過去のお話～その２～

後に分かったのですが、祖母が母をパチンコに誘ったのは母が離婚する２．３年前からだったようです。
当時小さかった私はあまり記憶が無いのですが・・


月１回程度だった「気晴らし」はいつの間にか週１回ペースになっていました。

「お母さんちょっと、ばあちゃんと出掛けてくるから(・∀・)」

日曜日になると、母は自分から祖母を誘ってパチンコ屋へ行くように。
娘の楽しそうな笑顔・・祖母は安心したのでしょう。

夫に裏切られた時の娘は、今にも死にそうな様子だったから。

また私も母のそんな姿を見て
「お母さんはいつも働いてばかりだから、休みの時ぐらい好きな事をすればいい。」
と思っていました。

ところがその矢先、思いもよらないことが・・

祖母が急に亡くなったのです。母が離婚してまだ１年足らすの時でした。

「これから私、どうしたらいいのよぉぉ！！」

母は泣き崩れ、途方に暮れていました。
１０年前に祖父を亡くしていた母にとって、頼れるのは祖母だけだったのです。

母は祖母からお金を借りていました。
月末に借りて給料日に返す・・そんなやりとりが毎月。
それは自分の給料だけでは生活できていないことを意味していました。

そんな所からも↑の言葉が出たのではないでしょうか。。


お葬式を済ませると意外なことが判明します。

祖母は多額の遺産を遺していたのです。。


つづく。。


過去のお話～その３～