茶友に勧められた本を早速購入。
 のっけからハンマーで殴られる衝撃を受けました。あおいさん有り難う(謝々)。

 なんと織部は若い頃から里村紹巴に師事し、連歌に関心が深かったという。なるほど、茶の湯は父の影響で嫌っていたとて、元々の教養は備わっていたということになります。

 遠州は古今和歌集が好きで、和歌への造詣が深いのは、皆さまご存知の通りです。

 では、利休はどうなのだろう?ということになります。利休の詠んだ歌と認定されてはいない「利休百首」ぐらいしか知られておらず、連歌と利休で検索しても「武野紹鷗」や「辻玄哉」ぐらいしか出てきません。

 今丁度、小説の各服ごとに和歌を冒頭に入れるかどうか?で悩んでいるのですが、これの流れで考えると、利休の一生には「本人が造詣が深い訳でなくとも、周りには歌が溢れていた」と言うことになりますよね?

 登場人物たちも歌を詠む人たちが沢山いて(おそらく香西元盛ぐらいしか詠まない人はいないでしょう。その中でも歌会を度々催しているのが、第一部の天下人・細川高国です。

 ここはやはり、各服に和歌を入れましょう!

 この本はじっくり読むことにいたします。