【Garmin Nuvi250plus (SDカードドライブ有) へのimg地図データを入れる】


目的:初期設定の日本の地図以外に自分でダウンロードした地図をgarminに載せる
方法:地図データ(例:12345678.imgという8桁数字の拡張子「.img」がついたファイル)をネットから入手して,SDカードに保存して,地図を追加してナビで利用する。
結論:地図データは全世界の都市,道路,鉄道など,ほとんどが入手できる。Google地図で指定したポイントに旗(フラグ)を立てることもできる。フリーソフト「mapedit」を使うと,地図を加工したり,追加したりもできるので,自作地図も作成可能(こんなナビは他にはない!)

SDカードに直接に地図データをコピーできるので、Sendmapなどの転送ソフトも不要(とっても楽チンです)


具体的な方法
a) まず,適当な地図をダウンロードします。ダウンロードできるおすすめサイトとしては・・・・・
http://gpsmapsearch.com/?l=ja   ここが一番! たとえば,イタリアの地図が欲しい時は,世界地図をイタリアが見えるまで移動して,左上のチェックボックスにチェックしてから,地図を区切った四角いマス目(“タイル”と呼ぶ)内部をマウスで1-2mmドラックするとタイルが選択状態となり,その地域で利用できるimgファイルが何10個も右画面半分に見えてきます。
http://mapcenter2.cgpsmapper.com/   最上段の「Download binary: ***KB」とクリックするとアッシュされたzipファイルがダウンロードできます。


b) ダウンロードしたzip(圧縮)ファイル「12345678.zipなど」をPCのデスクトップなどの保存し,


c) クリックすると自動で解凍されます。サンプルファイル(39410001.img:ダウンロード可能)はイタリアのベニス周辺のもっとも詳細な地図です。http://osm.ammit.de/osm/latest/img/63274696.img.gz


d) 解凍されたファイル(サイトによっては1~3個できますが,infoやlicenseファイルは不要)のうち,***.img という拡張子がimgのファイルのみ必要。ダウンロードした***.imgファイルは,PC上でこれを閲覧する「Mapedit」というフリーソフトで開いて,欲しい地図かどうかかを確認します。

Mapedit直接ダウンロード http://www.geopainting.com/download/mapedit1-0-57-3.zip

ホームページ http://www.geopainting.com/en/



e) 次に,SDカードを準備します(256MG~1Gまでの余ったカードで十分:1都市の地図で1MGほど,イタリアの主要8都市をいれても10MG以内)


f) SDカードをgarminに挿入して,付属のUSBケーブルでPCにつなぐと,NuviもSDカードも別々の外部ドライブとして認識されて,フォルダとして開きます。<注意:Gaimin本体には「gmapoem.img」という,その名のごとくOEMされた購入時の日本地図がありますので,これは絶対にさわらないようにします(コピーして別に保存しておいてもよい)。さわるのはSDカードだけです>。


g) まずSDカードに「Garmin」というフォルダを通常のPC操作方法で作成します。(エクスプローラなどを使ってもよいし,フォルダの[ファイル]-[新規作成]でもよい)


h) 先ほどの「39410001.img」をSDカードの「Garmin」フォルダにPCからコピーするのですが,


i) そのままの名前ではgarminが認識できないので,「39410001.img」→「gmapsupp.img」へ名前を変更してコピーする


j) これでOKです。USBケーブルを抜くと,ナビが起動しますので,日本全体が見えるまでに縮小して,画面を指でドラックしてイタリアが表示されるまで移動させて下さい。


k) イタリアのベニスあたりで拡大していくと,緑色の四角で囲った登録地図の領域が見えてきます(下図1)。どんどん拡大するとベニスの詳細な地図がみえます(下図2)

waridashiのブログ

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l) ここまでくると、ベニス以外にミラノやローマの地図も入れたいと思われませんか?


m) そこで,SDカードのGaminフォルダに,これら複数の都市の地図を統合(レイヤーを重ね合わせるという意味)したものを保存すると,イタリア全土の旅行に使えますね。


n) ダウンロードサイトからローマ,ミラノ,それとベニス,フィレンツェなど移動する範囲の5-6個の地図(いずれも***.img)をいただいて,解凍します。


o) これらは,地図以外の部分が透明なシートになっていますので,緯度経度を合わせて重ね合わせて合体できます(photoshopなどの画像ソフトのレイヤーのような構造)。


p) この重ね合わせをするフリーソフトが「ezGMap」です。同じ名前の別のソフトがありますので,ダウンロードには気をつけて下さい。ezGMap v1.02 (Updated 28 Aug 2008)が最新版です。

http://surewine.blogspot.com/2008/12/ezgmap-v102-updated-28-aug-2008.html


q) 「ezGMap」では、CurrentMap欄に,もととなる地図(必ずgmapsupp.imgの名前にすること)を指定し,その下のAdditionalMap欄にはダウンロードした .imgファイルを複数選択し,CreateNewMapをクリックするとできあがります。もとのgmapsupp.imgは,gmapsupp.bakとして別保存されますので安心です。


r) 複数地図を統合したgmapsupp.imgをSDカードにコピーして上書きして下さい。イタリア全土の地図のできあがりです。


s) SDカードを地域ごとに作成して旅行毎に入れ替えることができます。ヨーロッパ,北米,東南アジアなど,1回の旅行で移動する範囲を別々のSDカードにしておいても良いのですが,ダウンロードした地図を多数そろえて自宅のPCに保存しておくと,旅行前に移動範囲の地図を統合してSDカードに入れるとサイズが大きくなりません。また、一部の地図が更新されてもすぐ取り込めます。ただ,統合した地図のサイズが多少大きくても,garminのタッチする操作の方が時間を食いますので,地図の拡大縮小がもたつくことはまずありません。


t) お気に入りの場所の緯度と経度と名称をエクセルの3列の表(csv形式)で一覧にして,地図に複数のフラグを立てるPOIファイルと呼ばれるポイントデータもネットで多数拾えます。「ローマに点在する有名観光地」などのPOIファイルを入手して「POILoader」というフリーのソフトで,garminの本体に保存すると,「お気に入り」を自分で登録しなくても,観光スポットにフラグが立って見えますので便利です。(以上で,「garminに外国地図を入れる」の終了です)

(参考サイト)http://ameblo.jp/ikanikan/archive1-200901.html