「私」のキャラは嘘です。 | だって、ゲイなんだもの。

「私」のキャラは嘘です。

正体はゲイですから。

でも、それをばらすわけにはいかないから、上手に嘘をつかないといけない。

バレたら楽だろうけどね、ある意味。


バレない苦しみは、結婚していないこと・彼女がいないこと・彼女を作ろうとしてい

ない理由を説明できないこと。


嘘をついて作った「私」キャラを真に受け、善意で見合い話を持ち込む人がいない

とも限らない、つーか、親切心で設定された合コンすらも苦痛。結婚適齢期で、見

た目もそこそこ、仕事は堅実となれば、本人はともかく、相手の親に受けはいいよ

な。


でも、わし、ゲイなんだよね。


ゲイであることがバレずに尚かつ結婚対象として狙われないようにするためには、

ゲイ以外の理由で、結婚していない・できないんだ、と思わせる必要がある。



「変な人」と思われること。

「マイペースな人」と思われること。

「結婚できなくても仕方ないし、それでもいいよね」と思われること。


今のところ、かろうじて成功していますね。


成功していますね、というか、実際「変な人」で「マイペースな人」だから、当然とい

えば当然なのかも。でも言われます。



「結婚したら」「子どもはかわいいよ」



わかってますって。


あ。今週のお題は「作り方」だ。

私の場合、どうしたら変な人と見られるか、ということですね。


まず、男社会に背を向けます。これは大事。

男社会を受け入れるともれなく「結婚しなきゃ」がついてくる仕組みになっています。

男社会を受け入れながらも「結婚しなきゃ」を拒むテクニックって、大変なんじゃな

いかしら。仕事もこなして、ポジションも上がって、責任も与えられて、経済的な保

証も与えられて、というのが男社会のメリットかもしれないけど、ゲイ的に幸せなの

かと問われると、僕的にはNOなので。


そうなると、「男社会をうまく受け入れられない」男というポジションが一番いいのか

なぁ、と思います。


「男社会をうまく受け入れられない」というキャラ、ってどういうキャラか。


長くなったので、これは、また、いずれ書きます。



読んでくださってどうもありがとう。