システムトレードを極める -4ページ目

トレードソフトはVista上で問題なく動くか?

最近だいぶVistaが普及してきましたね。

Mac OSを意識したかのようなデザインとナビゲーションはたしかにキレイだと思います。

ただ、見てくれ以外の部分、つまり実際の操作はXPと変わらないような気がするのは私だけでしょうか?機能は増えているのですが、普段使うものってやっぱり限られていますから・・・・

それはともかく、Vistaは画面が凝っている分、非常にメモリを食います。

そのため、XPのときよりも処理に負担がかかっているようです。
結果として、いわゆる「重い」ソフトは不安定になりがち。

トレードマシンで気をつけなければならないのはこの点です。

TradeStation、NinjaTrader、eSignal、TraderWorkstation・・・どれも「重い」です。

特に、TradeStation はかなり厳しい。もともと数世代前のOS向けのソフトですから、XPの時ですでに不安定になっていました・・・

NinjaTraderは、Vistaにも公式に対応していますが、表示するチャートが2つ3つくらいならいいのですが、それ以上になると結構しんどくなります。

メモリ増設&常駐ソフトを減らすのは必須ですね。

私は、

メインシステム:NinjaTrader
チャートシステム&データ配信:eSignal
トレードシステム:InteractiveBrokersのTraderWorkstation

と3つのトレードソフトを同時起動しなければならないのですが・・・現状のマシンスペックではVistaはちょっと無理がありました。当面XPでいきます。

そろそろVistaに変えたいと思っていただけに、残念です。

FXと225向きシステムトレードソフトの紹介

システムトレードで欠かせないバックテストと最適化ですが、なかなか素晴らしいソフトウェアを見つけたので紹介します。

このブログで何度も書いているように、私はメインのシステムとしてNinjaTraderを使ってます。

確かに高機能で素晴らしいソフトなのですが・・・ちょっとだけ使いにくい(苦笑)
ソフトもマニュアルも英語ですしね。


で、先日ふと使ってみたのがGeneticOptimizerというテスト専用のソフト。

フォワードテストの機能が充実しているのが気に入りました。

※フォワードテストというのは、たとえば過去3年のデータがある場合、最初の2年でパラメータを最適化し、最後の1年でそれを運用したとしたらどのくらいのパフォーマンスになるかを検証するようなテストのことです。

これ、すごく重要なんですが、対応しているソフトってなかなかないのです。

対応しているテクニカル指標もなかなか充実しています。
(さすがにNinjaTraderよりは少ないですが)

ベーシックなシステムであればこれだけで作れますね。

ただ・・・このソフトは未完成部分があります。
だから安いみたいですが。

興味がある方はサイトを見てください。
もちろん日本語。
ずいぶん手作り感があるページです(笑)
GeneticOptimizerのサイト

↑これです



暴落マーケット用のシステム?

一昨日の上昇で米国株式マーケットはようやく一段落した・・・と思ったのもつかの間、昨夜は途中から大きく下げました。まだまだダウントレンド継続ですね。

ただ、昨夜の米国インデックスは真っ逆さまに落ちましたが、その前日に大きく急上昇しています。

今日下側にブレークするか、それともふんばるか・・・そして、週末にどんなアナウンスが政府から出てくるか・・・これによって来週前半の動きは決まるでしょう。

個人的には、パニック売りが出るようなニュースが出なければ小康状態になると思っているのですが、さてどうなるでしょうか。まあこの手の予測は短期トレードには意味がないので売買戦略には入れませんが。

さて、昨夜は久しぶりにトレードシステムをONにして、売買シグナルを出させてみました。


しかし・・・ダメです(苦笑)

エントリーシグナルがなかなか出ません。
やはりイレギュラーな状態では使い物になりませんね。

もう少しマーケットが落ち着いてからでないと、自分が使っているレンジブレークアウト系のシステムはうまく効果を出せないようです。ブレークしたと判断してエントリーした場合でもリバーサルが強いために、すぐにストップオーダーがヒットしてしまいます。

やはりこういう局面に対処するためのロジックがしっかり設計されていないとこの状況でのプログラム売買は難しいかもしれません。

含み損をある程度許容できる仕様になっているトレンド系スイングトレードシステムなら大きな利益を狙えると思いますが。でもそういうシステムだと普通の状況(1年の7割くらいはそんなにうごかない)で儲からない可能性が大きいでしょう。

最近の荒っぽいダウントレンドをみていると、この手の状況に最適化したシステムを設計しても面白いかもと思いました。

2年に1回くらい使用する、暴落時用のシステム。

時間があるときにでも設計してみようかな。