仕事柄、さまざまな経営者と出くわす。
人は、見た目が9割と言われているが。
多くの経営者とお会いしてきた経験から、その方の第一印象でだいたい、経営者としての人柄、能力、将来性がわかる。
昨日も、東京で若手経営者のワクワクするビジネスプランを聞いた。
彼の経営者としての能力を高く評価していたので、彼の事業の企てを、応援したくなった。
やはり、お会いして心が熱くなるのは、若手の経営者だ。
彼らの事業プランを聞くと非常に起業家としての夢と熱意を感じる。
(一方で、公務員とか行政に近い人々の話は、厳しい言い方をすると面白くない。)
しかし、これは、仕方ない。民間企業の経営者は、リスクをとって事業にあたる。
公の方は、リスクを取らない。補助金や親方日の丸まかせ。旧態依然。
世の中の環境が変化しているのに、その変化に対応できない。つなり、リスクを取って自らを変えようとしない。
リスクを取らない経営者は、真の経営者つまり起業家とはいえない。
ところで、企業とは、読んで字のごとく、事業を企てることです。そのために、人、物、金といったあらゆる経営資源を総動員する。何のために事業を企てるのか。動機はいろいろだろう。まず、経営理念が必要です。この経営理念がその企業の将来性を決定する。
経営理念が立派でも、理念だけでは何も始まらない。
理念を実現するには、何か商品やサービスを世の中に提供しなければならない。
でなけてば、世の中の人はお金を払ってくれない。そこで
何が世の中の役に立つ商品やサービスを用意するなり開発することが必要です。
こうした起業家や企業が考え出した商品やサービスが、付加価値だ。
企業は付加価値を社会に提供することによって、収益を手にする。
(理想論や概念論を語って、収益をまったく考えない、また、収益を上げることを悪と堂々と、語る人がいる。そういう方が起業して成功したケースを見たことがない。)
社会に付加価値、つまり商品やサービスを提供できない企業は、企業として存在することができない。
企業は、社会にそのつくり出した新しい価値を提供して、社会的に認められる。
企業は、世のため、人のために役立って、初めてその存在が歓迎される。
企業が発展すれば、経済が発展する。企業が発展すれば経済が成長する。
企業ことこの世の富を生む。
景気がいいか悪いかは、企業が儲かっているかどうかにかかっている。