もするけど気のせいだろう照れ

 

朝方から工事の仕事らしいんだが、ウィスキーを飲んでいたらしく、少し酒臭かった。

 

 

・・・

 

 

メイン・マーケットの裏。

 

従業員がたむろってて、数人がこっちをジッと見つめてきたので、

 

ナマステ言って近づいたら、

 

数分後には、

 

あっち行け!帰って!

 

と言われたことも付記しておこう。

 

が、そう言われて、あっちに行く訳がない。

 

Sである。

 

 

・・・

 

 

ディフェンス・コロニーの下っ端の警官とも顔見知りになってね。

 

会うたびに声をかけられて話したりしているんだが、

 

デリーは安全。ロータクは危ない。

 

と、言っていた。

 

しかし、安全の基準はイマイチだと思う。

 

だって、隣の地区のコトラには、警察署の裏にプライベートの売春宿があったり、

 

ディフェンス・コロニーの東側にあるラジパット・ナガール駅前は、夜中は売春婦が出歩いているらしいからね。

 

 

・・・

 

 

ね。

 

いろいろあるでしょ?