国の天然記念物トキの野生復帰を目指し、新潟県佐渡島で2008年から放鳥された計30羽(1羽死亡、1羽保護)のうち、1歳の雌と3歳の雄が枝をくちばしで渡す「枝渡し」をする姿が19日までに、確認された。枝渡しはトキの求愛行動で、繁殖への期待が高まっている。環境省によると、特定の雌と雄が継続的に枝渡しする姿が確認されたのは、放鳥後初という。
 同省によると、1歳の雌は2月上旬に本州から同島に戻り、この雄と7日から島内で一緒に行動している。2羽が枝渡しする姿が数回確認されているが、雌は別の3歳の雄と枝渡しすることもあり、どの組み合わせで繁殖に至るか流動的な状況という。 

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