11月26日に行われた、
【仙台市住宅防火防災推進シンポジウム】
に参加して来ました
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
平成26年度住宅防火防災推進シンポジウムを開催します。
1 日時
平成26年11月26日(水曜日)
午後1時30分~4時
2 場所
仙台市福祉プラザ2Fふれあいホール
(会場には駐車場がありませんので、ご来場には公共交通機関をご利用ください。)
3 入場料
無料
※定員になり次第受付を終了する場合がありますのでお早めにご来場ください。
4 主催等
主催:住宅防火対策推進協議会
共催:仙台市消防局
5 シンポジウムの内容
(1) 開会・あいさつ
伊藤 廉
(一財)日本防火・危機管理促進協会理事長
栗村 渉
仙台市消防局長
(2) 基調講演
菅原 進一
東京理科大学総合研究機構教授
(3) 「ダニエル・カールの防災がんばっぺ」
対談者:ダニエル・カール
小野 清
仙台市消防局予防部長
千葉 葵
東北福祉大学総合福祉学部2年
奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」
(4) パネルディスカッション
コーディネーター:菅原 進一
東京理科大学総合研究機構教授
パネリスト:
福井 武夫
消防庁予防課課長補佐
ダニエル・カール
山口 儀浩
仙台市消防局予防課長
八木 彌生
仙台市婦人防火クラブ連絡協議会会長
青木 朋子
㈱仙台シテーエフエム パーソナリティー
永野 愛理
仙台シネマ劇場版「Wake Up, Girls!7人のアイドル」声優
※敬称略。講演者・プログラムについては変更される場合がありますので、予めご了承ください。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
東日本大震災を経験した、ひとりの宮城県民として、以前からこのようなシンポジウムに参加したいと思っていたのと、パネリストに、【Wake Up, Girls!】の永野愛理さんが出席されるという事で参加させて頂く事にしました
という事で、夜勤明けの眠気と戦いながら、会場となる【仙台市福祉プラザ2Fふれあいホール】に向かいます
会場入口で、受付の方から資料を頂きました
中には、防火防災について、様々なパンフレットが入っており、シンポジウムのパンフレットには、出演者一覧
もちろん、永野愛理さんも掲載されていますね
13時の開場まで、ホール前のロビーで待機していたのですが、雨模様の中、多くの方が訪れていました
さて、今回のこのシンポジウム、永野愛理さんがパネリストとして出席されますが、当たり前ですが、いつものような【アニメイベント】ではありません
仙台市主催の【防火防災に関する】シンポジウムという事で、今日は、
《Wake Up, Girls!のあいちゃん》
というよりも、
《仙台在住の大学生 永野愛理さん》
という視点からパネルディスカッションして行くようですね
さて、シンポジウム開始前には、防炎製品の紹介
ステージ後方の暗幕も防炎製のもの
火災の際、
【逃げる為】【火が燃え移らない為】
に、ぜひ防災製品を身につけてほしいとのことでした
13時30分、いよいよシンポジウムの開始です
大学教授の先生のお話を聞いていると、
【火事が起きた際に、実際に自分がどのような行動を取れるのか?】
考えさせられましたね
また、火災探知器は【電池式】で、電池の寿命は、メーカーにもよりますが5年~10年との事で、定期的なチェックが必要なんですね
第2部は、ダニエル・カールさんと東北福祉大学の学生さん、仙台市消防局の方によるトークショー
アメリカでの防火防災への取り組みや、仙台市の防火防災対策など、ダニエル・カールさんの軽妙なトークで、真面目な話ながらも、とても楽しく学ばせて頂きました
そして第2部が終わった所で10分間の休憩に
次の第3部には、いよいよ永野愛理さんが登場という事で、休憩が終わるのを楽しみに待っていました
すると、前の席に座っていた1列目の方々が、おもむろに移動しはじめました
私の目の前の席には、ロングヘアーの綺麗な女性が座っていて、
『このシンポジウムには珍しい、若い女性だな~』
と思っていたのですが、立ち上がり、振り返ったその女性は、なんと永野愛理さん
『えっ』
本当にびっくりした時って、声を掛けたりとか出来ないんですね(笑)
40分近く目の前に座ってらしたのに、永野さんだとは、全く気付きませんでした
そんなドキドキな状態のまま、第3部のパネルディスカッションのスタートです
パネルディスカッションの前半のテーマは、
●防火について●
司会者の先生から、各パネリストに話が振られて行きます
