夢の中に登場する 緋色の彼女 の話をします。
彼女については↓を見てください。
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仕事帰り。
私は駅から自宅までの帰り道を
一人で てくてく歩きます。
今は日暮れが遅く、6時半でも まだ空が明るい。
きれいな夕焼けだなぁ。
と、ぼんやり歩いていると、隣で気配が動いた。
緋色の彼女が来ました。
(現実世界では もちろん、夢の中の”彼ら”の姿は見えませんが
声と表情は伝わってきます)
『空がきれいね』
「うん。・・・・・・見えるの?」
『ええ。あなたの目を通して』
「そっか」
私と彼女は並んで歩く。
隣にある気配に、私は安心する。
私と彼女は一緒にいるので
こうして同じ風景を見ることができます。
一人で見る夕焼けを二人分にできるなんて、素敵だなぁ
と つぶやくと、
『感傷的ね。ポエムだわ。』
呆れ調子で応答があった。
でも、少し声が柔らかい。
彼女は私に同意している。
今まで誤解やら衝突やらがあったけど、(主に私の過失です。ハイ。)
こうして穏やかに話ができることが、とても嬉しい。
彼女と一緒にいる。
今のここ に来れて、よかった。