データ復旧会社
データ復旧会社とは、データ障害の発生している記憶メディアからデータ復旧を行う会社のことをいいます。
現在ほとんどの会社が、成功報酬制(復旧出来なければ無料or作業費や部品代のみ発生)でサービスを行っています。
データ復旧のサービスを行う会社は、現在200社以上あるといわれていますが、その中で、専門的な設備(クリーンルームやクリーンベンチ)などを保持し、自社内で全ての障害に対するデータ復旧作業を行っている会社は10社程度と予測されています。
自社内で対応出来ない障害に関しては、海外や他のデータ復旧会社に委託しているケースなどもあり、またデータ復旧費用も9000円前後~100万円以上と様々な為、データ復旧会社の選択は慎重に行う必要があります。
データ復旧会社を選択する基準としては、
・実際に専門的な設備を保持しているかを確認する。
ホームページ上では、クリーンルームを完備しているという文言や、写真を掲載しているが実際には保持していないという会社も多い為、出来るのであれば、実際に来社して確認することが望ましいです。
設備の見学が不可能な場合でも、来社することである程度の会社規模なども確認することが出来ます。
・ISOやプライバシーマークなどを取得しているかを確認する。
ISOやプライバシーマークの取得を確認することで、ある程度のセキュリティ面や、会社規模などを予測することが出来ます。
・データ復旧費用を電話やメールにて確認する。
現在、ほとんどのデータ復旧会社では、データ復旧費用は、初期診断後に報告する形式(初期診断は無料~1万円程度が多い)が多く、ホームページに明確な復旧費用が掲載されている会社は少ないです。
データ復旧サービスの場合、ハードディスクの容量や、障害の内容により、復旧の難易度が異なるのが原因ですが、症状などを電話などでお問合せをすることである程度の復旧費用は確認出来るケースが多いです。
などがあり、予算、データの重要性などをふまえて会社を選択する必要があります。