永野さんの順番は最後
途中、仙台市消防局の、
【住宅用火災報知器の維持管理の啓発】
という内容説明の際、スライドに映っていた、勾当台公園野外ステージを見てニヤリとしたのは私だけでは無いはずです(笑)
《仙台市住宅防火防災推進シンポジウム資料より抜粋》
そして、いよいよ永野さんの番です
司会者『それでは、若い世代を対象とした防火の広報という事で、仙台シネマWake Up, Girls!の永野さんお願いします』
永野さん『はい! 仙台シネマ 劇場版Wake Up, Girls!という作品で林田藍里役をやらせて頂きました永野愛理です』
少し緊張した面持ちの永野さん
(当たり前ですよね)
WUGは山本監督が震災時のボランティアをしたことがきっかけで、被災地を元気付けたいという思いから作った作品だと言う事を説明
2014年、仙台市の《春の火災予防運動》のポスターに、Wake Up, Girls!が起用された事もあって、ポスターの7人のように、仙台の街を見守って行きたいというお話をしてくれました
《仙台市住宅防火防災推進シンポジウム資料より抜粋》
また、自分と同じ年代の方々が一生懸命に取り組んでくれた姿を見て、本当に凄いと思ったとも話してくれ、消防局の方からは、
『こういった活動に、若い人が参加する事自体が珍しいんです』
と、お褒めの言葉を頂いたという話も
《仙台市住宅防火防災推進シンポジウム資料より抜粋》
そして、パネルディスカッションの後半は、
●震災時の体験とその後の活動●
震災時、永野さんは、自宅でおばあちゃんと居たそうで、驚いて家からを飛び出し、足を少し怪我してしまったという話をしてくれました
その後、自宅は規制線が貼られてしまい、近くの避難所で同級生達と共に毛布を配ったりと、手伝いをされていたそうです
また、震災後の活動として石巻と仙台で行われた《アルファ米のお渡し会》の写真がスライドに映し出され、
永野さん『震災時は食料の大切さを身に染みて実感しました、なので、お渡し会という形ではありましたが、アルファ米は《命をつなぐもの》という気持ちを込めてお渡しさせて頂きました』
と力強くお話されていました
《仙台市住宅防火防災推進シンポジウム資料より抜粋》
最後に、
永野さん『今回は、仙台でこのようなイベントを開いて頂いた事を、本当に嬉しく思っています。私の地元であり、大好きな街である仙台でこれからも防火防災活動の普及に取り組んで行きたいと思います』
と締めくくっていました
東日本大震災から、3年8ヶ月経過しましたが、やはりあの時の事は、私も一生忘れないと思います
シンポジウムの最後は、ダニエル・カールさんの、
『防災』
のコールに、会場が
『がんばっぺ』
コール
いつもは、
『行くぞがんばっぺWake Up, Girls!』
なので、一瞬間違えそうになりましたが、最後は一体感の有る会場の雰囲気になっていましたね
仙台福祉プラザ・ふれあいホールの定員は、302人との事でしたが、多くの来場者で埋まっていましたね
イベントが終わって、ホールを出た所で、ちょうど永野愛理さんが、いらっしゃったので、
『あいちゃんお疲れ様でした~☆』
と声をかけると、
『ありがとうございます☆』
と、お返事して下さいました
今日は、消防庁や仙台市消防局、大学教授の方々など、普段なかなか関わる事のない方々とのディスカッションで、永野さんも恐らく緊張されていたかと思います
そんな中でも、自らの被災体験を赤裸々に語ってくれた永野さん
これからも、防火防災活動の普及に努めるという、強い決意を持ってお話してくれたその姿に、ワグナーさんでは無い、多くの一般市民の方々が頷いていらっしゃったのが印象的でしたね
今回は、仙台市の各地区のご婦人方々や、防災関係者が来場者の多くを占めており、ワグナーさんは恐らく20~30人くらいかと思います
いつものグッズや法被姿などではなく、会場でも、シンポジウムの内容を組んだ真摯な態度で参加されていたのが素晴らしかったと思います
小さな島国である日本に住んでいる以上、どの地域に居ても災害に巻き込まれる可能性が有ります
先日は、長野県でも非常に強い地震があり
、熊本県では阿蘇山が噴火しましたよね
東日本大震災の際には、水道・ガス・電気などのライフラインが長期に渡って止まり、さらに交通機関はマヒ
商店はシャッターを下ろし、学校や集会所の配給に何時間も並んで、やっと【おにぎり1つとリンゴ1個】を受け取る事ができました
豊かな【平成の日本】では、絶対に体験する事の無いような経験ですよね
日頃から、火災や災害への意識や備えを持って生活する事で、【万が一】の際に、少しでも迅速な対応が出来るよう、これからも様々な事を考えながら生活して行きたいと思います