不良のあり方、ストーンズ初体験 | ONE HIT TO THE BODY

不良のあり方、ストーンズ初体験

男なら誰しも不良にあこがれたり悪の魅力に取り付かれる事があるはず。
中にはあこがれるだけではなく、本当に悪の道に入ってしまう人も、、、、
自分も高校生当時は不良にあこがれながらも、あー、でも不良になったら喧嘩弱いけど喧嘩せなあかんし、おかんに怒られるし無理やなーと思いせいぜい机の引き出しに灰皿代わりのコーラの空き缶をしまってたり、連れの家でビールは苦くて飲めへんから赤玉パンチ飲んでたりと。
しょぼい反抗してました。(理由なしよ、まさに)

そんな不良にあこがれてた自分とローリング・ストーンズとの出会いはヒットチャートの1曲としてでした。
1986年、「ワン・ヒット」という曲がシングルになり、たまたまMTVかなんかで見たんですが、その内容はボーカルのミック・ジャガーとギターのキース・リチャーズが喧嘩しながら演奏するというものだったんですが不良にあこがれ募ってる自分にはめちゃめちゃかっこよく映りました。
けどこのギターの奴、悪そーやなー。
麻薬パンパンやってたり下手したら人を殺しとってもおかしない顔しとるなー、これがホンマの不良の顔やなー、ちと怖いと、今思うと(失礼ながら)あたらずとも、、、な感想を抱きました。

今聞くと、ストーンズの作品の中ではそんな傑作という事はありませんが、バラードを除いてかなりテンション高め。
特に1曲目の「ワン・ヒット」から4曲目の「ホールド・バック」まではたたきつけるようなミックのボーカルがかっこいいしプロデューサーのスティーブ・リリホワイトの作った地雷ドラムがズンズン響きます。
ラストのキースの歌うバラード「スリープ・トゥナイト」の渋さは今現在のキースの幽玄なバラードの原点かなと思います。トム・ウェイツのピアノも泣けます。
全体としてはヨタヨタしながらもガンガン突っ走る結構暴力的なアルバムだと自分としては思います。不良にあこがれる男子は是非聞いてみては。あ、タイトルは「ダーティー・ワーク」。まさに不良にぴったり!!



アーティスト: The Rolling Stones
タイトル: Dirty Work