桜の下の再会

テーマ:
凝縮された45年の月日が融けて桜の花びらに降り注いだ土曜日の昼下がり

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悠久の時の流れる南の国、ミャンマーから高校の同級生が一時帰国したのに合わせて横浜のディープな薫りが漂う野毛の街で三陽の餃子をつまみながら盃をかさねた。

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時の流れに容姿は抗うことなく年輪を重ねてはいるが、面影は失せること無く微笑みとともに蘇る

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待ちに待ったひと時
もう一人の仲間は急用で濃密な時間を喪った

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とにかく濃厚な時に圧倒されたのを認識したのは、何本かの紹興酒を空けて用を足しに立った時だった

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ここは極楽なのか?

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いや、ここが野毛なのだ!
そして税関をくぐり抜けたブツをテーブルに人数分並べお土産と紹介された頃には宴もたけなわを迎え重い腰を上げることになった。
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ブツの詰まったスーツケースを転がし
薄墨色の空と思いのほか蒼い大岡川のほとりに咲く桜を眺めながら次の宿り木を探すかつての少年達
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目指した飲み屋は準備中で彷徨った果てに煙の充満するウエイティングリストに名前の並ぶ店で飲み直す事になった

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雑多でディープな街

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高校生の頃には近寄り難かった大人の街も今は安らぎの郷になった

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とても45年の空白を埋めつくせはしないが溢れる懐かしい思い出に時を止めたくなった。
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無情の雨に震えたのは川辺の桜か
昔の少年の心か

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秋の心 愁い

テーマ:
過ぎ去ったものが夕暮れの空に
溶けて逝く秋

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終に姿を消してしまったカリン


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カメラに収めた最後の姿と
落ち込むジジイを慰めに現われた
ミケ

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どうしても思い出してしまう
あの光景


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ただ生命維持の食糧補給に
来てみたのだろうが
歓待を受け損ない気分を害し
再訪は当分無いものと思ってた
が、しかし
また様子見に現れたのを機に
ささやかな食事を提供させて頂く
事にした


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ホントに形ばかりで
愛情の感じられない給餌に
不満気な表情が露わなミケ

カリンにはネコ缶やら美味しそうな
トッピングがあったのを恨めしく
記憶に刷り込んでいるのだろうか?

たいして親愛の情もみせずに
食事だけねだる野良ちゃんに
簡単に美味なる食事を差し出す
ヤワなジジイではないのだ

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こうしてカラダをすり寄せてくるとか


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おはようのご挨拶をされると

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そこは若いオネエちゃんと猫には
めっぽう弱いジジイの事
ありったけのゴージャスな
お食事を提供させて頂くのであります

満足気に肢体を伸ばし
至福のときを心置き無く享受して
もらいたいのだけど

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そっと近づきカメラに収めようとすると
俊敏ではないものの
カラダを起こさせてしまうのに
罪悪感を感じてしまう


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寝起きの不機嫌な顔は生き物のつね

ただ、その不機嫌な表情も含め
色んなポーズを取ってくれるミケに
癒される今日この頃であるのは
間違いない

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もうじきやって来る
辛い冬に備えて体脂肪を蓄えて
少しでもささやかな幸せを
感じてもらいたいジジイの
愁いに満ちた願いであった

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