法人税の不正ワースト10 | 脱税事件簿ブログ

法人税の不正ワースト10

(概要)
 平成21事務年度(平成21年7月から平成22年6月までの間)の「法人税の不正発見割合の高い業種」、「不正申告1件当たりの不正脱漏所得金額の大きな業種」のワースト10は以下。
 
(1)不正発見割合の高い10業種
1 バー・クラブ 57.9%
2 パチンコ 48.7
3 廃棄物処理 35.0
4 再生資源卸売 33.6
5 土木工事 31.9
6 船舶 31.0
7 一般土木建築工事 30.5
8 職別土木建築工事 30.4
9 金属打抜き・プレス加工 30.2
10 構築用金属製品製造 29.8
 
(2)不正申告1件当たりの不正脱漏所得金額の大きな10業種
1 水運業 96,019千円
2 精密機械器具卸売 46,936
3 建売、土地売買 45,899
4 民生用電気機械器具電球製造 45,437
5 情報サービス 38,810
6 パチンコ 38,163
7 鉄鋼卸売 37,743
8 産業用電気機械器具製造 29,216
9 自動車・同付属品製造 28,654
10 貿易 28,132
【国税庁】
 
(解説)
 パチンコが「法人税の不正発見割合の高い業種」、「不正申告1件当たりの不正脱漏所得金額の大きな業種」のどちらにも顔を出している。いずれ、パチンコ商売の脱税手法についても解説したいと思う。

 

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