2013。 | 父と家族の末期がん闘病記

父と家族の末期がん闘病記

2012年6月末、当時65歳だった父が突然、末期の食道小細胞がんとの診断を受けました。
現実と向かい合うため、父との日々を忘れないための記録ブログです。


新年明けましておめでとうございます。


年末年始はダンナさんの実家で過ごしていたり、年明け早々に受ける試験勉強に専念していることもあり、ご無沙汰しておりました。


私は実家に帰って父とお正月を共に過ごすことは出来ませんでしたが、父は姉家族と賑やかに年末年始を過ごすことが出来ました。
今はただただ、父が2013年を迎えることが出来たことに感謝。


実家から離れた九州での初詣では一番に、父が余生を心穏やかに、悔いなく過ごせることをお願いしたことは言うまでもありません。
父から届いた毛筆書きの年賀状も、何度も何度も読み返し、父が生きていることへの幸せをかみしめています。


しかしながら・・・

母や姉の話しを聞くと、クリスマス以降、父の体調は日に日に悪くなっているそうです。
痛み止めの薬を飲んでいるので、耐え難い痛みは無いようですが、手足のしびれや全身の倦怠感がひどく、不眠状態が続いているとのこと。
服用している睡眠薬の効果も全くないそうです。

倦怠感を引きずりながら外出をし、疲れ果て、お風呂で更に体力を消耗し、お酒を飲んで酔っ払って床についても、2時間も寝られれば良い方なのだとか。

いつも2階の部屋で寝ていた父ですが、一人で階段を登り降りすることもままならない状況とのことで、今日からは1階に寝ることに。
がんによる全身倦怠感は、至るところの情報で「 身の置きようのない辛さ 」だと聞き知っていましたが、まさにそのような状態です。
元旦から何度かメールを送っていますが、まだ1度も返信はありません。
いつもはすぐに返信をしてくれる、律儀な父だったのに・・・

お風呂も一人で入るのが大変になり、母の介助が欠かせなくなってしまいました。
そんな父のことを案じてなりません。


遠く離れた地で暮らしている身としては、父の状態を詳しく知りたいという気持ちがあるものの、全く光の見えてこない報告を聞くたびに辛くなります。
母や姉には、介護用ベッドが必要になる日も近いだろうから、すぐにでも介護保険の申請に行くように勧め、次回の診察予約を待たずに病院に行くようアドバイスをしました。
頑固な父は、病院に行くことを拒否しているようですが・・・


1月11日からは私も実家に帰るのですが、それまでの1週間が途方もなく長く感じます。。。


私がダンナさんと仲良く過ごしていること、笑顔で毎日を過ごしていることが父にとって一番うれしいことに間違えないので、父から離れている寂しさを抱えながらも、涙を堪え、ダンナさんとの日々を大切に送るのみ。


ダンナさんは昨日と今日宅直ですが、今朝方入院患者さんの様子を見に病院に行っただけで穏やかな時間が流れています。
父にもこの穏やかな時間を分けてあげたらいいのにな。