洗濯機 | みかん農家のむすめ 

洗濯機

4月28日に洗濯機が壊れました。

イタリアの電化製品は、ご存知の通り最悪。
時代遅れもいいところで、
もちろん私の家の洗濯機も、日本から来た友人に

「なに、これ脱水できて無いじゃないっ。
洗濯機の意味ないじゃん!!」

と、言われました。

脱水が出来ていない、っていっても
試しにしぼってみても水滴が落ちる訳でもなし。
そりゃ、日本の洗濯機の脱水っていったら、
濡れているのが分かるだけの程度にまで脱水できるけど。


私は、実際
「もう、日本じゃこれくらい当たり前なのにメラメラ
なんて、しょうのないことをあんまり考えなくなっているので
(諦めですね)
そういうことを言われると、逆にカチンと来て

「おいおい、わたしゃこういう国でも頑張ってるんだから
日本のぬるま湯に浸かってるお前が洗濯機ごときに文句言うんじゃないよ」

なんて言ったりするんですがね、エヘ。

「嫌なら帰れば」

とかも、言っちゃったりするんですがね、ウフ。


ま、さておき。

洗濯機が壊れたので29日の朝、大家さんにまず電話して修理会社を調べてもらおうと思いました。
イタリアでは、家具が付いているところが当たり前なので
その中の何かが壊れたら、大家さんが払ってくれます。
でも、うちは、家賃を上げない変わりに
なにか壊れたら修理費は私が出す事になっています。

大家さんとの電話は、結局は
今分からないから後で調べて電話をかけ直すね、でした。




イタリアも29日から5月1日までは、だいたいどこもお休みです。

「嫌なときに、壊れてくれちゃったなぁ」

なんて思いながら、
手で洗えるものは洗って過ごしました。



30日に、朝市へ行く途中(青空市場は殆ど年中無休)、
偶然、「マンマ」と呼んでいる大好きなシニョーラに会い、
ちょっと相談してみると
「あぁ、あぁ、知ってるよ。洗濯機の修理する人。同じ町に住んでるよ。
2日に電話して見なさい。
私の紹介っていうのよ、そしたら安くしてくれるから」
と、電話番号を貰いました。


「ああ、よかったぁ。。やっぱり人間は一人じゃ生きていけないのね~。感謝~」
なんて思いながら、
大家さんに「修理の人見つけたから、心配しないで良いよ」
という電話をしたら

「ああ、でこぽん、私も今電話しようと思っていたのよ!
あの洗濯機、もう古いから、この際買い替えようと思って、さっきお店へ見に行ったの。
でも、修理屋さんせっかく見つけたんだったら、修理にいくらかかるかだけ聞いて、
あんまり修理代が高かったら、払わなくて良いわ、私が新しいの買ってあげるから!
値段もだいたい分かってることだしね」


うぅ~、大家さん、やさしぃ~
ありがとう~


昨日、修理屋さんが来ました。
原因は、洗濯機の中のコンセントが焼けてスイッチが入らなかっただけで
修理代も50ユーロで済むそうなので、
洗濯物もたまっている事だし、その場で修理してもらいました。


問題の洗濯機です。
すごく古いでしょう?

でも、動くうちは使ってあげたいと思うんです。

帰国までの後1年、頑張ってもらいたいです。